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海外で変異型の報告!H1N1インフルエンザウイルスの状況について知っておこう!

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近年、米科学アカデミー紀要(電子版)に「豚インフルエンザH1N1の亜型発生の可能性があり、その病原性は2009年流行の新型インフルエンザに相当すると予測される」という中国研究機関からの論文が掲載されました。日本国内でも注意報発令に気をつけるなどの警戒が必要です。

 

中国研究機関の変異型に関する報告

従来、H1N1型(最も危険性の高いA型のインフルエンザウイルスに属する)は、2009年にパンデミック(大流行)が起こって以降、毎年強い感染力を示していましたが、変異型は確認されないとされてきました。

 

しかし、近年の中国の研究機関(中国農業科学院動物インフルエンザ基礎・予防コントロール研究革新チーム)からの報告では、H1N1型のハイブリッドウイルスである「ユーラシア型・鳥型豚H1N1インフルエンザウイルス(※)」が検出されたと報告されています。

 

(※2009年のパンデミックH1N1ウイルスと鳥を介して感染した豚インフルエンザウイルスが変異したもの

 

同研究機関によれば、このハイブリッドウイルスはヒトへの感染を示す可能性があるとも述べています。

 

インドでも変異型ウイルスが検出

また、先の鳥型豚H1N1型ウイルスとの関連性は不明ですが、2014年12月以降、インドで1200人以上が豚H1N1インフルエンザウイルスによって死亡していることが報告されています。

これに関してインドの公衆衛生当局者は変異型ではない(2009年に出現したH1N1型から変化していない)と発表しています。

 

しかし、米国マサチューセッツ工科大学の研究グループによれば、これまでよりも強毒性(「HA(のアミノ酸D225とT200A)」部分に変異が見られたため感染力と病気重症度が増す可能性がある)を示唆しています(専門研究誌セル・ホスト・アンド・マイクローブ3月号)。

 

このように、H1N1型の感染拡大が懸念されており、日本国内でも海外帰国者などによる飛沫感染の可能性もあります。小児では脳炎などの重篤な症状をあらわす可能性があるため、事前のワクチン投与が推奨されています。

 

インフルエンザウイルスの種類についてのまとめ

ここで、インフルエンザウイルスの種類・特徴や過去の流行状況とについてまとめてみました。

 

インフルエンザウイルスの分類 

・大まかな分類としてはABC型の3種類がある。

 

・A型のみがヒト以外の家畜に感染する。

 

・A型が変異しやすく感染力が強い(B型は安定性が高い、C型は感染しても軽い症状のみ)。

 

インフルエンザウイルスの特徴 

・ウイルス直径約80~120nm(微細なフィルター以外は除去できない)

 

・イガグリのような形をしており2つの突起の種類によって分類される(HA:赤血球凝集素とNA:ノイラミニダーゼという糖タンパク)

 

・「赤血球凝集素」は受容体との結合力(=感染力)を、「ノイラミニダーゼ」はウイルス増殖に関わる酵素(増殖性)をあらわす。

 

・HAとNAはそれぞれ16種類、9種類の変異があり、A型には16×9=144の亜型が存在するといわれる。

 

・HAとNAの組み合わせは「H○N○」で表される。

 

・20世紀以降大きな流行が見られたのは「H1N1」「H2N2」「H3N2」の3種類。

 

これまでのインフルエンザ流行状況 

感染の発祥が確認された国や生物に基づき名称されています。

 

・スペインかぜ(A型:H1N1型/1918~1919年)

【日本での感染者数:2380万人、死亡者数:約39万人】

  

・アジアかぜ(A型:H2N2型/1957~1958年)

 【日本での感染者数:約300万人、死亡者数:約7700人】

 

・香港かぜ(A型:H3N2型/1968~1969年)

【日本での感染者数:約14万人、死亡者数:約3700人】

 

・鳥インフルエンザ(A型:H5N1型/2003年)

 【日本での感染者数:0人】

 

・新型インフルエンザ(豚インフルエンザ(A型:H1N1型/2009年))

【日本での感染者数:11723人、死亡者数:122人】

 

基本的な予防法を毎日しっかりと

・感染の可能性がある場合、事前のワクチン接種を行う。

・十分加熱された食肉や塩素処理された水道水を使用する。

・飛沫感染対策として、手洗い・うがいをしっかり行っておく。

・歯磨きの際に舌磨きなどを行う。(奥から手前に歯ブラシで数回こする)

 

基本的な予防を毎日続け、インフルエンザや風邪への感染を防ぎましょう。

 

(photoby:pixabay

著者: あせちるこりんさん

本記事は、2016-08-02掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


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