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なぜうちの子が?流産の種類と原因を徹底紹介!流産を予防するためにできることは?

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待望の赤ちゃんができて幸せに包まれているときに起こりうる「流産」は、本当に悲しいことです。

若いからといって全く起こらないわけではなく、高齢出産だから必ず起こるわけでもありません。

そんな流産の原因について解説していきます。

 

そもそも流産って?

流産というのは妊娠21週目までに起こります。

赤ちゃんが流れてしまったり、お腹の中で育たなくなったりするのが流産です。

 

この流産は、妊娠全体の1~1.5割くらいの割合で起こるとされています。

決して珍しいケースではないんですね。

21週までに起こるとはいっても、実際には12週までに起こるケースがほとんどです。

 

流産の原因って何?

流産したというと、ママは「自分が気をつけなかったせいで…」と考えてしまいがちです。

しかし、実際に多くの流産の原因はママにはありません。

そもそも原因が分からないものも多くあります。

 

誰にでも起こりうる流産は、何によって起こるものなのでしょうか?

そんな流産の原因についてご紹介します。

 

染色体異常

流産の原因として最も多いのが染色体異常です。

染色体異常が原因と思われるケースは、流産全体の6~7割とも言われています。

 

赤ちゃんは細胞分裂をしながら赤ちゃんとしての形になっていきますが、元々の染色体などに異常があると細胞分裂がうまくできません。

その結果、一つの命として出来上がらなくなってしまい流産という結果になってしまいます。

 

特に最近は、昔よりも高齢で妊娠するケースも増えてきているので、以前よりも染色体異常が原因で流産するケースが増える傾向にあるとされています。

これは高齢になるほどに卵子や精子の質が落ちていき、染色体異常が起こるリスクがあがるためです。

 

また、単に両親の持っている染色体に異常があることで流産が起こることもあります。

これは年齢とは関係なく、先天的に両親あるいは片方の染色体に原因があります。

この場合、出生前診断である程度分かることもあります。

 

ママの内分泌異常

例えば排卵後にママの体から「黄体ホルモン」が十分に分泌されないと、流産になることがあります。

黄体ホルモンというのは、赤ちゃんが育つために必須の胎盤を作るのに欠かせません。

しかし、それが十分に分泌されないので、赤ちゃんが育たず妊娠継続が困難になります。

 

黄体ホルモンは卵巣から分泌されるものであり、分泌が少ないということは卵巣の機能が弱まっているのかもしれません。

あるいは、卵巣に命令をする脳下垂体という部分が機能していない可能性もあります。

 

他に分泌異常としては、高プロラクチン血症や、甲状腺機能異常、高血糖などのケースもあります。

ただ、これらの数値が悪いからといって、必ず流産するわけではありません。

 

子宮内膜の機能異常

胎盤を作るための黄体ホルモンがきちんと分泌されても、それに反応して胎盤を作る子宮内膜がきちんと機能していないことがあります。

そうなると胎盤がつくられずに赤ちゃんが成長していきません。

 

子宮自体の異常

赤ちゃんの部屋になる子宮にそもそも異常があれば、流産になる可能性が高くなります。

例えば、子宮筋腫や子宮内膜症などがあると、子宮の機能がうまく働かなくなることがあります。

これは異常が起きている場所によって、妊娠の継続が可能かどうか変わってきます。

 

また異常ではないですが、子宮の形が元々特殊なケースもあります。

双角子宮や弓状子宮、中隔子宮などの場合流産しやすいとも言われています。

 

免疫の原因

免疫機能が流産の原因になることがあります。

例えば抗リン脂質抗体症候群は、胎盤の血管に血栓ができるとされています。

また、HLA相同性は、胎児を異物と判断して排除するように働くとされています。

ママの体の免疫機能が胎児にマイナスの方向に働いてしまうんですね。

 

感染症の原因

クラミジアなどの性感染症に感染していると、流産を引き起こす可能性を引き上げます。

できれば妊娠前に治療しておく方がいいです。

また、性感染症以外にも、梅毒・風疹・B型肝炎・単純ヘルペスウイルスなど流産を引き起こす可能性があるとされています。

 

身体的疲労&精神的ストレス

病気ではないけれども体が疲れていたり、精神的にストレスを溜めていたりするのはよくあることです。

こんなよくあることであっても、流産のリスクを高めることがあります。

 

特に精神的なストレスがある場合、ナチュラルキラー細胞という異物を外に出そうとする働きが強くなると言われています。

そうすると体にとっては赤ちゃんも異物となり流産の危険が増します。

 

喫煙

タバコを吸うと血管が細くなってしまうので、流産の危険性が増します。

妊娠中は禁煙が絶対だと言われるのも同じ理由ですね。

 

胎児とのつながりである血管が細くなれば栄養もきちんと渡らなくなりますし、血管自体が脆くなるので、胎盤がはがれてしまうこともあります。

喫煙している方は知らないうちに流産しているケースも大きいです。

 

流産の種類ごとに見る原因

一言で流産とはいっても、その種類はいくつかあります。

その種類から流産の原因を見てみましょう。

 

稽留流産

胎児が子宮の中で死んでしまっている状態になる流産で、妊娠6,7週に起こりやすいです。

こちらは健康な20代女性でも1~2割の割合で起こるとされています。

 

主な原因としては胎児側にあるとされていて、染色体異常などの原因がほとんどです。

他の原因として、良い胎盤ができないために胎児に血液の供給ができないため、胎児が育ちにくいこともあると考えられています。

 

化学流産

こちらは受精したけれども着床できなかった状態のことです。

妊娠検査薬は陽性で、でも次の生理が来ます。

ただ、医学的には妊娠後に流れてしまったものではないので、流産の中には入りません。

 

考えられる原因としては、体が受精しても着床しにくい状態なのかもしれません。

そうした体質の多くは体の冷えが共通していることが多いです。

 

切迫流産

妊娠22週未満で流産しかかっている状態を言います。

出血や痛みなどの症状を伴います。

 

これも胎児側の原因もありますが、他に「多胎妊娠」「受精時の異常」「免疫異常」「子宮異常」などの原因が考えられます。

ただ、多くは原因不明とされることが多いです。

 

習慣流産

3回以上流産を繰り返している場合を言います。

この場合、考えられるのが不育症という状態です。

 

受精して妊娠もするのだけれど、赤ちゃんが育たない状態で、子宮の異常や糖尿病、甲状腺異常など原因はいくつも考えられます。

まずはその原因を特定することが必要になります。

 

流産しないために…何ができる?

誰だって望んで得た命を流産という形で失いたくありません。

流産しないためにはどんなことができるでしょうか?

 

・何もできないことも多い

流産したとなったらどうしても自分を責めてしまいますが、流産の多くは染色体異常で胎児側に原因があります。

そのことはよく心得ておかなければいけません。

不必要に自分を責める必要はありません。

 

そうはいっても、自分にできることはできるだけやっておきたいですよね。

自分にできることをすることで、わずかな流産の可能性も排除することができます。

 

・体を冷やさない

体の中でも子宮や卵巣などの場所は、非常に冷えやすいんですね。

そのため、腰回りを中心に積極的に温めてあげる必要があります。

子宮周辺が冷えてしまうとその部分の血行が悪くなるので、子宮の機能が低下します。

特に子宮内膜の機能が下がってしまうと、胎盤がうまく作られず機能しないので、赤ちゃんが成長していきません。

 

カイロを貼るのもいいですし、腹巻をしたりしてもいいです。

特に夏の冷房などには気をつけましょう。

 

・禁煙する

タバコを吸っている人は妊娠を希望する場合、禁煙することが必須です。

また、自分が吸うだけでなく、受動喫煙も流産の原因になりえますから、できるだけ避けるようにしましょう。

 

・ビタミンEを摂取する

ビタミンEは血行促進の効果が期待できる栄養素です。

血行が良くなるので子宮周辺の血行もよくなり、健康な胎盤ができやすいと言われています。

 

また、ビタミンEはホルモン分泌を促す効果も期待できます。

胎盤がつくられるには黄体ホルモンがきちんと分泌されることが大切ですから、非常に重要ですね。

継続的に摂取することでこうした効果を得やすくなります。

 

・激しい運動を避ける

妊娠初期に激しい運動したことで流産してしまうとも言われています。

体を動かして血流を良くすることは大切ですが、夢中になりすぎるのはよくないかもしれません。

特にゴルフなど下腹部に力を入れるスポーツは気をつけましょう。

 

・感染症予防

妊娠中は免疫力が落ちますので感染症にかかりやすくなります。

ただの風邪なら流産の危険もあまりないと言われていますが、絶対ではありません。

予防接種ができるものは妊娠前にしておき、マスクなどでできるだけ感染症を予防しましょう。

 

・心身をリラックス

体も心も疲れをためないで、できるだけリラックスできるようにしましょう。

 

最後に

妊娠を心待ちにしていた夫婦にとって、流産の現実はとても残酷です。

ただ、流産に過敏になりすぎてもまた逆効果なのも事実です。

自身の体と赤ちゃんのことを大切にしつつ、妊婦生活の中で気をつけられることを気にしながら過ごしていきたいですね。

 

(Photo by:写真AC

著者: Roddyさん

本記事は、2016-08-02掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


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