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生活習慣病

被災した瞬間から考えなければならない「人工透析治療」…具体的にどうするべきか

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定期的に行わなければならない「透析治療」を受けている方は、震災被害の時に大きなリスクを負うことがあります。透析治療はその方法から、災害にかなり影響を受けやすいのが現状です。

 

災害は予期せず起こります。いつ自分に影響があっても困らないように今現在、透析治療を受けている方は、いざというときの対応について考えておくべきです。

 

被災地でも透析治療

人工透析は腎不全などで腎臓機能が落ちた場合に、その腎臓の機能に代わって、血液をきれいにする役割を担います。この人工透析には、1回あたり150~200Lもの水を必要とする治療で、装置を約5時間動かすための電気も必要です。

震災時にはこの、水と電気のライフラインが絶たれやすく、そのため人工透析は震災による被害を受けやすい治療です。

 

施設も被災

大きな地震などが来た場合、普段通っている施設自体も被災してしまうことがあります。もし施設自体は壊れていなくても、電気が来なかったり、水が出なければ、透析の装置は動きません。

 

他の施設を検討する

いつも通っている施設で透析が行えないとなった場合、他の施設に行くことを検討しなければいけません。避難している場所によって、また道路の状況によって、どの施設に行くのが現実的かも変わってきます。

震災時の受け入れ可能な施設については、日本透析医会の発表している、災害時情報ネットワークを参考にしてください。

 

災害時の血液透析と腹膜透析の違い

透析には、病院に通って行う血液透析と、自宅で行える腹膜透析の2種類があります。

そのうち血液透析は、前述のとおり、大量の水と電気を必要としますので、ライフラインの寸断に弱いです。そのため、震災時には、患者さん自身が治療を受けられる場所に移動するのが原則です。

 

一方で腹膜透析は、在宅で治療できることもあって比較的震災に強いです。停電によって電気が来なくても、手動で機械を動かして透析液の交換ができます。薬剤とバック交換のスペースがあれば、治療を続けられます。

使用しているメーカーも震災時には、薬剤などの配達をできる限りで迅速に行ってくれます。

 

人工透析を週に3回行っている患者さんが、透析の回数が週1回に減ると、約1割の人が命の危険にさらされるとされています。そのため、被災地での透析患者の対応は急務であり、患者さん自身も情報に敏感になっておかなければいけません。

(参考:日本透析医会 災害時情報ネットワーク)

(Photo by:写真AC

著者: Roddyさん

本記事は、2016-08-04掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


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