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膝関節症の3つの手術の費用と時間・変形性ひざ関節症の手術的治療

 

膝関節症の手術を受けるとは言っても、どれくらいの費用と時間がかかるのか不安に思う方もいるはずです。

 

膝関節症の費用と時間についてまとめます。

 

●関節鏡視下手術の費用と時間

関節鏡視下手術は体への負担が最も少ないことで知られている膝関節症の手術です。そして、関節鏡視下手術の場合は体への負担だけはなく、金銭的負担、時間的負担も少ないです。

 

ほとんどの関節鏡視下手術は日帰りで終了します。場合によっては1-2日の入院が必要なこともありますが、ほかの手術方法に比べると時間はかかりません。

 

料金は自己負担額10万円以内で済むことが多いです。

 

●骨切り術の費用と時間

骨切り術は、膝関節症における膝の負担を分散化するという手術です。人工関節の耐用年数の問題から、若い方なら骨切り術を勧められることも多いです。

 

骨切り術は入院期間が最も長いです。リハビリ期間が長いので、平均的に40日、長ければ2か月の入院が必要と言われています。

 

入院期間が長くなるということは、当然ですが入院費用も掛かります。自己負担額が50万円近くなる場合もあります。

 

●人工関節置換術の費用と時間

人工関節置換術は骨切り術ほど時間がかかりません。リハビリ期間を入れても30日程度の入院期間で済みます。

 

一方で、費用は多額になる傾向があります。人工膝関節自体の料金もかかるので100万円程度の費用が自己負担となる例も珍しくはありません。

 

骨切り術や人工関節置換術の場合、高額療養費制度を利用して負担を減らすことをおすすめします。

 

 

膝関節の軟骨がすり減る「膝関節症」ってなおるの?

膝関節症は膝関節の軟骨がすり減ることによって起きる病気です。

 

●膝関節症は治るの?

膝関節症の痛みは歩くたびにひどく感じるという方もいます。

この痛みをどうにかして消したい、膝関節症を治したいと思い整形外科に行く方も多いです。

 

膝関節症は治るのかという問いに対して、多くの医師は『治らない』と答えます。

 

というのも一度減ってしまった軟骨を取り戻すことはできないからです。

人工関節などに変えたとしても以前と全く同じ関節ということにはなりません。

 

膝関節症以外にも関節関連の病気には、もとに戻らないタイプの病気も少なくはありません。

 

●治らなくても悲観しなくてよい

膝関節症が治らない病気なら治療もしなくていいんじゃないの?と思う方もいるかもしれません。

ですが、治らないとは言っても症状を軽くすることは十分可能です。

 

例えば早いうちに膝関節症を発見することさえできれば、痛みがひどくない状態を保つことができます。

これは膝関節症以外にリウマチなどの病気にも言えることです。

そのためにも治療をする意味があると言えるでしょう。

 

治療をしなければどんどん悪化するばかりですが治療をしっかりと行うことによってある程度まで生活に支障のない範囲に体を戻すことができます。

完治するというわけではありませんが、体は大分楽になるはずです。

 

 

変形性ひざ関節症の手術的治療

保存的治療を第一に行いますが十分な保存的治療を行っても症状の改善がみられず、日常生活への支障が持続される場合には手術的治療が考慮されます。

 

 

・関節鏡視下郭清術

変形が少ない比較的初期の症状に使用される方法で、半月板の変性や断裂による症状が主である場合に行われます。

 

比較的手術後の状態回復が早い方法なので早期の社会復帰が可能になりますが、症状が進行してしまっている場合には手術を行っても症状の改善は難しいとされています。

 

・骨切り術

症状が内側のみあるいは外側のみと局在している場合に使用される方法で、確実な疼痛の改善がみられます。

 

手術によって適正な矯正が行われた場合にはその後の良好な回復が期待できますが、術後の療法に時間を要してしまいます。

 

50~60歳代で比較的活動性の高い患者さんに使用されることが多い方法です。

 

・人工ひざ関節置換術

末期の変形性関節症に使用される方法で、65~70歳以上で比較的活動性が低い患者さんに行われることが多いです。

 

術後の療法は短く、安定した除痛効果と関節機能の改善がみられ、術後10年間は良好な生活を送るにあたって何も問題はないとされる方法です。

 

しかし、肺塞栓症や感染症、人工関節の緩みなどの合併症が生じてしまうことがあります。

 

 

若年患者に骨切り術を勧める理由とは?膝関節症の手術について

膝関節症の患者に対して行われる手術は主に3種類です。

 

関節に穴を開けて行う関節鏡視下手術、骨を切って膝の負担を分散する骨切り術、そして人工関節を入れ込む人工関節置換術です。

 

●3つの手術のうち最も行われているのは?

3つの手術のうち骨切り術と人工関節置換術はよく行われると言われています。

 

関節鏡視下手術は進行度の高い膝関節症の手術としては向いていません。

というのも、関節鏡視下手術では骨自体を切ったり治したりということができないからです。

また、手術自体も全体の割合から見るとそれほど多くはないようです。

 

まずは保存療法、痛みの緩和を図り、それでも改善が見られない時の手段として手術があります。

 

●若年患者は骨切り術?

一般的に65歳未満の患者には骨切り術を勧める場合が多いようです。

 

中年の方は骨切り術を、老年の方は人工関節を、と基本的に分けて考えている病院もあるそうです。

 

なぜ若年患者に骨切り術を勧めるのかというと、人工関節には耐用年数があるからです。

 

以前に比べると人工関節はより自然な関節に近づきました。

歩き心地、使い心地など自然の関節に近い部分も多いです。

ですが、やはり人工関節は人工物です。

そのため、15-20年程度の耐用年数しかないというデメリットも持っています。

 

65歳以上であれば、20年持てば大体平均寿命に達するので再手術が必要ない場合も多いです。

一方で45歳くらいで人工関節置換術を受けると65歳くらいで再手術しなければなりません。

 

再手術の負担も考えると若い方には骨切り術の方がよいのです。

(Photo by http://pixabay.com/)

著者: カラダノート編集部

本記事は、2017-04-04掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


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