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メンタル

海外評価1位の新型抗うつ剤「リフレックス」、温和な鎮静・意欲増進効果がある?

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リフレックスは、2009年に明治製菓とシェリング・プラウ社の共同研究による発売された「Nassa(ナッサ)」という新しいタイプの抗うつ剤です。

 

この薬は、抗うつ剤の有効性を評価するMANGA studyにおいて、12種類の中で「最も効果が強い」と評価されており、また一般的な使用感としてSSRIからリフレックスへの置換でセロトニン過剰によるアパシー(無気力症候群)を改善する可能性があるとも言われています。

 

ただ、気になる点として副作用に「強い眠気と食欲増進」作用があります。しかし、数名の精神科医の方の記事によれば、3日~1週間程度で眠気が治まる場合があり、また一般的な処方量の半分~1/4量(7.5mg~3.75mg)程度から始めると、スムーズに移行しやすいとも述べられています。

 

リフレックスとは? 

リフレックスは、Nassa(ノルアドレナリン作動性・特異的セロトニン作動性抗うつ薬)と呼ばれるタイプの抗うつ剤です。

 

Nassaは主に「ノルアドレナリン・セロトニン(・ドーパミン)」を増やすタイプの薬ですが、その作用機序は従来のSSRIやSNRI(セロトニンの吸収を抑えいつまでも留まらせる)と異なり、「セロトニンの分泌自体を増やす(シナプス前部にあるα2受容体を阻害することで、ノルアドレナリンとセロトニンの神経伝達を増強する)」というものです。

 

そのため、SSRIなどの別の作用機序を持った抗うつ剤との併用療法を行うことができるとされています。

 

 

基本的な特徴 

・抗うつ効果が強い(ただ、精神科医の先生による実際の使用感は、温和でサインバルタよりも弱い作用と言われる)

・即効性がある(数日~1週間程度で効果)

・不眠症に有効(眠気が非常に強い)

・従来の抗うつ剤に見られる副作用が少ない(口渇・便秘・性機能障害・吐き気など)

・食欲増進(体重増加)の副作用がやや強い

 

 

その他の詳細 

その他、精神科医の先生のブログに記載の特徴としては、以下のようなメリット・デメリットがあります。

 

■メリット

評価が高い

・抗うつ剤のメタ解析(MANGA study)で、「最も効果の高い抗うつ剤ランキング1位(12位中)」である

・眠気・食欲増進などの副作用を差し引いた総合順位は「3位(12位中)」である

 

SSRIの欠点の緩和

・離脱症状が起こりにくい(持続時間が長く、血中濃度が急激に下がりにくい)

・SSRI特有の焦燥感(攻撃性・不安・衝動等も含む)の副作用が起こりにくい

 

温和な効果で使いやすい

・サインバルタは切れ味強く気分を持ち上げるが、リフレックスは温和に気分を持ち上げる

・パキシルやジェイゾロフトが「厭世観(えんせいかん:どうでも良い気分になる)」が出やすいのに対し、リフレックスは「清明感」が出るという見解がある(セロトニンの悪い作用が消され、ダラダラした倦怠感が改善される)

・ノルアドレナリン系の薬であるが、セロトニンの鎮静効果の方が強い

・疼痛(痛み)緩和効果もある

 

意欲を引き出す

・SSRIからの変更でやる気が増す可能性がある

・「社会復帰ができない人の最後の一歩を押し上げてくれる薬」

 

 

■デメリット

眠気

・抗うつ剤の中でも、眠気の副作用が非常に強い。風邪薬で眠気が出る人は、リフレックスでも出やすい(ヒスタミンを抑える効果による)

 

食欲増進

・食欲増進によって体重が増加する可能性がある

 

その他

・セロトニンの受容体結合力が強く、希死念慮の出やすい人には向かない

・相性が悪い場合は倦怠感や意欲低下などが出る(その場合は中止する)

 

 

このように、リフレックスは温和に鎮静・意欲を引き出す効果があり、副作用を除けば比較的使いやすい薬であるとされています。標準量(12mg)で強い眠気が生じた場合は、1/4程度の少量から服用始めてみると軽減される可能性があるということです。

 

(参照ウェブサイト:kyupinの日記せせらぎメンタルクリニック

(photoby:pixabay)

著者: あせちるこりんさん

本記事は、2016-07-30掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


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