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体は大きく、中身は子ども?思春期以降のトリプルX症候群で見られる特徴って?

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染色体異常を持っていても、正常な子どもと変わらずに成長して行くこともあります。

そんな染色体異常のひとつがトリプルX症候群という先天性疾患です。

「XX」が「XXX」に

人は遺伝子の情報を乗せた染色体を持っています。全部の染色体が2346本あるのに対して、そのうちの1対が性別を決める性染色体です。

 

性染色体は、女の子ならXX、男の子ならXYという染色体の組み合わせを持っています。ところが時に、女の子の染色体がXXXのようにXの多い形になることがあります。これが、XXXやトリプルXと言われる染色体異常で約1000人に1人の割合で発生すると言われています。

 

症状は「特になし」?

このXXX症候群があるからといって、重大な症状が出ることはほとんどありません。

思春期以降、第二次性徴期の始まる年齢のXXX症候群の子の症状を見てみましょう。

 

 

どんな体型に育つの?

元々出生時の平均体重は、健康児の平均体重に比べると若干小さいです。

 

ですが、8歳ごろまでは正常な染色体を持っている女児よりも身長の伸びが早く、平均では2,3cm高くなることが多いです。

また手足が長く細身の体つきになることが多いとされています。

 

それに対して身長の割には低体重になることが多く、華奢でひょろっとした印象になります。

 

 

体型に相反する中身

XXX症候群の女児は、内向的な性格の子が多いとされています。

さらに重度のことは少ないけれど精神的に発達が遅れていることが多くあります。

そのため身体的には平均よりも大きく、精神的には同年代の子よりもいささか未熟になりがちなのです。

 

→精神発達は小児期の色々な刺激(身体的・精神的)によって伸ばすことができます。小児期の活動がその後の発達に影響を及ぼすことが言われています。

 

 

学校生活は?

多少の発達遅滞は認められますが、多くは普通の学校生活を送ることができます。

ただ特に学年の最初や入学など、環境が大きく変わる場面が得意ではない傾向があります。

ただ、正常な染色体を持つ子どであっても性格特性によっては、こうした困難を抱える子は大勢います。その程度と考えて大丈夫でしょう。

 

家庭での学習環境を整えてあげることも大切ですが、可能ならば教師との連携の下、対応について考えておくとよいでしょう。

 

 

第二次性徴はやってくるの?

性染色体に異常があるということで、女性としての成長が始まる思春期には心配があるかもしれません。

 

ですが、女性ホルモンの分泌や女性器などに関しては、通常の女児と変わりはありません。

卵巣や子宮などに異常はなく、胸の膨らみや体毛の変化なども普通に訪れます。もちろん妊娠出産も可能です。

 

成長時の症状悪化にだけ注意!

基本的にXXX症候群自体が悪化していくということはありません。

しかし、背部の障害が幾分か増すことがあるとされており、それに対しては注意を払う必要があります。

医師の指示の下、小さい頃からの筋肉強化などの刺激によって予防できます。

また成人期においてはXXX症候群の合併症が発生するなどのことは、確認されていません。

 

(Photo by:pixabay

 

著者: カラダノート編集部

本記事は、2016-08-02掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


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