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育児・子供の病気

手術を受けた後に気になるコト・大血管転位、それぞれの手術後に注意するべき合併症

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新生児早期のチアノーゼが起こる…そんな疾患の中でも多くを占めるのが「大血管転位」という、先天性の心疾患です。発生頻度は2000人に1人とそんなに多くはありません。

 

大血管が違うところにくっついて生まれてくる

 

心臓からは「肺」「その他の全身」それぞれに血液を送る大きな血管があります。

 

「肺」に血液を送るのは「肺動脈」で、それには右心房と右心室がつながっています

 

そして「その他全身」に血液を送るのは「大動脈」で、それには左心房と左心室がつながっています。

 

 

大血管転位という病気は、生まれながらにこのそれぞれの大きな血管が逆くっついている病気です。このため、チアノーゼや心不全など色々な症状が出てきます。

 

 

そのため、もし治療をしないで過ごしていると、1ヶ月で約50%、半年で約85%が死亡するとされています。

 

 

手術した後…どうなる?

 

この心臓の状態は、多くは手術によって治すことができます。基本的には、間違ってくっついている血管を正しい場所に戻してあげる手術をすることになります。では手術をした後はどうなのでしょうか?

 

 

 

合併症への注意をしていくべき

 

手術を受けた後の患者さんは、その後定期的に病院に通う必要があります。

 

 

 

・大血管スイッチ術後の注意点

 

手術を受けた後であっても、

 

「肺動脈狭窄」

 

「大動脈弁逆流」

 

「冠動脈の狭窄」

 

などの合併症が起こる可能性があります。この合併症は大血管を元の場所に戻す、大血管スイッチ術を受けた患者さんに起こります。この手術はⅠ型、Ⅱ型と言われる患者さんで行います。

 

 

・ラステリ手術後の注意点

 

一方で、ラステリ手術という手術をすることがあります。これはⅢ型の患者さんで行う手術で、動脈血を大動脈に、静脈血を肺動脈に流すようにする手術です。この場合、成長とともに「再手術」が必要になることがあります。

 

さらに抜歯などで「感染症」が起こりやすく、抗生剤の予防的な内服が必要です。

 

 

 

・心房内血流転換手術

 

稀ですが上記の手術が行えない場合に選択される手術です。術後の合併症としては、「不整脈」

 

「右心機能低下」

 

「三尖弁逆流」

 

などがあります。

 

※三尖弁は、右心房と右心室の間にある弁です。

 

 

手術後も一生付き合っていく必要

手術をして心臓の状態を正常にしても、成長と共に合併症が起こる可能性が残ります。そのため定期的に病院に通う必要はありますし、生活の中でも合併症の発生について注視していかなければいけませんね。

 

 

 

(Photo by:写真AC

著者: Roddyさん

本記事は、2016-07-30掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


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