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健康診断・健康管理

スーパーフードの一種「ビーツ(赤い野菜)」は、運動パフォーマンスを上げる効果がある?

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近年、ロシア料理に使われる食材として日本でも知られている「ビーツ(赤色のアカザ科の野菜)」が、スーパーフードの一種として注目されています。

 

ビーツは「飲む輸血」としても知られるように高い栄養価があり、また野菜の中でも「硝酸塩」が豊富に含まれており、これが血液中で一酸化窒素(NO)となって血流を良くするという一風変わった特徴を持っています。

 

海外の研究では、ビーツをジュース状にしたものを飲んで運動を行ったスポーツ選手のパフォーマンスが上がったなどして補助飲料としての活用も期待されているようです。

 

ビーツとは? 

ビーツ(Beats)は、赤カブのような外観をしていますが、ホウレン草と同じアカザ科に属する植物です。味はショ糖が多く含まれており独特の甘みを持ちます。また、「食べる輸血」と言われるほど栄養素が豊富で「ビタミン類・葉酸・マンガン・食物繊維」が豊富に含まれています。

 

健康への効果としては「抗老化・動脈硬化予防・整腸・便秘解消」が期待できるとされています。

 

栄養素の特徴と具体的な効果 

■豊富な栄養素(ビタミンC/ビタミンB/葉酸/マンガン/食物繊維)

■抗酸化物質を含む

■脳の血流改善(硝酸塩)

■ホモシステイン低下による抗動脈効果(ベタイン:フィトケミカル)

■DNA合成促進(葉酸)

■心拍数を整える(カリウム)

 

100g辺りの栄養価(根・生) 

・食物繊維:2.0g

・エネルギー:43kcal

・たんぱく質:1.68g

・脂質:0.18g

・炭水化物:9.96g

・カリウム:305mg

・マンガン:0.35mg

・ビタミンA:2μg

・ビタミンC:3.6mg

・ビタミンB1(チアミン):0.31mg

・ビタミンB2(リボフラビン):0.27mg

・ビタミンB3(ナイアシン):0.331mg

・ビタミンB5(パントテン酸):0.145mg

・ビタミンB6:0.067mg

・ビタミンB9(葉酸):80μg

 

ビーツ摂取で血中一酸化窒素が増加する? 

ビーツには他の野菜と同じく「硝酸塩」が含まれており、その中でもビーツは高含有となっています。硝酸塩は血中で亜硝酸塩となりNO(一酸化窒素)を発生します。

 

NOは循環器系血管を柔軟にし拡張すると考えられており、「血圧低下・動脈硬化予防・血流増加・ダイエット効果・老化防止・基礎代謝の向上・免疫力向上・脳神経の活性化」などが期待されています。

 

ビーツジュース摂取による臨床試験の結果 

■硝酸塩摂取で、酸素消費量が減少したという臨床試験(PMID: 21407132)

【試験要旨】

11人の高レベルサイクリストとトライアスリートを対象に、テスト3時間前に硝酸ナトリウム(10mg/kg 体重)を摂取したところ、硝酸塩を摂取した群の酸素摂取量が下がった。

 

■ビーツジュースの継続摂取で、運動パフォーマンスの向上が見られたという臨床試験(オランダ・マーストリヒト大学)

【試験要旨】

6日間の濃縮ビーツジュースと偽薬との比較実験(10kmTTのタイム計測)を行ったところ、ビート摂取群は偽薬と比べて1.3%の向上した。一方で、実験2時間半前に濃縮ビーツジュースと偽薬との比較実験(1時間TTのタイム計測)を行った結果、変化は見られなかったことから、一定期間摂り続ける必要があると結論付けられている。

 

このように、ビーツにはNOが何らかの作用を及ぼし運動パフォーマンスに寄与していると考えられています。ただ、硝酸塩の高用量の摂取に関しては、専門家によっても安全性への見解は二分しており、できる限り適量摂取に限ることが推奨されています。 

(photby:pixabay

著者: カラダノート編集部

本記事は、2016-08-01掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


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