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精度99%と誤解していませんか?新型出生前診断で、本当に理解するべき数字とは?

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新型出生前診断を知っていますか?
2012年頃にマスコミで報道され、新しい検査方法に心躍ったのを覚えています。
そのときは同時に、安易な中絶を選択する人が増えるのではという報道もされていました。

 

 

注目された「新型出生前診断」

出生前診断というと、羊水検査が一般的によく知られています。
羊水検査はママのお腹に針を刺し、羊水を採取して検査します。
お腹に針を刺すということで、流産の可能性がゼロではありません。
赤ちゃんがお腹にいるのに針をさすというのは、ママの精神的な負担でもあります。

 

これに対して、新型出生前診断は採血によって容易に染色体異常の可能性を調べられます。
そのため妊婦さんにとっても非常に簡単で、流産の可能性もなくなります。その点が注目され、大きく報道されました。

 

 

99.1%の精度は間違い?

「血液検査によって、ダウン症を99.1%検出できる」と言われると、「検査の精度が99.1%」と思ってしまうでしょう。
しかしそれは違います。
ここでは新型出生前診断で検査することのできる染色体異常のうちの代表、ダウン症を例に書いていきます。

 

「ダウン症なのに陰性」と出ることがある?!

99.1%とされているのは「感度99.1%」です。

 

この意味は「ダウン症児を妊娠している人を検査した場合、陽性と結果が出るのが99.1%」ということです。

 

これはすなわち残りの0.9%はダウン症児だけれど「陰性」と結果が出るということを意味します。

 

「ダウン症ではないのに陽性」と出ることがある!?

「特異度99.9%」という数字もあります。

 

これは「ダウン症ではない子どもを妊娠している人を検査した場合、99.9%は陰性と結果が出る」ということです。

 

つまり残りの0.1%はダウン症ではないけれども「陽性」という結果が出るのです。

 

的中率にも注目!

この検査は検査を受ける人によっても精度が変わってきます。

 

検査を受ける集団がダウン症の発生率の高い高齢妊婦ならば、陽性の的中率は高くなります。
例えば40歳くらいなら約90%になるそうです。

 

一方でこれがダウン症の発生率の低い20代の妊婦だとどうでしょう?
若くなると的中率はぐっと下がり、約50%程度になってしまうとされています。

 

 

正しい認識を持ちましょう

これらの検査はあくまでも可能性を指摘するものです。
この検査によって、陽性が出たからといって、それで確定診断になるわけではありません。

 

99.1%のような数字は検査会社から報告されている数字ですが、こうした検査がどういう対象において行われたのかも知るべきです。
もし高齢妊婦を対象にしていたら、若い人にはこの結果はあてはまらなくなるわけですからね。

 

新型出生前診断を受けるのならば、こうした点をよく知っておく必要があります。

 

(Photo by:写真AC

著者: Roddyさん

本記事は、2016-07-28掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


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