カラダノート家族の健康を支え笑顔をふやす
  1. カラダノートTOP >
  2. 妊娠・出産 >
  3. 妊活 >
  4. 排卵を促してくれる排卵誘発剤って?その種類から知っておくべき副作用まで徹底解説

妊娠・出産

排卵を促してくれる排卵誘発剤って?その種類から知っておくべき副作用まで徹底解説

86dcfe4902b017164481040136c3a7f3_s.jpg

妊娠を希望してるもののなかなかうまくいかない。そんな方を助けてくれるのが「排卵誘発剤」です。排卵誘発剤にはいくつか種類があり、費用や副作用も含めて知っておかなければいけないことがいくつもあります。今回は、そんな排卵誘発剤について詳しく紹介します。

 

排卵誘発剤とは?

排卵誘発剤とは、排卵障害や生理不順、無月経の治療に使われる薬です。他にも人工授精や体外受精などの不妊治療でも使われます。

 

名前の通り排卵誘発剤は、「排卵を誘発する薬」です。薬で卵巣を刺激することで、卵巣にある成熟した卵胞の数を増やすなどして、質の良い卵子を育てることができます。排卵する力が弱い人の場合、排卵を促す役割も担います。不妊治療においては、タイミング法などの治療を続けてもなかなか妊娠ができないときに、妊娠のチャンスを高めるために使われます。

 

使用する前におさえておきたい種類とタイミング

排卵誘発剤には色々と種類もあります。また使い方や処方されるタイミングなどもありますので、詳しく見てみましょう。

・種類

排卵誘発剤には次のような種類があります。

 

・セキソビット

比較的効果が穏やかな薬で、最初に処方される薬です。卵子を包む卵胞の成長を助けてくれ、排卵はできていてもなかなか妊娠しないタイプの人に処方されます。

 

・クロミッド

脳下垂体に作用する薬で、卵胞刺激ホルモンと黄体刺激ホルモンの分泌を促します。これによって卵胞が育ち、排卵が促されます。最もスタンダードな排卵誘発剤なので、耳にしたことがある人も多いかもしれません。

 

・テルグリド

妊娠を抑制してしまうプロラクチンが多い場合に、それの分泌を抑える目的で使われます。

 

・hCG注射

黄体ホルモンに似た働きをし、排卵を促します。クロミッドなどで卵胞を成長させ、これで排卵させるといった順番で使われます。

 

・hMG注射

クロミッドにあった卵胞刺激ホルモンと黄体刺激ホルモンが配合された注射です。これで卵胞を成長させます。単体で使われることもあれば、クロミッドを補助する役割で使われることもあります。

 

・使用するタイミング

排卵誘発剤は使用するタイミングがとても重要です。

 

セキソビットやクロミッドなら、一般的に月経の5日目から5日間服用して様子を見ます。テルグリドは毎日の服用が基本になります。また、注射による排卵誘発剤ならば、超音波検査などを受けて卵胞の成長具合を確認し、産婦人科でタイミングを見て注射をします。

 

その他におさえておきたいポイント 

・飲み薬と注射の違い

排卵誘発剤は飲み薬と注射のタイプがあります。これらは何が違うのでしょう?

安全性や副作用という点では、飲み薬の方が勝ります。一方で注射の方が、効果が高い排卵誘発剤となります。一般的には内服薬のタイプから初めて、それで妊娠できなければ注射に切り替えていく流れになります。

 

・どれくらい妊娠率が上がるの?

不妊治療として排卵誘発剤を投与した場合、妊娠率は25~30%ほどになるとされています。これは20代後半~30代くらいの自然妊娠率と同じくらいです。

 

・治療にかかる費用

不妊治療というと高額な印象があるかもしれません。しかし内服薬でも注射のケースでも保険が適用されるので、高額な費用になるということはありません。一般的に内服薬の方が安価で、一般的なクロミッドなら1か月あたり500円程度の負担で済みます。注射の場合には1回あたり400~1500円ほどの自己負担になります。これが5~10日ほど処方されることになります。

 

ただし、薬の投与回数によっては保険適用外になることもあります。そのため不妊治療が長引くほど、費用負担は重くなっていきます。

 

副作用も知っておこう

少し触れましたが副作用の危険もあります。主な副作用には次のようなものがあります。

 

・卵巣過剰刺激症候群(OHSS)

卵巣が過度に刺激されて腫れ、お腹の張り、腹水、呼吸困難などが起こります。内服薬よりも注射で起こりやすいです。

 

・多胎妊娠

複数の卵子が排卵される可能性があり、多胎妊娠のリスクが上がります。

 

・子宮内膜が薄くなる

子宮内膜が薄くなると受精卵の着床率が下がることがあります。

 

・子宮頚管粘液が少なくなる

頸管粘液は精子を通りやすくしてくれる役割があります。この場合休憩するなどの治療方針の転換が必要です。

 

医師にしっかり確認をしてから始めましょう

排卵誘発剤は使用を続けていくとだんだんと効果が薄くなっていくのも特徴です。不妊治療においては非常に有効な薬である一方で、使い続ければ副作用の可能性もあります。そのため使用を決めるときには十分に話し合って、納得してから治療を進めていきましょう。

(Photo by:写真AC

著者: カラダノート編集部

本記事は、2016-12-18掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


通報する

妊活に関する記事

排卵誘発剤クロミッド~副作用・効果・飲み方を知ろう!

   排卵誘発剤でもっとも使用される頻度の高い飲み薬といえば、クロミッドがあげ...

不妊治療を経験した有名人とその治療方法とは?芸能人の不妊治療を見てみよう

不妊治療を経験した芸能人を知っていますか? 華やかな芸能界の中でも、子供が...

妊活の体験談

排卵日を計算して仲良し!男女の産み分け

我が家には男の子と女の子の二人きょうだいがいます。 私の姉には男の子ふたりがいます。 私の姉はど...

不妊治療をしてやっとできた一人目。二人目は普通の夫婦生活で

出産から子育てにバタバタで二人目なんて考える余裕がなかったんですが娘が1歳に近づくにつれてだんだん二...

妊活の関連カテゴリ

ブックマークは20件まで登録可能です
トップへ戻る