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生活習慣病

毎日1個のミカン摂取で「がん予防」、3-4個の摂取で「生活習慣病」リスクが半分になる?

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近年、ミカンの摂取が抗がんや脳の保護に効果があるという研究結果が報告されて以降、ミカンの健康増進効果に注目が集まっています。

 

最近では(2016年4月)、新たに農研機構果樹研究所と浜松医科大学によって、生活習慣病予防に高い効果があったという結果が報告されました。

 

ミカンは「ビタミンAの前駆物質」が豊富に含まれる 

今回、農研機構果樹研究所と浜松医科大学の研究に用いられたミカンは「温州ミカン」ですが、温州ミカンとは、中国浙江省の温州に由来し名称を付けられていますが、特別な産地のものを指しているのではなく、ごく一般的なミカンのことを言います。主要ブランドとしては、「有田ミカン」や「愛媛ミカン」などがあげられます。

 

ミカンの栄養価

ミカンの果肉には、プロビタミンA化合物の一種である「β-クリプトキサンチン」が他の柑橘類に比べて非常に多く含まれているのが特徴です。

 

β-クリプトキサンチンは、ミカンのオレンジ色の色素であり、これらは脂肪につく性質があるため、ミカンを大量に食べると皮膚が黄色くなるという現象が生じます(柑皮症)という。一時的なもので、健康に悪影響はないとされています。

 

β-クリプトキサンチンの効果とは? 

β-クリプトキサンチンの効果としては、以下のものが報告されています。

 

■がん予防

農水省果樹試験場や京都府立医科大などの研究によれば、βークリプトキサンチンには、強い発がん抑制効果が認められたという報告があります。

 

この効果は、国産の温州ミカンのみに見られ、輸入オレンジでは数百分の1程度の含有量しかなかったということが分かっています。温州ミカン1個/日の摂取で、がん予防の適正量1mgが摂取できるようです。

 

■脳の保護

2012年発表された松山大学薬学部のマウス実験によれば、ミカンの外果皮に含まれる物質(ヘプタメトキシフラボン)に、脳の神経細胞を守るタンパク質(脳由来神経栄養因子)を増やす働きがあったと報告されています。

 

摂取群のマウスと無摂取群のマウスの比較では、脳血管の閉塞による傷害に対し、脳由来神経栄養因子の量が3.5倍増加したとされています。

温州ミカンの摂取で、生活習慣病リスクが約半分に低下 

農研機構と浜松医科大学の共同研究によれば、温州ミカンを毎日3-4個摂取することで、生活習慣病の罹患リスクが約半分に低下したことが示唆されています。

 

■温州ミカンの毎日3-4個の摂取で、生活習慣病のリスクが有意に低下したという調査結果

(農研機構果樹研究所と浜松医科大学健康社会医学講座の共同研究)

 

【対象】

被験者910名(既に2型糖尿病、脂質異常症、肝機能異常が発症していた方を除く)を3グループに分け(ミカン摂取量:1)低グループ(毎日は食べていない)、2)中グループ(毎日1,2個摂取)、3)高グループ(毎日3,4個摂取)

 

【調査内容】

10年間の調査により、ミカンに含まれる、血中β-クリプトキサンチン濃度と疾病リスクの相関について調べた。

 

【結果】

・2型糖尿病の発症リスクは、低濃度のグループを1.0とした場合高濃度のグループは「0.43」となった。

・脂質代謝異常症の発症リスクは、低濃度のグループを1.0とした場合高濃度のグループは「0.66」となった。

・非アルコール性肝機能異常症の発症リスクは、低濃度のグループを1.0とした場合、高濃度のグループは「0.51」となった。

・これら3項目すべてにおいて、喫煙・運動習慣・食事摂取量・アルコール摂取量の影響を除いてもリスク低下に有意差が見られた。

 

このように、一日数個のミカンの摂取で、様々な疾患のリスクが低下可能性があることが分かりました。

 

ただ、ミカン自体に果糖が多く含まれているので、血糖値が高めの方は一日数個程度のミカン摂取の可否について一度医師に尋ねてみたほうが良いかもしれません。 

(photoby:pixabay)

著者: あせちるこりんさん

本記事は、2016-07-31掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


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