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先天奇形「口蓋裂」…手術のタイミング、術後の訓練…再手術はあるの?

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普通上あごが裂けていることはありません。
けれど、それが生まれつき起こるのが「口蓋裂」という病気です。
ドラマ「コウノドリ」で、この口蓋裂が取り上げられていました。

 

上あごが裂けている「口蓋裂」

口蓋というのは上あごのことです。
胎児のとき、誰もが途中の段階では口蓋裂の状態です。
けれど体ができ上がっていく過程で、上あごの裂け目は閉じられます。

 

この発生の過程が途中で止まってしまうのが、口蓋裂です。
口は外の世界に開かれている器官ですから、裂けているという状態は、赤ちゃんによくありません。
具体的には哺乳の力が弱かったり、風邪をひきやすかったりします。

 

 

いつ手術する?手術後は?

口蓋裂を持っている場合、手術によって健康児と同じくらいに回復させることができます。
では、口蓋裂の手術について詳しく見てみましょう。

 

手術の時期

口蓋裂の手術の実施時期は病院によっても違います。
ただ、大体ですが12ヶ月から6ヶ月頃、体重などを加味して決定します。

口蓋裂の手術は早ければそれだけ良いということではありません。
早ければ発音の機能は良くなる可能性が大きくなるのですが、上あごの発達が著しく障害される可能性があります。

 

吸う・吹くの訓練があります

手術後は、できるだけ吸う・吹くなどの「鼻咽腔閉鎖機能」の訓練を始めます。
訓練はストロー吹きなどで行います。
85%の患者さんは簡単な訓練で鼻咽腔閉鎖機能を獲得でき、これが言語機能を左右します。

 

適切な時期に行う言語治療

口蓋裂では口腔内が障害されてしまうため、発声に支障が出ます。
そのため手術を受けた後、言語治療を行うことで、さらに良好な結果を得ることができます。
できるだけ術前から術後にかけて、言語治療を受けることが大切です。

 

本格的に言語治療に取り組めるようになるのは、4歳くらいからです。
その時期から本格的に訓練し、小学校入学前くらいに、正常言語の獲得ができるとされています。

 

再手術

多くの患者さんは一回の手術で、機能が回復していきます。
特に最近は手術の進歩によって、再手術を受けることは激減していると言います。
もし再び手術が必要になったという場合にも、スピーチエイドという発音補助装置をつけることで、言語の改善が見られることが多いです。

 

 

問題なく育っていける子が多い

口の中を見たときに、そこにあるはずのない裂け目があるというのは、最初はショックかもしれません。
けれど、治らない病気ではないですし、命の危機に直結するわけでもありません。
冷静に口蓋裂について理解し、治療の計画について練っていきましょう。

 

 

(Photo by:写真AC

著者: カラダノート編集部

本記事は、2016-08-02掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


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