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高齢出産の出産トラブル「子宮破裂」子宮破裂の原因は?症状や予防法など基礎知識

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「子宮破裂」…女性からしたらとても怖い状態ですよね。

ドラマ「コウノドリ」でこのキーワードが出てきました。

高齢の妊婦さんが子宮破裂によって、緊急搬送されるというものです。

 

子宮破裂とはどんな状態?

破裂というと爆発するように、子宮が壊れてしまうイメージでしょうか?

 

子宮破裂というのは、妊娠後半から分娩中に発生する「子宮の裂傷」のことです。

平たく言えば、子宮の一部が切れてしまうのです。

ほとんどが分娩中に発生するもので、特に分娩中に起こる子宮の裂傷のことだけを言うこともあるようです。

 

赤ちゃんの部屋である子宮が切れてしまうのですから、緊急事態であると容易に想像できると思います。

 

子宮破裂が起こる危険

帝王切開を経験した方は、次の出産のときも「帝王切開です」と言われませんでしたか?

やはり帝王切開によって子宮を切ったという経験は、その後の妊娠出産に影響します。

子宮破裂は緊急的な状態です。

 

帝王切開だけが原因ではありませんが、妊娠後半から分娩時にかけて起こる可能性があるのが「子宮破裂」です。

 

破裂という言葉でイメージするのとは少し違い、子宮に切れ目ができ、そこから裂けてしまいます。

とは言っても、赤ちゃんの入っている子宮に切れ目ができるのは一大事です。

赤ちゃん自身もそうですし、大量の出血を伴うという点で母体もキケンです。

 

子宮破裂の基礎知識

子宮破裂は、ほとんどが分娩のときに腹圧に耐え切れずに起こります。

さて、この子宮破裂について気になることを書いていきます。

 

どうして子宮が破裂するの?

子宮破裂が起こる原因は色々とあります。

まれではありますが、自分に起こらないとは言い切れません。

 

では、何が原因となって子宮が切れてしまうのでしょうか?

 

1.傷痕があることで起こる子宮破裂

瘢痕(はんこん)性子宮破裂と言います。

 

・子宮に対する手術の経験がある

帝王切開を受けたことがある、子宮筋腫の手術を受けたことがある、人工中絶をしたことがあるなどがあります。

この場合、子宮に傷痕があるため、そこから子宮が切れてしまいやすくなってしまうのです。

 

2.傷痕がなく起こる子宮破裂

非瘢痕性子宮破裂と言います。

 

・たくさんの子どもを出産した妊婦

・巨大児で子宮の壁が薄くなっている妊婦

・陣痛が強すぎる

・子宮収縮剤の不適切な使用

・骨盤内に腫瘍がある

・産道がやわらかくならない「軟産道強靭」

・交通事故などの外傷

 

自然な状態での子宮破裂は、傷痕のある場合の子宮破裂に比べるとより頻度が少なくなります。

 

子宮破裂の症状

子宮破裂が起こったらどんな症状が見られるのでしょうか?

 

・強い陣痛

・母体に過度な負担(呼吸数や脈拍の上昇)

 

子宮破裂を起こす場合、これらのような兆候が見られます。

次いで以下のような症状に移行していきます。

 

・強い腹痛

・陣痛の消失

・大量出血

・顔面蒼白

・血圧低下

・胎児心拍異常

・チアノーゼ

 

ただ、兆候が見られずに突然発症することもあります。

 

どうやって対処するの?

分娩時に子宮破裂が起こると出産が滞ります。

それだけではなく、ママは出血によるショックで、胎児は裂け目から子宮の外に出てしまうことで死亡する可能性があります。

 

ママを助けるためには、輸血をして体の状態を落ち着かせます。

胎児を助けるためには、帝王切開に切り替えて取り出します。

 

裂けた子宮はどうなる?

子宮破裂は完全子宮破裂と、不完全子宮破裂という二つに分けられます。

完全子宮破裂は子宮が表面まで裂け、子宮の外側から内側が見えます。

不完全子宮破裂は子宮の表面は破れておらず、子宮筋層までで断裂がとどまります。

 

このように、一言で子宮破裂と言っても状態はさまざまです。

場合によっては緊急開腹手術によって縫合することができます。

ですが、裂けた状態によっては一刻を争う状態になりますので、子宮を全摘出してしまいます。

 

赤ちゃんが助からない場合も…

子宮破裂は緊急的な状態です。

ドラマ「コウノドリ」でも取り上げられていましたが、ドラマの中では赤ちゃんは助からず、子宮を全摘出という形でした。

ドラマでは不妊治療の末の妊娠だっただけに、これからの可能性まで無くなる結果になり、つらいものがありましたね。

 

子宮破裂は自分でできることが少ない分、医師との綿密な打ち合わせが大事になってくるでしょう。

 

子宮破裂の予防法は?

帝王切開の経験などから子宮破裂の可能性が考えられる場合には、陣痛前に帝王切開を選択することがあります。

はじめからリスクを避けて通るのですね。

 

ただ、まれなケースではありますが何の症状もなく子宮破裂が起こることもあります。

その場合には緊急的な処置をするしかありません。

 

傷痕のある場合は、医師とよく相談を

帝王切開を経験したり、子宮筋腫の手術を受けたことがあったりする場合、子宮破裂の可能性が高まります。

まれなケースとは言っても、全く起こらないという保証はどこにもないわけです。

そのため、すでに可能性が考えられるのならば、きちんと医師と話しておくべきでしょう。

 

ふいに起こるものは避けようがありませんが、意識を持っておくだけで普段の生活の仕方が変わるはずです。

 

(Photo by:写真AC

著者: Roddyさん

本記事は、2016-07-13掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


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