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ガン・悪性腫瘍

温熱療法と放射線療法~二つの療法の相互作用~

 

温熱と放射線の組み合わせは細胞や組織に対して相補的な効果だけではなく時には相反する効果が表れる可能性があります。

 

二つの療法の相互作用              

放射線はDNAを損傷させて抗腫瘍効果を示しますが、一部の腫瘍細胞はDNAの修復によって生き残ります。

温熱療法ではDNAの修復過程を抑制しますので放射線の治療効果が増強すると考えられています

また、温熱療法は放射線が苦手としている細胞周期のS期の後半に効果がありますので、この両者の作用点の異なる攻撃も効果向上の要因だと考えられています。

放射線と温熱の増感は細胞レベルにおいても組織レベルにおいても両者が同時に行われたときに最も効果が高くなります

 

 

この療法の適応は?               

難治性の腫瘍への適応が考えられています。

局所制御が困難な腫瘍に対して温熱療法を上乗せして局所制御率の向上をはかるものとして肺がん膵がん再発腫瘍などの疾患があげられます。

 

他にも集学的治療の中での利用が考えられています。

温熱療法は多くの化学療法を増感することが知られていますので、消化器腫瘍婦人科腫瘍の局所効果増強に役立つ可能性を秘めています。

 

 

放射線の増強効果は正常細胞に対しても起こりますので有害事象が強く表れないように慎重に治療を進めていくことが重要になります。

 

 

 

 

(Photo by //www.ashinari.com/2011/12/11-354656.php)

著者: albaitinさん

本記事は、2016-07-29掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


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