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寿命を左右する合併症…糖尿病の合併症っていつ発症するの?どうやって防ぐの?胃の不調・胃不全麻痺が起こった時の正しい食事療法

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寿命を左右する合併症…糖尿病の合併症っていつ発症するの?どうやって防ぐの?

糖尿病で一番気をつけなければいけないのが合併症かもしれません。糖尿病を発症した場合、血糖値をコントロールする治療を行っていくのはこの合併症を予防するためといっても過言ではありません。そんな合併症にはどんなものがあるのでしょう?また、どのタイミングで合併症が起こるものなのでしょうか?

 

糖尿病で本当に怖いのは合併症

糖尿病は合併症の病気と言われることがあるほど、糖尿病において合併症を避けることは重要です。

実際に失明や透析導入で、その多くの原因をしめるのが糖尿病です。これらを避けるためにも血糖値をコントロールし、治療を続けていかなければいけません。

 

-糖尿病の合併症は色々

よく知られている合併症は、網膜症、腎症、神経障害などの細い血管に障害が起こる合併症です。一般的に糖尿病の合併症というとこれらの合併症を指すことが多いです。

けれどもその他にも糖尿病の合併症はあります。脳血管や心臓の血管などの大きな血管に動脈硬化といった障害が起こることもあります。他にも、感染症や高脂血症、胆石などが起こることもあります。

治療法の進歩によって少なくなりましたが、場合によっては急性症状が出ることがあり、昏睡状態に陥ったり、感染を起こすことも合併症のひとつです。

 

糖尿病の3大合併症、いつ、どうやって出てくる?

糖尿病で危険視される3大合併症についてご紹介します。

 

-糖尿病性網膜症

網膜は目の組織のひとつで、眼球の奥にある目に入った光が届く場所です。この網膜にはたくさんの細い血管(毛細血管)が通っています。この場所が障害されるのが糖尿病性網膜症です。

 

・いつ起こる?

糖尿病になってから平均10年くらいかかるとされています。

 

・どうやって起こる?

最初は毛細血管にコブのようなものができたり、ちょっとした出血が起こります。この時にはまだ自覚症状はなく、この段階からなら回復することも可能です。

けれど高血糖の状態が続くと毛細血管がやぶれ、出血が起こります。はじめは小さな出血ですが、進行すると大きな出血や斑点が見られるようになってきます。これらは眼底検査によってわかります。

 

・治療は?

大出血を起こす前に、レーザー光線を血管にあてて、出血が起こっている場所を熱で固めてしまう方法があります。この方法で多少、進行を遅くすることができます。

 

-糖尿病性腎症

腎臓は体の中で様々な役割を担っている場所です。ここにもたくさんの毛細血管が通っています。この腎臓が上手に働かなくなってしまうと、人工透析をする必要が出てきます。

 

・いつ起こる?

糖尿病を発症してから約10~15年する頃に起こるとされています。しかし症状が出るようになってからも、症状が出たり出なかったりするので、放置されて進行してしまうケースも多いようです。

 

・どうやって起こる?

糖尿病で起こる腎症は、かなり進行しないとほとんど症状が見られません。そのため、定期的な検査で発症を知るしかありません。

症状として手掛かりになるのがたんぱく尿です。この蛋白尿は泡立つ特徴もよく知られていますし、試験紙で知ることもできます。ただ最近では、タンパク尿よりも前の段階で検知できる微量アルブミンを検査する方法もあります。

 

・人工透析

腎臓機能が低下してしまった場合、体の中の毒素を自分で出すことができません。その場合には人工透析を受けるか、腎臓移植などの治療を受けるしかありません。

 

-糖尿病性神経障害

最も典型的なのは足の症状です。全身の細い血管が、高血糖によって影響を受け、血流が悪くなると神経細胞への血液供給が途絶えてしまいます。

 

・いつ起こる?

一般的に網膜症よりも症状が起こる時期は早いです。

 

・どうやって起こる?

全身の細い血管が障害されて様々な症状が起こります。最も起こりやすいのは足の末端神経で、しびれなどの症状が起こります。それがだんだんと上に広がっていき、手指の先端にも症状が出てきます。些細な症状に思えるかもしれませんが、感覚に乏しくなっていくので、傷ができたり感染が起こっても痛みなどを感じることが難しくなります。

また、自律神経が障害されることもあり、その場合には発汗や立ちくらみ、勃起不全などの症状が起こります。

 

・治療は?

血糖コントロールをきちんとしていくのが基本です。その上で自分で気づきにくい、足の状態などをこまめにチェックするようにしましょう。

 

合併症がいつ起こるのかは、糖尿病治療でどれくらい血糖値をコントロールできているかによります。血糖コントロールがうまくいっていなければもっと早く合併症が起こるかもしれません。逆に良好にコントロールできていれば合併症が起こらないこともあります。

 

発症前の予防が重要

合併症が起こると、それを治すのが難しくなります。だからそれらを予防していくことがとても大切なんですね。合併症は血糖コントロールをきちんとしておけば防げることでもあります。だから一生続けていける治療を身につけることがとても重要と言えます。

 

 

その腹痛、合併症かも…糖尿病で胃の不調・胃不全麻痺が起こった時の正しい食事療法

糖尿病において食事療法はとても重要ですが、それを邪魔する合併症が起こることがあります。

胃不全麻痺という糖尿病の合併症を聞いたことがあるでしょうか?

あなたが感じている腹痛などは、もしかしたら糖尿病の合併症かもしれないのです。

 今回は、糖尿病の合併症「胃不全麻痺」について、そしてなぜ平均寿命が短いのかをご紹介します。

 

糖尿病の合併症、胃不全麻痺

糖尿病になると、胃の迷走神経という部分がダメージを受けます。そのため、胃の働きが鈍くなり、食べ物の消化がうまくいかなくなります。

その結果、長い時間食べ物が胃にとどまることになり、腹痛や食欲不振など、お腹の不調を感じるようになるのです。

 

胃不全麻痺はどう治療していく?

 

糖尿病の治療と並行して、胃不全麻痺の治療をしていく必要があります。

ただ、糖尿病から発症しているものですから、完全に治るものではなく管理していくという治療法をしていきます。

その中で症状が強くなったり、弱くなったり、見られなくなったりしながら、症状を抑えていくのです。

 

胃不全麻痺の食事療法

胃不全麻痺の症状によっても、どんな治療を行っていくか変わっていきます。ここでは基本的な食事療法をご紹介していきます。

 

>食事の回数を3回→6回

食事の量を増やすということではありません。食事の全体量は変えずに、1回の量を少なくし、回数を増やします。それによって胃への負担を軽くしてあげるのです。

 

>よく噛み、よく水分をとる

消化を促すために、食事中にしっかりと咀嚼します。

また、食事中に水分を十分にとって、胃に負担がかからないようにします。ただし、炭酸飲料は胃の負担になりますので避けましょう。

 

>食後は消化を促進

食後は胃の消化を促進するために、適度に体を動かしましょう。

 

>低脂肪を心がける

脂肪が多いと胃からの排出が遅れてしまいます。

 

>食物繊維には注意

食物繊維も胃からの排出が遅れます。ただ、良く加熱したり、ミキサーなどで繊維を断ち切るようにすれば摂取しても大丈夫でしょう。

 

>時には流動食

胃の状態が特に悪いときには、固形物を避け流動食にすることも必要です。流動食というと、そのまま続けていては健康に悪いと思うかもしれません。ですが、先にも書いたように胃不全麻痺の症状は変動していきますので、流動食を選択したからといってそこまで心配する必要はありません。

 

きちんと医師に相談しながら

胃不全麻痺になると、血糖値のコントロールもそれまで通りとはいかなくなります。そのためインスリンの使い方を変えたり、使用頻度を増やしたりして、対応していく必要があります。その際にはきちんと医師とコミュニケーションをとりながら、食事や血糖値コントロールをしていってください。

 

(Photo by:写真AC

著者: カラダノート編集部

本記事は、2017-04-11掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


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