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2016年以降のノロウイルス流行状況は?食品汚染や飛沫感染に注意を

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近年(2016年第3週(1/18~1/24)時点)の国立感染症研究所が発表した情報によると、急性胃腸炎を引き起こすノロウイルスの現在患者数は再び増加傾向にあると報告されています。

 

今年に入って以降一度感染者数の減少傾向が見られたものの、第3週に入ってから前週を上回り、再び千人程度の割合で感染者の増加が見られたということで、引き続き注意が必要です。

 

ノロウイルスの感染予防のためには、毎日の手洗い励行やその他家庭内に感染者がいる場合、嘔吐物などの処理には十分気をつけることが重要となります。

 

ノロウイルス感染状況の詳細 

IIJ感染症データランキングによると(国立感染症研究所の情報を元したデータ)、ノロウイルス感染者数の推移は以下のように、やや増加傾向となっています。

 

■2015年51週(12月14~20日)

患者数合計:33709人、都市別最大感染者数:3957人(東京都)

 

■2015年52週(12月21~27日)

患者数合計:31861人  都市別最大感染者数:3375人(東京都)

 

■2016年01週(1月4~10日)

患者数合計:24300人  都市別最大感染者数:2142人(東京都)

 

■2016年02週(1月11~17日)

患者数合計:24349人  都市別最大感染者数:2253人(東京都)

 

■2016年03週(1月18~24日)

患者数合計:25524人  都市別最大感染者数:2258人(東京都)

(1580人以上:東京都・神奈川県、790人以上:千葉・埼玉・静岡・愛知・大阪・兵庫・福岡、1人以上:その他の都道府県すべて)

 

 

ノロウイルスとは? 

ここでは、ノロウイルスに関する特徴・感染予防方など、基本的な情報を見て行きたいと思います。ノロウイルスは一本鎖RNAの遺伝子を持つ、エンベロープを持たないタイプのウイルスで、大きさは直径30-38nmと小さい部類に属します。

 

症状 

ノロウイルスが感染・増殖する部位は、十二指腸から小腸上部であり、腸内にある繊毛を萎縮させ上皮細胞を脱落させることで、特有の症状(下痢・嘔吐)を生じさせます。

 

また、感染から発病に至るまでの潜伏期間は半日~3日間程度(12時間~72時間)ですが、発病後の症状が収まった後でも体内にウイルスが残っているため注意が必要です。(便からのウイルスの排出は1~3週間程度続く)

 

感染経路 

感染経路は、主に汚染された飲食物や飛沫感染によるものが多いとされています。

 

■飲食物からの感染(感染型食中毒)

・食中毒:ウイルスに汚染された食材などの摂取

・水系感染:ウイルスに汚染された水道水など

 

■ヒトからヒト

・接触感染(感染者の糞便や嘔吐物の付着した便器、またドアノブなど)

・飛沫感染(嘔吐物などからウイルスが飛散したもの:塵埃感染)

・食品汚染による感染(洗浄が不十分である場合など)

 

感染予防の方法 

感染予防の方法としては、感染者に接触しない、汚染食品を避けるのが基本となりますが、その他感染予防で見落としがちなのが「効果のある消毒を行うこと」です。

 

ノロウイルスは、通常の消毒剤(エタノールや逆性石鹸)には耐性があるため、次亜塩素酸ナトリウムなどでウイルスの付着した部分(床やドアノブなど)の消毒を行うことが重要です。

 

■室内の消毒

感染者の吐物や糞便の処理

マスクと手袋を着用した上で、次亜塩素酸ナトリウム(塩素濃度200ppm)で消毒し、その後拭いた物をビニール袋に入れてさらに次亜塩素酸ナトリウムで消毒します。 

 

・塩素濃度200ppm消毒液の作り方

水500mlに塩素系漂白剤濃度5%液2mlを混ぜる。

希釈した液は次亜塩素酸ナトリウムが分解されやすくなってるので、長期間の保管にはむきません。使う分だけつくるようにしましょう。

 

■食品の加熱

熱にも比較的耐性があるため、食品汚染の失活には「85℃・1分以上」の加熱が必要です。

 

 

またノロウイルスは生存力が強く、室温では(乾燥状態で)1ヵ月程度生存できるとされていますので、できる限り完全な消毒を心がけましょう。

 

(photoby:pixbay

著者: あせちるこりんさん

本記事は、2016-07-30掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


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