育児
赤ちゃんの授乳時間ってどれくらい?授乳時間が長いのは大丈夫?原因は何がある?
赤ちゃんにおっぱいをあげるとき、悩みや不安があることは多いです。その中でも「授乳時間」について困っているママは多いようです。そんな授乳の時間について、目安となる時間や、長い場合の理由などを解説していきます。
授乳時間ってどれくらい?
育児中は、授乳時間について不安になったり、悩むことは誰でもあります。授乳時間はその子によっても違いますが、目安の時間を紹介します。
-新生児(生後1ヶ月)
生まれてすぐは吸う力も弱く、おっぱいを吸うことに慣れていないので、授乳時間が短めです。その分頻繁に授乳をします。この時の授乳時間は「左右それぞれ5~10分」ほどです。ただそれ以上飲めるなら、この時期は欲しがるだけあげて大丈夫です。
-生後2~4ヶ月
だんだんと飲み方に慣れてきます。授乳時間は「左右それぞれ10分ずつ」くらいが目安です。生後3か月を過ぎてくると、その子の授乳ペースができてきます。授乳時間はそのままでも、授乳間隔は少し長くなっていきます。
-生後5か月以降
この時期になると離乳食が始まってきます。離乳食開始前は、1回の授乳時間は「左右合わせて10~15分」くらいです。離乳食開始後は、「離乳食後に5分程度」、普通の授乳のときで「左右合わせて10分程度」になります。これは3回食開始後も同じくらいの授乳時間でよいでしょう。
-1歳以降
1歳以降になると、牛乳やフォローアップミルクを飲めるようになってきます。それができるようになってきたら卒乳を考えてもいいでしょう。
授乳の時間になったら赤ちゃんを起こすべき?
新生児の授乳間隔に関して、「3時間で母乳を飲ませてください」と言われます。しかし、赤ちゃんがぐっすり寝ているならそのままにして、起きたときに授乳したい気持ちもあります。これに関しては、人によって考え方が分かれます。
-起こして飲ませるべき?
起こしてでもおっぱいを飲ませるべきといった意見もあります。これはどちらかというとママの体のための意見でもあります。どんどん生産される母乳は、赤ちゃんが吸ってくれないとつまったりして乳腺炎になる可能性があります。
それを防ぐためにも、どんどん赤ちゃんに飲ませるべきとされています。
-時間があくのは大丈夫?
一方で4~5時間たっぷり眠って、なかなか起きない子もいます。そんなときに授乳間隔があくのは大丈夫なのか?と考えてしまいます。基本的には、1日の授乳量がしっかりしていれば、多少時間があいて授乳しても大丈夫と考えられています。これは、どちらかと言えば赤ちゃんのことを考えた考えですね。
授乳に時間がかかるのはよくない?
授乳に時間がかかるといった悩みを抱えているママは多いです。どうして授乳時間が長いのはよくないのでしょう?また、どうして時間がかかってしまうのでしょうか?
-20分以上は避ける
新生児であっても20分を越すような授乳は避けましょう。というのも20分以上の授乳は赤ちゃんもママも疲れてしまいます。それに、あまり長い時間吸っていると乳頭が傷つきやすくなるので、その点でも長すぎる授乳時間は避けましょう。
-赤ちゃんが母乳をうまく飲めないのかも
授乳時間が長くなっているのは、赤ちゃんが上手に母乳を吸えていないのかもしれません。特に新生児のときには、まだ飲み方もよく知らず、母乳も消化しにくく、どうしても上手に飲めないことがあります。ママの方がおっぱいのあげ方に慣れていないこともありますね。
-母乳が足りてないのかも
ママの母乳が足りないと、満腹にならないのでいつまでも吸い続けることがあります。おっぱいを吸われることが刺激になって、母乳もどんどん作られていきますから、諦めずに吸わせてあげましょう。また胃を温めることで母乳の出もよくなります。
授乳に時間がかかる・時間あくことを気にしすぎないようにしましょう
新生児の内は授乳のペースもなかなか定まらず、授乳時間もその時々によってバラバラだったりします。しかし、大人だってその時に食べられる食事の量が変わるのは当たり前です。その時々で気にしすぎず、目安を参考にしながら授乳をしてみてください。
(Photo by:写真AC )
著者: カラダノート編集部