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健康診断・健康管理

尿潜血で異常値が出た!病気じゃなくてもひっかかる?どんな病気の可能性がある?

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尿の状態は体の状態を把握するひとつの手段です。その尿に血液が含まれていたら、それは心配ですよね。尿の色が変わるくらい血液が含まれていたらすぐに気づけるでしょう。けれどもごく微量の血液が尿に含まれていても、なかなか気づくことはできません。そんな場合に微量な血液の存在を知ることができるのが、尿潜血の検査です。

 

尿潜血って何?

尿潜血という言葉を聞いたことはあるでしょうか?文字の通り、尿に潜む血液、つまり尿に血液が混じっているかどうかを示すものです。もっと詳しく言えば尿の中に血液の一部である、赤血球の中のヘモグロビンが混じっている状態を尿潜血と言います。

 

-健康診断などで分かる

尿潜血という言葉に触れるのは、健康診断の結果を見たときかもしれません。尿潜血検査は、一般的な健康診断の尿検査に含まれる項目です。あるいは病気の原因を探るときの検査などでも用いられます。

この検査では、尿に試験紙を入れてその色の変化を見て診断します。

 

-判定

尿潜血は以下のように結果が出ます。

 

正常(-)…陰性

健康な人でも少し尿中に赤血球が出ることはあります。けれどもそうした場合、試験紙での判定ではほとんど陰性になります。

 

擬陽性(±)

陽性(+)

これらの場合は異常値とされ、何か病気が隠れていることが考えられます。ただこれらの数値が出てもすぐに確定ではありません。問題のない場合でもこうした数値が出ることがありますので、複数の検査をして原因の確定診断をします。

 

尿潜血についてもっと知りたい

尿潜血について詳しく説明します。

 

-血尿とは違うの?尿潜血の症状は?

尿に血液が混じるというと血尿がよく知られています。血尿と尿潜血は違うのでしょうか?

尿潜血は先にも書いた通り、尿にヘモグロビンが入っている状態です。そのため目で見ても血液があることは分かりません。その一方で血尿は尿に血が混じって、見た目でも赤さがわかるものが多いです。

そのため、尿潜血が出る状態でもこれといった自覚症状がないことが多く、健康診断で初めて気づくことが多いようです。

 

-尿潜血が出る原因(病気ではない場合)

尿潜血が出たからといって、すぐに病気とは言い切れません。先に書いたように、健康な状態でも尿潜血が起こる可能性があるためです。病気でなくて尿潜血が起こるのには、次のような原因があります。

 

・発熱後

・運動

・過労、ストレス

・生理

・良性腫瘍

・良性家族性血尿

 

このように健康であっても、一過性の原因で尿潜血が陽性になることがあります。女性の場合、生理の血液が混ざってしまうことがあるので、できるだけ経血の出ているときは検査を避けた方がよいですね。

 

尿潜血に異常があった場合の病気

尿潜血が陽性になって再検査した場合、病気が原因と考えられるケースは30~40%ほどとされています。またその中でも治療がすぐに必要と言われる場合が40%ほどだそうです。その病的な原因には次のようなものがあります。

 

-腎臓の病気…腎炎、腎結石、腎腫瘍、遊走腎など

-尿管…尿管結石、尿管腫瘍など

-膀胱…膀胱炎、膀胱結石、膀胱腫瘍など

-尿道…尿道炎、前立腺炎、前立腺腫瘍

-他…白血病、溶血性貧血、心筋梗塞、筋ジストロフィーなど

 

実に様々な病気の可能性が判明することが分かります。中にはここからがんの可能性が指摘されることもありますし、症状の乏しい腎臓の病気が発覚することもあります。そのため尿潜血検査は、自分では症状のない病気を知るのに非常に重要な検査と言えるでしょう。

 

体の状態を見直すきっかけにしましょう

尿潜血で陽性になったからといって、すぐに焦る必要はありません。けれども病気ではないケースもあるからといって、そのままにするのもいけません。そこから検査を重ねていって、がんが発覚する可能性もあります。そうした可能性も考えながら、詳しく検査をして自分の体を見直すきっかけにしてみてください。

(Photo by:写真AC

著者: カラダノート編集部

本記事は、2017-01-06掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


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