カラダノートみんなの役立つ予防法や対処法
  1. カラダノートTOP >
  2. 育児・子供の病気 >
  3. ホームケア >
  4. 嘔吐 >
  5. 赤ちゃんのゲップってなぜ必要?母乳なら必要ないって本当?ゲップについて知っておくべきこと

育児・子供の病気

赤ちゃんのゲップってなぜ必要?母乳なら必要ないって本当?ゲップについて知っておくべきこと

294184e2916e2918a6a8f8a9fc54fc78_s.jpg

赤ちゃんに授乳させた後は、必ずゲップをさせるのがもはや常識かと思います。

授乳した後には、「さぁゲップ」と一連の流れのようになっているママパパもたくさんいるでしょう。

けれど、そもそもこのゲップってどうして出させる必要があるのでしょうか?

 

何で赤ちゃんにゲップをさせるの?

基本的なことですが、知っておかなければならない「赤ちゃんのゲップ」について書いていきます。

 

・そもそもゲップって何?

大人でも出ることのあるゲップは、そもそも何でしょうか?

ゲップというのは、胃の中に空気やガスが溜まって、それが口から排出されることです。

これは、胃の中で食べ物や飲み物を消化したときに起こりますから、人間だけに起こるものでもなく、動物でも起こります。

 

・大人の胃の形とは違うから、赤ちゃんはゲップが必要

大人はご飯を食べたら、すぐに毎回ゲップをするということはないですよね。

せいぜい炭酸系の飲み物を飲んだ時でしょうか?

しかし、赤ちゃんは授乳後にゲップをさせる必要があります。

 

この違いは、赤ちゃんと大人の胃の違いにあります。

赤ちゃんの胃の形はまっすぐな形をしています。

これに対して、大人の胃はしっかりとカーブしていますよね。

赤ちゃんの胃はまっすぐなために、少し刺激が加わるだけで逆流してきてしまうんですね。

大人なら蠕動(ぜんどう)運動でなかなか逆流もしませんが、赤ちゃんの場合大人ほど機能も十分ではありません。

 

赤ちゃんは、授乳と一緒に空気もある程度飲み込んでいます。

しかし、授乳後にずっとゲップをしないでいると、その空気でかさましされた量を胃が溜めきれずに逆流しやすくなるんですね。

そうすると、せっかく飲んだものが吐き出されてしまいます。

ゲップをして空気を吐き出させることで、それを防ぐことができます。

 

・お腹にガスが溜まってしまう

ときどき、授乳後に赤ちゃんがぐずってしまうことがあります。

これは、授乳の時に一緒に飲み込んだ空気を自力で出すことができないで、お腹にガスが溜まって苦しいのです。

これを放っておいてしまうと、赤ちゃんのお腹がぱんぱんに張って、より苦しくなってしまいます。

 

・ミルクの吐き戻しは突然死の原因になる

赤ちゃんは自分で吐こうと思って吐いているわけではなく、無意識のうちに吐いてしまいます。

横になっているときに無意識に吐いてしまって、それをママパパがずっと気づかないままにしてしまったらどうでしょうか?

吐き戻したものが気管に流れ込んでしまって、窒息する可能性があるのです。

これが突然死の原因になるんですね。

 

母乳育児にゲップは必要?必要ない?

授乳と言っても、母乳のケースもミルクのケースもありますよね。

ゲップの必要性は、どちらも場合も同じなのでしょうか?

 

・母乳育児の場合ゲップが出にくい

一般的に、母乳育児のケースの方がゲップが出にくいと言われます。

育児書によっては、母乳育児でゲップは必要ないと書かれていることもあります。

 

実際ミルクをあげている場合よりも、母乳育児の方がゲップは出にくく、2回に1回くらいしか出ないかもしれません。

だからと言って、全くゲップをさせる必要がないということではありませんが、ミルクよりもゲップが出にくいというのは知っておくべきですね。

 

・どうして母乳はゲップが出にくいの?

ミルクをあげるよりも母乳をあげるときの方が、赤ちゃんが空気を飲み込みにくいためです。

ミルクは作るときにどうしても泡ができてしまって、それも一緒に飲んでしまいがちですよね。

母乳ならば、一緒に空気が出てくるなんてこともありません。

ゲップの原因になる空気をそんなに飲み込まなければ、ゲップが出にくくても当然です。

 

ゲップが出ない!どうしたらいい?

授乳してからゲップをするという一連の流れができていると、ゲップが出ない時に不安になってしまいますよね。

そうしたときにはどうすればいいのでしょうか?

 

・そもそもゲップの出やすい、出にくいがある

赤ちゃんによってゲップの出やすい子、出にくい子がいます。

 

また、胃から食道の角度によっても変わります。

そのため、垂直な状態の方がゲップが出やすい赤ちゃんと、傾斜がある方がゲップが出やすい赤ちゃんがいます。

 

垂直な方がゲップが出やすいならば、ママの肩にもたれるように縦抱きをしてあげて、背中の上部を支えてあげてください。

傾斜がある方がゲップが出やすいならば、ママが椅子に座り、太ももに赤ちゃんを座らせて少し前かがみになるようにして支えてあげるといいです。

 

そんな違いもありますので、まずは自分のお子さんの特徴を知ることが大切ですね。

 

・背中をさすってあげる

ゲップがなかなか出なければ、背中からうなじのラインを優しくさすってあげましょう。

これをするときには、必ず下から上に空気を押してあげるようなイメージで撫でてあげます。

赤ちゃんの胃の中の空気が持ち上がっていきます。

 

それでも効果が感じられないならば、優しくポンポンとさするようにしてあげるものいいです。

ただし、この時はきちんと優しく、力を入れすぎないように気をつけてください。

大人の力は想像以上に赤ちゃんには強い力になります。

強く叩くと赤ちゃんの体が緊張してしまって、逆にゲップが出にくくなったり、吐き戻してしまうこともあります。

 

・横向きにして寝かせてあげる

ゲップが出なかった場合、吐き戻しの可能性が残るのが心配ですよね。

ずっと見ていてあげられればいいですが、そうもいかないこともあるでしょう。

 

そんなときには、赤ちゃんを横向きにして寝かせてあげましょう。

上向きにしてしまうと、万が一吐き戻した場合、のどに詰まらせてしまう可能性が高くなります。

 

ちなみに、この時は右を下にして寝かせてあげるのがポイントです。

胃の出口が体の右側にありますので、右側を下にすることで飲んだものが逆流しにくくなり、かつ消化がスムーズになります。

吐き戻した時を想定して、ガーゼなどを顔の下に置いておくと便利ですよ。

 

・吐き戻し防止枕も一緒に

専用の吐き戻し防止枕も売られています。

赤ちゃんを右側が下になるように寝かせて、まくらを赤ちゃんの背中部分に置くように配置します。

これで、赤ちゃんの体が右を下にした横向きの形でキープできるので、吐き戻し防止になります。

 

専用の枕を購入してもいいですが、大判のバスタオルで手作りすることもできます。

大判のタオルを半分に折り、くるくると丸めてロール状にし、専用の枕と同じように使えます。

 

・ゲップが出なくても、オナラが出れば大丈夫

ゲップは口から空気が出てこられない場合は、オナラとして出てくることができます。

オナラとして出てくればそれで大丈夫です。

 

赤ちゃんのゲップの注意点

赤ちゃんのゲップは、赤ちゃんが苦しかったり窒息死の原因になったりを予防できるわけですから、とても重要です。

そんな赤ちゃんのゲップの注意点をご紹介します。

 

・ゲップをしなくても焦らない

すでに書いたように、赤ちゃんが必ずゲップをするわけではありません。

ですから、ゲップが出ないからといって焦って出させる必要はありません。

 

ゲップが出ないからと、どんどん赤ちゃんの背中をたたくなどしてはNGです。

眠っているときの姿勢や様子には注意して、次の授乳の時には出るだろうくらいの気持ちでいいでしょう。

 

また、大きくなって首がすわるようになってくれば、自力でゲップを出せるようにもなってきます。

大きくなってくれば神経質になる必要もありません。

 

・ゲップをしても吐き戻すことはある

ゲップをして、なおかつ吐き戻すというのは実は自然なことです。

せっかく飲んだものを戻してしまうというよりも、余った分を出しているとか、勢いで出てしまったと考えた方がいいです。

 

ゲップをさせてあげる必要のある時期

赤ちゃんのゲップを出させてあげる必要があるのは、首がすわって自力でゲップが出せるようになるまでです。

つまり、生後5~6ヶ月頃までですね。

それまでは工夫しながらゲップを出させてあげて、その後の吐き戻しにも十分注意してあげましょう。

 

(Photo by:写真AC

著者: Roddyさん

本記事は、2016-07-19掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


通報する

嘔吐に関する記事

ノロウィルスとはちがう?!ロタウィルスってどんなウィルスなの?

冬に流行する嘔吐下痢症として有名な、ノロウィルス。 最近では、ロタウィルス...

赤ちゃんが噴水のように嘔吐~幽門狭窄症とは?症状と治療

赤ちゃんは、胃から食べ物が逆流しないようにする機能が未熟なため、よく嘔吐しま...

嘔吐の体験談

生後1ヶ月 びっくりしたこと①

想像と違ってびっくりしたことを書きます。はきもどし寝てしまったらげっぷをしないでベッドにおくことがあ...

突然の嘔吐の対処法

突然かなりの嘔吐をしてから、座薬をもらって帰りました。家に帰って、すぐに、座薬を入れました。吐かれ...

カラダノートひろば

嘔吐の関連カテゴリ

ブックマークは20件まで登録可能です
トップへ戻る