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10代の内に果物を多く摂取すると、中年期の乳がんリスクが最大25%低下する?

fruits-82524_640.jpg近年の米ハーバード大学における大規模調査で、「思春期に果物(特にリンゴ・バナナ・ブドウ)をたくさん摂取した場合、中年期の乳がんリスクが25%低下する」という驚きの結果が報告されました。

 

25%もの乳がんリスクを低下させる「たくさんの」果物摂取量とはどれほどを指し、またなぜ若年期の果物摂取と乳がんリスクが関連しているのでしょうか?

 

乳がんは、エストロゲン曝露期間が長いほど発生リスクが高くなる

乳がんは、その発生原因として「エストロゲンの分泌量が多く、長く時期が続くほど」リスクが高まりやすいと考えられています。

 

生活習慣病は乳がんのリスク因子ですが、その理由は肥満による脂肪組織から分泌させるアロマターゼという酵素がエストロゲンを合成し、またコレステロールの副産物が乳がんの増殖や転移を促進することが明らかになっているためです。

 

「若年の果物摂取」が乳がんリスクに関連する理由

果物摂取に関しては、そのメリットのひとつと考えられているのが「抗肥満作用」です。

 

果物は糖質が多いことから肥満に繋がるのではとも考えられそうですが、実際は適量摂取であれば問題はなく、反対に脂質分解やコレステロール排泄の作用もあるといわれています。

 

今回、前述の研究で乳がん予防に効果的という結果となった「リンゴ・バナナ・ブドウ」には、多糖類やポリフェノールが含まれています。

 

これが体内では食物繊維として機能しあたり脂肪分解酵素を抑制することで、脂肪の吸収の阻害やコレステロールの排泄を促進するものと考えられています。

 

「一日3皿分の果物摂取」が乳がんリスクを25%低下させる?

また、前述の調査結果の詳細(乳がんリスクが25%低下するという結果)としては、以下のように「一日3皿分の果物摂取を行った場合」とされています。

 

■思春期に特定の果物を多く摂取すると、中年期の乳がんリスクが低下するという調査結果

(米ハーバード大学T.H.チャン公衆衛生大学院/BMJ5月11日号)

 

【対象】

看護師健康調査(NHS)IIに登録した27~44歳の女性9万人超(1回目の調査)と、4万4,000人超の女性(2回目の調査)

 

【調査内容】

対象者に思春期の食生活を思い出し記入してもらった。これを元に乳がんの発症状況を分析した。

 

【結果】

・20年間の調査で、3,200人超が浸潤性乳がんを発症していた(うち1,350人に関しては思春期の食生活の情報を入手できた)。

・解析の結果、思春期の果物の摂取量(特にリンゴ/バナナ/ブドウ)が多いほど乳がんリスクは低いと結論づけられた。

・これらの果物を1日約3皿分を摂取すると、0.5皿分のみ摂取する人に比べて、中年期のリスクが25%低下した。

・若年期でのオレンジやケールの摂取も、わずかに乳がんを予防する効果があった。

・一方でフルーツジュースには効果を認めなかった。

 

「リンゴ・バナナ・ブドウ」に関する健康増進効果

「リンゴ・バナナ・ブドウ」に関する健康増進効果は、海外研究において以下が報告されています。

■リンゴ

□リンゴポリフェノール摂取で、血中の中性脂肪と悪玉コレステロール値が低下したというマウス実験

(PMID: 21805963)

 

【実験要旨】

ラットへリンゴポリフェノールの経口摂取を行ったところ、血中トリアシルグリセロールと血清のアテローム誘発指数が低下した。また、アンモニア濃度の減少や、HDL/総コレステロール比の増加が生じた。

 

■バナナ

□毎日のバナナ摂取は、空腹時血糖値と悪玉コレステロールを著しく低下させるという臨床試験

(PMID: 25651610)

【試験要旨】

30名の高コレステロール血症と15名の2型糖尿病患者に、バナナを12週間朝食に摂取してもらったところ、空腹時血糖値とLDL/HDL比を著しく低下させた。

 

■ブドウ

□毎日のブドウ摂取で、総コレステロールおよびLDL-Cの値が低下したという臨床試験

(PMID: 26007320)

【試験要旨】

高脂血症の患者69名を3群にわけ、それぞれに赤ブドウ、白ブドウ、プラセボを8週間摂取してもらったところ、総コレステロールおよびLDL-Cは、他ブドウよりも赤ブドウにおいて減少した。

 

このように、食物繊維やポリフェノール含有量の多い果物を摂取すると生活習慣病を予防でき、それにより乳がんリスクが低下できることが示唆されました。

 

ただ、果物には糖質が多く含まれているため、今回の調査結果のような大量摂取を行って他の検査値に問題が生じないかという点においては、一度栄養士や医師の方に相談してみるべきかもしれません。

(photoby:pixabay

著者: あせちるこりんさん

本記事は、2016-08-03掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


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