妊娠・出産
妊娠中の不調「お腹の張り・痛み」がつらいアナタへ。お腹が張らないために心がけたいコト
妊娠中のお腹の張りは、ほとんどの妊婦さんが経験する症状の一つです。お腹の張り方には、個人差が多く、感じ方は様々。妊娠の時期によっても差があるため、あまり人と比べすぎるのはNG。
自分の症状に合わせたケアをすることが、症状の緩和につながります。今回は、お腹の張りを押さえるために心がけたいこと、注意をしたい症状をご紹介します。
妊娠中にお腹が張る原因は?
妊娠中に、突然お腹が引っ張られるような違和感を感じることありますよね。
特に妊娠初期に多いと言われていますが、中には中期から後期にかけて症状が強くなるケースもあるようです。
お腹が張る一番の原因は、子宮の収縮運動で自然な反応の一つです。
赤ちゃんのお部屋である子宮は筋肉でできています。妊娠中の子宮はとても敏感。お母さんの体に起こる緊張や刺激を察知して、固く緊張した状態になります。
お腹が張らないために心がけたいこと6選
妊婦さんにとっては自然な現象とは言っても、お腹の張り方によっては注意が必要な場合もあります。
お腹に張りを感じたということは、体が何かしらのサインを送っていると考え、張りが収まるように対処をするように心がけましょう。
1.横になって休む
お腹の張りは、妊娠中の生理現象の一つ。横になって安静な状態で休むと症状も落ち着いてきます。
座ったままの姿勢は、お腹を圧迫することがあるため、お腹の張りを感じたら、まずは横になるようにしましょう。
2.無理をしない
妊娠初期はお腹も目立たないため、ついつい普段の生活通りに過ごしてしまいがちです。妊娠をしたことで、普段以上に疲れやすくなっています。
仕事や外出の時でも適度な休みをとり無理をしないことが大切。
お腹が大きくなる前に遊んでおきたい!と、思いがちですが、休日は家で過ごすなど、体を休める生活心がけましょう。
3.ストレスをためない
ストレスなどの緊張もお腹の張りと関係しています。ストレスは溜めこまないのが一番のポイント。心の負担は、体にも影響をしてきます。心がスッキリと喜ぶことをして、ストレスを解消するようにしましょう。
例えば、大きな声で叫ぶ、泣ける映画を見て涙を流す、友達に愚痴を聞いてもらうなどあなたにあったストレス発散方法を実践していってくださいね。
4.お腹を温める
お腹が冷えることでトイレが近くなり、張りを感じることがあります。冷えは妊娠生活の大敵。腰痛やつわりの症状を悪化させる原因にもなります。
肌着を着る、腹巻をするなど、お腹をしっかりとカバーして、なるべく冷やさないように心がけましょう。
5.便秘対策
妊婦さんが悩む症状の一つに便秘があり、お腹が張る原因の一つです。
便秘を改善させるためには、食生活を見直すことが大切。食物繊維を含んだ野菜や海藻類、キノコ類を積極的にとるようにしましょう。
6.お腹を締め付けない
お腹の張りを感じる時に、体を締め付ける服装はNG。ゆったりとした服装にして、血行の流れを良くしてあげましょう。
また腰痛の対策用の腹帯やベルトは、お腹まわりを締め付ける原因になります。お腹の張りを感じたらはずすようにしましょう。
こんな症状には気を付けて!
もし横になって安静にしても張りが収まらない、頻繁に張りを感じる、痛みが伴う場合は、流産や早産など他に原因がある可能性も。
お腹の張りだけでなく、下記の症状もあるような場合も早めに受診をすることをおすすめします。
・おりものに血液が混じっている
・熱が出る
・張りが規則的に続く場合
お腹の張り方には個人差があり、心配なものか区別するのは難しいものです。少しでも気になる場合はすぐに産婦人科院に電話をして相談してみましょう。
妊娠後期になると...
妊娠後期に入ってきたときは、子宮が下に下がってくることもあり、お腹の張りを頻繁に感じるようになります。
お産の時期が近付くにつれ、1時間に10回くらい張ることも珍しいことではないようです。
その際でも冷えや緊張は厳禁。お腹の赤ちゃんが出てくるタイミングまで、体を温めてリラックスした生活を心がけましょう。
【体験談Pick Up】貧血を改善するための食事
投稿者:そーちゃんお母さんさん
お腹が張る!切迫流産に、、、 妊娠に気付かず薬を飲んでしまったり、初期胎児スクリーニング検査で首の後ろの浮腫を指摘され、遺伝子検査に踏み切るか悩んだり、なんやかんやいろいろあったけど、赤ちゃんは順調におおきくなっていき、切迫系は自分には関係ないかなぁと思っていました。
ある日お腹がよくはるようになり、ちょうど病院にいたので子宮けいかんをみてもらうと、なんと2.7cm!この時期にすると短いし、ウテメリンを処方されました。 切迫流産、ベッドから起きちゃだめ!ご飯もベッドで!立つことは禁止!と言われ、家で泣き通す。。 (一部抜粋)
お腹の張りの症状は人それぞれ
お腹の張りは、妊娠の周期や症状によって原因が異なります。少しでも違和感を感じた時は、我慢をしないで横になるようにしましょう。
また不安な時でも、次の検診まで様子見ようと先送りしてしまいがちですが、不安な気持ちのままでいるのは心によくありません。先生の一言で安心することもあるので、相談をするようにしましょう。
妊娠生活中は、ストレスと冷えが一番の大敵です。心のも体も温めて、リラックスしたマタニティライフを送ってくださいね。
(Photo by:https://www.photo-ac.com/)
著者: カラダノート編集部