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健康診断・健康管理

薬の分割向き不向き、薬の分割に役立つツールと注意点についてまとめ

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錠剤は、1回の服用量を減らしたい場合や嚥下障害がある場合など、分割を行う方法があることをご存じですか?分割に向く薬、方法などをまとめて紹介します。

 

錠剤の分割と注意

主に、裸錠(素錠)に関してはプレスしただけの錠剤ですのでそのまま分割しても問題ありませんが、フィルムコート錠や糖衣錠、徐放剤などは分割によってその保護効果が失われてしまう場合があります。

 

そのため、分割する錠剤は、添付文書や薬剤師の方に聞くなどによってで確認することが必要です。では、個人で分割する際に役立つツールとしてはどのようなものがあるのでしょうか? 

 

分割や開封に向かない錠剤とは? 

以下のような錠剤は、分割・開封をさけるべきと考えられています。分割の必要がある場合は、同効薬の散剤・液剤で調剤すべきとされています。

 

■除放性製剤

徐々に薬剤が放出され、長期間薬効が続く構造になった薬剤は、分割するとその徐放効果が失われます。

 

■フィルムコーティング錠

胃腸障害などの副作用の防止を目的としたフィルムコーティング錠は、分割するとその保護効果が失われます。

 

■腸溶性製剤

酵素製剤、抗生物質など pH の影響を受ける成分を保護する目的の腸溶性製剤は、分割するとその保護効果が失われます。

 

■その他

・油状・液状の内容物を密封する目的の剤型

・吸湿性のある錠剤

・酸化されやすい錠剤

・光に対して不安定な錠剤

 

コーティング錠でも分割できる場合は? 

分割時や分割後の保管管理に注意すれば、分割できるコーティング錠もあります。

 

■光や吸湿に対して安定性を保つことを目的とした剤型

■味やにおいをマスクし、飲みやすくすることを目的とした剤型

 

【保存方法】

・密封容器や缶など、密閉できる容器に乾燥剤(シリカゲルなど)を入れ、しっかりふたをする。

・光の当たらない涼しい場所に保管する。

 

割線があってもカットできない錠剤とは? 

割線があってもカットに注意が必要な錠剤の例としては、「テオドール錠(徐放性製剤)」などが挙げられます。

 

割線での分割は問題ありませんが、2分割以上になると徐放性の性質を持った顆粒に傷がつき、溶出速度が変化してしまう(急激に血中濃度が上がる)場合があり、注意が必要です。

 

薬の分割に役立つツール4種類 

■錠剤半切器(プチはんぶんこⅡ) 

【特徴】

ホチキスのように錠剤を挟んで、プラスチックシートに包装されたまま切断できるので、湿気が入りにくいです。

 

【価格】

4,000円程度

 

【使用に適した錠剤】

PTPシートから露出させたくない錠剤や、割線のない錠剤など

 

【使い方】

1)ホチキスの下部に、シート包装のままの錠剤をV溝の位置に置いて固定します。

2)上部の刃の付いた方から、完全に閉まりきるまで押さえつけます。

3)上部を開けると、シート包装されたまま錠剤が切断されて留まっています。

4)カットされたプラスチック部分の隙間から湿気が入る場合があるため、すぐ服用しない場合はセロハンテープを貼って保管します。

 

■半錠カッター

【特徴】

割線のついていない錠剤でも、底部を固定できるため綺麗にカットできます。

 

【価格】

500円程度

 

【使用に適した錠剤】

割線の付いていない錠剤、4分割にする場合など

 

【使い方】

1)錠剤をシート包装から取り出し、V溝に錠剤を固定させます。

2)蓋を閉めて、上部に付いた刃で分割します。

 

■半錠はさみ

【特徴】

普通のはさみと異なり、刃と刃の間に隙間が空いており、錠剤を挟んだときにつぶれにくくなっています。

 

【価格】

2,000円程度

 

【使用に適した錠剤】

割線のついた錠剤など

 

【使い方】

1)割線のある錠剤をはさみに挟みます。

2)錠剤の線を刃に沿わせて、錠剤を奥までスライドさせます。

3)一気に刃を閉めて分割します。

■スパーテル(薬さじ)

【特徴】

普通のスプーンでも代用できます。スプーンの背を使って手で割線を綺麗に割ることができます。

 

【使用に適した錠剤】

割線のついた錠剤など

 

【使い方】

1)スプーンの背に錠剤を乗せて、錠剤の左右に力を加えて割ります。

2)割れない場合は、カッターなどで切り目を深く入れてから行います。

 

このように、錠剤を分割するためのツールには様々なものが販売されているようです。

 

ただ、前述のように、割線の付いている錠剤であっても、構造によっては2分割以上できないものなどもあるため、分割の前には一度薬剤師の方に尋ねてみることは必要です。 

(参照ウェブサイト:うおぬま調剤グループ)

(photoby:pixabay)

著者: あせちるこりんさん

本記事は、2016-07-30掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


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