育児
心身症と精神障害は違うの?
子どもがストレスによってかかる病気は、神経症、精神障害、心身症に分かれています。
●神経症とは
神経症は現在ではあまり使われることのない名称で、精神障害に合同される部分も多いです。
自律神経系を中心とした神経に問題があり、その結果として心や体に影響を及ぼすというのが神経症の特徴です。
全般性不安障害、強迫性障害などは神経症的な側面も持っています。
●精神障害、心身症の違いは?
精神障害と心身症はよく似ています。
精神障害も心身症も、もともとストレスが原因となって起きるという点は一致しています。
また、それぞれの治療に使われる薬には重複するものもあります。
では何が違うかというと、『症状が出る部位』です。
精神障害の場合、精神的な症状が出る、体には症状が出ないのが特徴です。
一方で、心身症の場合は心だけではなく体にも症状が出ます。
例えば便秘や下痢を繰り返すようになった、頭痛、嘔吐などが心身症の代表的な症状です。
●精神科と心療内科の違いは?
精神障害を扱っているのが精神科、心身症を扱っているのが心療内科です。
ですが、実際のところは両方に対応しているという病院が多いようです。
精神科という言葉の持つイメージがなんだか閉鎖されている、敷居が高いと感じる方が多い為、実質的に精神科であっても心療内科を標榜する病院もあります。
神経科もありますが、同じように精神科や心療内科的側面を持っています。
(Photo by http://www.ac-illust.com/main/detail.php?id=33389)
著者: カラダノート編集部