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「ノンカフェイン」で得られるメリット!抗酸化作用とアンチエイジング効果のある「紅茶フラボノイド」とカテキン「EGCG」とは?

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近年、欧米のコーヒーチェーン店ではスタンダードになっている「デカフェ(カフェイン含有量が0.2%以下に除去されたもの)」が日本でも採り入れられるようになってきています。

 

また、コーヒーだけでなく紅茶や緑茶にも「カフェインレス・ノンカフェイン」の流れが広まってきているようです。

 

カフェインが避けられる理由と安全なカフェイン除去法について見ていきましょう。

 

カフェインがもたらす影響

カフェインは少量で時々摂取するのであれば「眠気覚まし」や「解熱」に有効ですが、大量・頻回の摂取では「依存・不眠・頭痛・高血圧・心疾患」などが生じる可能性があり、健康に悪影響を及ぼすと考える方も多くなってきています。

 

ただ、コーヒー豆からカフェインを除去する方法にはいくつかの種類があり、中には有機溶媒を使用し残留の可能性があるものも存在します。では、どの方法が安全性が高いといえるのでしょうか?

 

カフェインの大量摂取は悪影響?

カフェインとは、アルカロイド(強い生物活性を持つ窒素含有の有機化合物)の1種であり、アデノシン受容体に拮抗し興奮作用を示します。主に、覚醒・解熱鎮痛・強心・利尿作用があり、医薬品では総合感冒薬や鎮痛薬に用いられています。

 

カフェインの有効性(一日3杯以下の適量である場合) 

・脳卒中予防

血栓溶解酵素(t-PA)を活性化し、血栓溶解促進する

 

・心不全の予防

抗酸化物質による動脈硬化予防、カフェインへの耐性による高血圧リスク低下

 

・ダイエット効果

脂肪分解酵素(リパーゼ)を活性化し、脂肪分解促進する

 

・眠気の軽減

交感神経を刺激し、覚醒を促す

 

・リラックス効果

副交感神経を活性化させ、リラックスを促す

 

一方で、人によってはカフェイン摂取が「不眠・胃腸機能障害・気分障害・偏頭痛」に繋がることがあるとされています。

 

またその他にも大量摂取で骨粗しょう症(カルシウム排泄)・貧血(鉄分の吸収阻害)・心不全(心拍数の増加による収縮機能低下)などの原因になる可能性も示唆されています。

 

また、代謝酵素CYP1A2で代謝されるため、この阻害作用のある薬と併用すると、血中濃度が高まり作用が強く出る薬物相互作用を示すことがあります。

 

コーヒーによるカフェイン摂取は、マグカップ1杯までが限度

カフェインの1日摂取基準は、国内基準はありませんが、海外125mg(フィンランド)~400mg(カナダ)程度とされています。

コーヒーはマグカップ1杯程度(=コーヒーカップ約2杯分)で基準量の125mgに達してしまいます。

 

■コーヒーカップ1杯分のカフェイン量(150ml当たり) 

・玉露(180mg)

・ドリップコーヒー(100mg)

・インスタントコーヒー(65mg)

・ココア(50mg)

・紅茶(30mg)

・緑茶(30mg)

 

代表的なカフェイン除去法3つと安全性について

では、「デカフェ」にする方法にはどのようなものがあるのでしょうか?コーヒー豆からカフェインを除去する製法(脱カフェイン法)には、大きく分けて以下の3種類があります。

 

1)有機溶媒抽出法

2)水抽出法

3)超臨界二酸化炭素抽出

 

このうち、安全性が比較的高いとされているのは2・3の方法であり、1に関しては有機溶媒が水抽出法よりも多く残留する可能性があるため日本では食品衛生法により輸入が認められていないようです。

 

現在の主流は、水抽出法に分類される「スイス式ウォーターメソッド」であり、コーヒーチェーンや市販品に数多く用いられています。

 

■有機溶媒抽出(ケミカル・メソッド)

蒸気でコーヒー生豆を膨らませ軟化させた後、水とジクロロメタンなどの有機溶媒の入った抽出槽に移し、脂溶性の高いカフェインを有機溶媒相に溶け出させ抽出するという方法です。

 

【メリット】水溶性成分の損失が少ない、安価である

【デメリット】風味が落ちる(カフェイン以外の脂溶性成分も同時に損失してしまう)、有機溶媒が微量残留する可能性がある

 

■水抽出法(ウォーター・メソッド)

1段階目に、水でコーヒー生豆を還流して水溶性成分ごとカフェインを抽出し、2段階目にこの抽出相へ有機溶媒を加えて、カフェイン抽出し、その後有機溶媒を除去した後元のコーヒー豆と混合して水溶性成分を豆に戻すという方法です。

 

【メリット】有機溶媒抽出法より安全性が高い(生豆に有機溶媒を直接接触させないため)

【デメリット】有機溶媒抽出より高価である、風味が落ちる、有機溶媒が微量残留する可能性がある

 

■超臨界二酸化炭素抽出

二酸化炭素に加温加圧し、「超臨界流体(気体と液体の両性質を持つ)」の状態にした後、コーヒー豆を接触させて、液体と気体の性質(豆内部への浸透性と容易な拡散(除去)性)を利用してカフェインを吸着し効率的かつ安全に除去できるという方法です。

 

【メリット】有機溶媒を用いないため安全性が高い

【デメリット】旧来の方法より高価である

 

■その他

□スイスウォーターメソッド(スターバックスやその他市販品で採用される水抽出法の一種)

カフェイン抽出の際に、カフェイン以外の成分が飽和濃度になった液体(それ以上溶出できない状態)にコーヒー豆を還流させ、豆からカフェインのみを抽出除去する方法です。

 

【メリット】有機溶媒を用いないため安全性が高い

【デメリット】旧来の方法より高価である

 

カフェインをやめると、神経興奮による不調が治まる? 

では、カフェインを除去すると体のどのような変化が現れるのでしょうか?実際にカフェインを抜きにして生活された方のブログでは、以下のような改善が見られたと述べられています。

 

・睡眠の質の向上

・胃腸の痛みやイライラの回数・肩こりが減少

・頭痛の回数の減少

・体の倦怠感が軽減

・生理前症候群(PMS)が減少

・貧血の改善

 

このように、カフェインを抜きにすることで、主に神経興奮による不調や依存による体のだるさが改善される可能性があります。症状に心当たりがあるものの原因が分からないという場合、一度カフェインを抜きにしてみることが解決の糸口になるかもしれません。 

 

高い抗酸化力のカテキン『EGCG』抽出には80℃加熱が必要?

高い抗酸化力のカテキン『EGCG』には、ビタミンの約90倍の効果がある

 

近年では、様々な病気の原因(動脈硬化、心筋梗塞、狭心症、脳卒中、癌など)になる『活性酸素』を消去することの出来る物質として、『抗酸化作用』のある食物に注目が集まっています。中でも比較的安価で手軽に摂取でき、非常に高い抗酸化作用があるとして注目されているのが、茶葉に含まれる『カテキン』です。

 

このカテキンにはいくつかの種類があり、中でも最も高い抗酸化力を持ち、ガレート基という特殊な官能基を持った物質を『エピガロカテキンガレート(EGDG)』と言います。

 

この物質の持つ抗酸化力は、ビタミンCの約90倍、ビタミンEの約23倍であるとも言われ、様々な疾患への治療薬としての期待が高まっています。

 

『カテキンの種類』はいくつある?

カテキンには以下の8つの種類が存在し、『ガレート型』と『遊離型』に分類されます。

 

◆ガレート型カテキン…エピガロカテキンガレート(EGCG)、エピカテキンガレート(ECG)

◆遊離型カテキン…エピガロカテキン(EGC)、エピカテキン(EC)

 

⇒茶葉中のカテキン含有量は、 EGCG>EGC>ECG>EC の順に多いと言われています。

 

※『エピ』は摘芽後の酵素失活のための加熱以外の加熱が行われていない状態、『ガロ』はカテキンから水酸基(親水性を示す)が増えたもの、『ガレート』はさらに脱水縮合により3つの水酸基が増えたもの。ガレート基は比較的疎水性の性質を示す。

 

茶葉(カテキン)の扱い方と抽出方法について

◆『EGCG』を構造変化させないためには?

次の5点は、カテキンの効果を高めるために重要であると言われています。

 

1)摘んだ生茶葉がある場合、すぐ加熱処理を行う。

⇒カテキンを酸化させる酵素の活性が止まる。

 

2)高温加熱を行い過ぎない。

⇒酸化が進み(天然型を示す『エピ』が取れたもの:熱異性体に変化)約50%が抗酸化力の弱い状態に変化してしまう。

 

3)市販の緑茶飲料より自宅で作るようにする

⇒市販の飲料は高温加熱処理により、熱異性化されている。

 

4)茶葉購入は、2週間~1ヶ月で使い切れる少量を心がける

⇒酸化防止のため。

 

5)乾燥剤を入れ、冷蔵庫で保存する。

 

◆『EGCG』抽出方法とは?

 エピガロカテキンガレート(EGCG)は溶液中で82℃から加熱による構造変化が起こるとされています(生理作用の低下)。また、比較的疎水性の性質を持っているので、20℃以下の低温では抽出されにくいと言われています。

⇒最も適している抽出温度は、70℃以上~80℃以下が好ましいとされているようです。

 

<正しい抽出方法>

◇70℃~80℃程度のお湯500mlに、4~6gの茶葉を入れ、5分以上かけて抽出を行う。

 

『カテキン』の具体的な効果とは?

主に以下の5つの効果が報告されています。

 

1)抗ウィルス効果

インフルエンザ薬「アマンタジン」の100倍効果があると言われている。

 

2)動脈硬化予防

LDLコレステロールの酸化反応が15分遅れて起こった(カテキンを78.8%含んだものを1日600mg、2回に分けて1週間投与)。

 

3)抗がん作用

発生段階だけでなく、成長段階においても効果を示した。

 

4)内臓脂肪減少

12週間の調査で有意な結果を示した(340ccあたりカテキン580mg含有の飲料を毎日飲用)。

 

5)アルツハイマー病の進行抑制

特に近時記憶の改善に関して、顕著な改善が見られた。

 

カテキンの抗酸化力を維持しようと思ったら、3~4時間ごとにお茶を飲まれることが必要(一日8杯程度)であるようです。基本的には水に溶けやすく、排出しやすいので問題は無いようですが、大量摂取による肝機能障害などの副作用の報告もありますので、上記の量程度に留めておいた方が良いと言われています。

 

気軽に摂れる抗酸化物質で、健康維持を始めていきましょう!

 

アンチエイジング!抗酸化作用のある「紅茶フラボノイド」とは

食後やティータイムなどに飲用される紅茶は、インドやイギリスでは習慣的に飲まれており、日常生活に欠かせないものであるようです。日本でも愛飲している人が多く、気分をリラックスさせたり、油分の多い食べ物を食べた後に口の中をスッキリさせたりする効果があります。その他にもあまり知られていないかもしれませんが、抗酸化作用のある「紅茶フラボノイド」という成分が含まれています。

 

■紅茶フラボノイドとは

紅茶などのお茶の葉には、「タンニン」というコクや色、渋みのもとになる成分があります。タンニンはお茶の木の中でも紅茶に主に使われる「アッサム種」に多く含まれており、健康によいさまざまな作用があります。紅茶に含まれるタンニンのうちの一つを紅茶フラボノイドといいます。フラボノイドとは、ポリフェノールの一種で、紅茶以外にも緑茶や果物や野菜にも含まれております。

 

■紅茶フラボノイドの抗酸化作用 

紅茶フラボノイドは「抗酸化物質」であるとされており、体の老化の原因となる活性酸素に対抗する力を持っているようです。活性酸素は細胞や血管を傷つけ、糖尿病や高血圧などの生活習慣病の原因となったり、がんを引き起こしたりします。紅茶フラボノイドは、コレステロール値を下げたり動脈硬化になるのを防いだりしますので、これらの病気を予防する効果があります。心筋梗塞の発症率を下げたり血管を強化するといった研究結果も報告されているようです。

 

いろんなお菓子と相性が良く、リラックスした空間を演出してくれる紅茶ですが、老化を防ぐ効果もあるというのは嬉しい話です。これまでコーヒー派だったという人も、毎食後やティータイムなどに少し取り入れてみるのはいかがでしょうか。

 

(photoby:pixabay)

著者: カラダノート編集部

本記事は、2017-04-01掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


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