妊娠・出産
妊婦さん必見!出産の兆候にはどんなものがあるの?
妊娠して約10ヶ月間の妊娠期間を経ていよいよママは出産の日を迎えます。一般的に出産が近づいてくると、ママの身体には兆候のようなものが現れてきます。
そんな出産の兆候について今回はいくつかご紹介してみたいと思います。
出産兆候のおしるしと臨月のおりものとの違い
赤ちゃんの生まれる臨月になると、嬉しい反面、不安な気持ちにもなりますよね?妊娠後期と呼ばれる妊娠8ヵ月~10ヵ月(妊娠28週~39週)に入って臨月(36週0日~39週6日)が近づいてくると、おりものに変化が見られるようになってきます。
そのおりもの出ることにより、出産の兆候「おしるし」と勘違いしてしまう方もいます。しかし臨月のおりものと出産兆候のおしるしは違います。まずおりものというのは、ママの膣や子宮からの古い細胞を含む分泌物のことです。
おりものには、膣内を清潔にする役割と、受精が起きやすくなるように、最適な環境を排卵期の膣内に作るという2つの役割を持っています。このおりものにはママの体内のトラブルなどを知らせてくれる重要なサインでもあります。妊娠後期から臨月にかけておりものに変化が見られるようになるのですが、その量が増えてくるようになるのと、スライムのような塊の状態のようなおりものが出てくるようになります。そうなると出産がどんどんと近づいてきていると考えてよいでしょう。また色も、半透明や黄色や茶色に変わってしまうことがあります。
一方で出産兆候のおしるしは、おりものの一種ではあるのですが、少量の血が混じったような色になることが多いです。理由としては、子宮口の蓋の役割をしていたゼリー状の「粘液栓」という塊が剥がれ落ちてきて、子宮口も徐々に開いてくるようになるので、それにより子宮が収縮するため、子宮頚管にある粘液と混ざり合うからです。そして、赤ちゃんを包んでいる「卵膜」の袋も剥がれ落ちるので出血を起こし、その結果おしるしには血が混ざってしまうことがあるのです。
おしるしがあると子宮の収縮がはじまっているので、陣痛が起こってきます。おしるしは出産予定日近くにありこれは出産兆候と言えます。
お腹の張りが頻繁に起こってくるようになるとそれは前駆陣痛の可能性が!
出産兆候としては、おしるし以外にも陣痛というのがありますが、それが起こる前に、おなかの張りを頻繁に感じるようになってきます。
それは本当の陣痛ではなく、前駆陣痛と呼ばれているものです。お腹の張り以外にはそんなには痛みも強くはありません。そして痛みの感覚にしてもまばらな感じでしばらくすると段々と遠のいていき自然におさまってしまいます。
出産兆候としてこの前駆陣痛が起こってから本当の陣痛へと移っていくのです。個人差がありますが、前駆陣痛が起こってから数日から1ヶ月くらいで本当の陣痛が起こると言われています。
急な眠気は陣痛の兆候の一つ!
臨月に入るといつ出産をしてもおかしくない状態に母体はなっています。この臨月にママは急な異様な眠気に襲われることがよくあります。
その理由としては、臨月の時期になると、ママの身体はずっと赤ちゃんをお腹の中で育ててきたために、知らないうちに疲労してしまっているからです。その疲労やストレスなどが眠気という形で出てしまう原因の一つとなっています。
また臨月には、エストロゲンというホルモンの分泌量が増加します。それにより、夜間に熟睡が出来にくくなったり、眠り自体も浅くなってしまいます。そしてかなりおなかも大きく重くなるのでママは寝苦しくなるのも昼間に眠気が起こってしまう原因となっています。そして陣痛の兆候としても眠気は起こってきます。
さらに強い眠気を出産予定日の数日前から感じる人も数多くいます。そうなってくると陣痛の兆候と考えてよいでしょう。
周期的に来る本陣痛!
最後に起こる出産の兆候は本陣痛です。ドラマなどで描写されることのよくある陣痛です。先ほど前駆陣痛について少し紹介しましたが、前駆陣痛は子宮の下部や子宮頚管を柔らかくほぐすための陣痛で痛みは弱く、周期はありません。
反対に本陣痛は赤ちゃんを体外に出すための準備で子宮全体が激しく収縮します。そのため、痛みは強く一定の感覚で痛みが訪れます。
また、最初は痛みの範囲は狭く、痛みも強いものではありません。出産が近づくに連れて徐々に痛みの範囲が子宮全体に広がり、痛みも強くなっていきます。また、痛みの感覚も徐々に短くなっていき、間隔がなくなった時に赤ちゃんが出てきます。
まとめ
出産には様々な前兆がありますが、主な前兆についてご紹介いたしました。初めての出産は不安だったりわからないことが多いと思いますがしっかりと心の準備をして乗り越えましょう!
著者: カラダノート編集部