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夏本番までに知っておきたい「紫外線から眼障害を予防する5項目」、強いダメージが角膜炎に

usa-west-1181899_640.jpg米国では米国眼科学会(AAO)が、7月を「紫外線安全月間(UV safety month)」として定め、夏の強い紫外線から体を保護することの必要性を喚起しています。

 

今年は、具体的な「紫外線ダメージから眼を保護する5つの項目」が発表されました。

 

近年の海外研究によれば、東洋人は欧米人に比べ、紫外線量が1.66倍眼に入りやすいことが明らかになっており、特に太陽の位置が低い朝・夕は注意が必要と考えられています。

 

以下では、紫外線による目への影響と予防法5項目の詳細について見て行きたいと思います。

 

紫外線は角膜や水晶体に炎症を引き起こす

紫外線の大半は、目の表面にある角膜で吸収され、角膜を通過した一部の紫外線は水晶体で、また水晶体を通過したわずか1-2%のみが網膜まで到達します。

 

紫外線曝露による眼の疾患は多くが急性角膜炎ですが、その他にも慢性翼状片、白内障などが報告されています。

 

■紫外線角膜炎

紫外線角膜炎は、波長300nm未満のUVB波が角膜に熱傷を起こして、急性の眼障害を起こすという症状です。

 

多くは雪面など強い紫外線に曝露することで生じ、また症状は暴露後12時間以降に現れ、24~48時間持続すると言われています。

 

・罹患しやすい環境

溶接アーク、高圧放電、人工太陽灯、高地における太陽光の雪からの反射

 

・眼障害の程度

涙、疼痛、充血、眼瞼腫脹、羞明、頭痛、異物感、視力低下(永久的な視力障害はまれ)

 

・治療法

短時間作用の調節麻痺薬、抗生物質点眼または眼軟膏など(角膜表面は24~48時間で自然に再生される)

 

■翼状片

翼状片(よくじょうへん)とは、眼の白目部分(3層あるうちの2層目:テノン嚢)で慢性的な炎症が起き、白目が増殖して黒目部分(角膜)まで進展してくるという炎症性腫瘍の一種です。

 

発症原因としては紫外線による曝露がほとんどを占めており、慢性的な白目への刺激が増殖を促すと考えられています。

 

・罹患しやすい環境

農業、漁業従事者など戸外での活動時間が長い

 

・眼障害の程度

瞳孔近くまで進展すると視力障害をきたす。

 

・治療法

外科的な切除を行う(2~7%の人は再発し再手術が必要になる)

 

■白内障

白内障はレンズの役割を担う水晶体が濁り、網膜まで光が届かなくなるため視力が低下するという症状が現れます。

 

紫外線による白内障は、「皮質白内障」というタイプで水晶体の細胞が傷つき、周りから濁りが生じます。進行すれば失明の可能性もあると言われています。

 

・眼障害の程度

光がまぶしい、物が2重に見える、眼鏡を替えても視力が上がらない

 

・治療法

混濁した水晶体を眼内レンズと置換する手術

 

眼疾患を予防するための5つの具体策

米国眼科学会(AAO)によれば、紫外線による上記の眼障害を予防するためには、以下の対策が有効であると述べています。

 

1)サングラスは色や価格ではなく紫外線指数で選ぶ

サングラスは「UV400(400nm以下の紫外線をカット)」または「100%UV対策」という紫外線指数の表示のあるものを購入することが重要です。安価な商品でも、この表示があれば高価なサングラスと同等の効果が得られます。レンズの暗さ・色とUV防御の強さは無関係であるとされています。

 

2)太陽を直視しない

太陽を直視すると可視光線のうちの主に青色光が、眼の中の視色素から活性酸素などを生じさせ、日光網膜症を引き起こす可能性があります。日光網膜症による眼損傷は不可逆的であるため注意が必要です。

 

3)使用薬の注意書きを確認する

成人の3人中1人が、紫外線による眼の損傷を起きやすくする恐れがある医薬品(抗生物質、避妊薬、エストロゲンピル、乾癬治療薬など)を使用しているという報告があります。処方箋薬の添付文書に、光線過敏症の注意書きがないか確認することが重要です。

 

4)つばの広い帽子をかぶる

日陰を歩くことに加えて、つばの広い帽子をかぶるという2つの対策を行うことで、紫外線曝露を大幅に抑制できるとされています。

 

5)運転の際は必ず紫外線から目を保護する

車のフロントガラスは紫外線の96%防御するのに対し、側窓の防御率は71%と低いことが最近の研究で明らかになっています。車に乗る際には紫外線防御のためのサングラスを必ず着用することが重要です。

 

このように、安価なサングラスや帽子の着用で、大幅に眼障害を予防できると考えられています。これから本格的な暑さを向かえる前に常備しておきたいアイテムですね。

(参照ウェブサイト:m3.com

(photoby:pixabay)

著者: あせちるこりんさん

本記事は、2016-08-05掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


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