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妊娠中の不調~妊娠高血圧症候群・低血圧症・静脈瘤~

妊娠高血圧症候群、聞いたことはありませんか?これは症状が悪化すると母子ともに危険な病気なんです。

また、妊娠中の低血圧にも注意が必要です。妊娠中の血圧について見ていきましょう。

 

妊娠高血圧症候群とは?

健診の際、妊婦さんは毎回血圧を測定すると思います。これは妊娠高血圧症候群という疾患を早期発見するためです。

 

妊娠高血圧症候群になる原因ははっきりわかっていないようですが、胎盤が形成される妊娠15週ごろまでに血管がうまく作られず、体が妊娠に適応できなくなるということだと考えられています。

 

妊娠高血圧症候群は、過去には妊娠中毒症とも呼ばれていたそうです。いったい、体にはどのような変化が起きているのでしょうか。

 

発症率は、妊婦さん全体の約10%

妊娠高血圧症候群は、妊娠8か月以降の後期の妊婦さんに起こることが多く、全体の妊婦さんの1割に発症しているようです。

妊娠中期の段階で発症した妊婦さんの場合は重症化することが多く、その場合は母子ともに医療的管理が必要となります。

 

妊娠高血圧症候群の症状

高血圧・尿たんぱく・むくみのうち1つ、もしくは2つ以上の症状がみられ、それが妊娠前から持っている症状ではないものとされています。

しかし、現在はむくみは妊婦さんに頻繁にみられる症状であるため、条件から外されているそうです。

 

血圧については、妊娠中の場合、最高血圧が140mmHg以上、最低血圧が90mmHg以上のことを高血圧といいます。

妊娠時は通常と比べると、血圧は高めであることを覚えておきましょう。 

 

妊娠高血圧症候群は、はじめはあまり自覚症状がなく、思えば吐き気や頭痛が頻繁にあったり、体重が急に増えた程度のことが多いようです。つわりや疲れだと思って放置してしまうかもしれません。

症状が進行すると、脳出血やけいれん発作、血小板が減少する病気になることがあります。

 

常位胎盤早期剥離という、生まれる前に胎盤がはがれてしまう病気も、この病気が原因で起こることが多いとみられています。

 

妊娠高血圧症候群の診断

妊娠20週~産後12週の間に、血圧が下が90以上、または上が140以上、あるいはその両方である場合、妊娠高血圧症候群と診断されます。

尿検査をするとタンパク尿がみられるようになる場合もあります。

 

お腹の赤ちゃんへの影響は?

重症である場合は、血流が悪くなることにより、赤ちゃんへの栄養や酸素の供給が不足してしまいます。

低体重で生まれたり、脳に悪影響を及ぼすこともあり、最悪の場合命にかかわる事態に陥ることもあります。

 

冬は寒さから血圧が上がりやすい時期なので、冬場に出産を迎える妊婦さんは特に注意が必要です。

何か体調の変化で「おかしいな」と思うことがあれば、念のため受診することをおすすめします。

 

妊娠高血圧症候群になりやすい度チェック

・初産婦である

統計的に、初めてのお産の人に多くみられるようです。

 

・多胎妊娠である

母体への負担が1人の妊娠より大きいため、妊娠高血圧症候群のみでなく他のあらゆる病気のリスクも高くなります。

 

・糖尿病、高血圧、腎臓病

もともとこれらの病気を持っていたり、かかったことがある妊婦さんは妊娠高血圧症候群になりやすいといわれています。まだ発症していなくても、家族にそういった人がいる場合多少リスクが高いと言えます。

 

・高血圧な家系である

家族に高血圧な人がいる場合、遺伝的な要素で高血圧になりやすいです。また、腎臓に持病がある人も要注意です。

 

・太り過ぎている

肥満の人は、心臓に負担がかかりやすい、たくさん食べるため塩分を適量を超えて摂取してしまうなどの理由によります。妊娠する前の体重が55kg以上の場合や、BMI(体重を身長で2回割った値)が25以上の場合は確率が上がるようです。

 

・35歳以上の初産、もしくは15歳以下である

高齢出産の場合、糖尿病などの生活習慣病を発症しやすいようです。40歳以上になると、さらに発症率があがるようです。15歳以下では体が未熟であるためかかりやすいとの説があります。

 

・運動不足や睡眠不足である

生活が不規則で不健康な生活をしているとかかりやすいようです。また、ストレスをためることで体の機能が低下し、悪影響を及ぼすことがあります。

 

・過去に妊娠高血圧症候群になった

過去にかかったことがある人は繰り返す傾向にあるようです。

 

・妊娠初期に血圧が高めだった

妊娠初期では高血圧というほどではなかった場合でも、妊娠後期なってから急に血圧があがり発症することが多いといわれています。

 

あてはまる項目がある人は、日頃から気にかけるようにするといいでしょう。

 

妊娠中の低血圧症にも注意 

妊娠高血圧症候群にも気を付けないといけませんが、妊娠中の低血圧症にも注意が必要です。 

低血圧になると、めまいやたちくらみを引き起こします。妊娠中に転倒しては大変です。

 

低血圧症にならないために

妊娠高血圧症と同様に、運動不足を解消したり、食事の栄養バランスを見直しましょう。また、足を高くして寝たり、着圧ソックスをはきましょう。

 

妊娠中の静脈瘤(じょうみゃくりゅう)の原因 

妊娠中の静脈流の原因は、むくみの原因とよく似ています。

 

静脈流はひざの裏になることがほとんどで、下半身に血液がたまったままになることにより起こります。ひどい場合は手術が必要になります。

足の他に、外陰部や膣にできる場合もあります。

 

いずれも、見えにくい場所にできやすいので注意しましょう。

 

静脈瘤にならないために

むくみの対策と同様に、下半身の血行をよくすることを心がけましょう。

マッサージするときは、出血する可能性がありますので、静脈流を直接マッサージしないようにしましょう。必ず静脈流の周りをやさしくマッサージしましょう。

出産後は自然になおる人がほとんどです。

 

妊娠の時期によって起こる様々な症状は、ほとんどが定期検診によって予防できたり、発見できます。自分で予防する他に、きちんと定期検診を受診しましょう。

 

(Photo by //free-images.gatag.net/)

著者: cocoさん

本記事は、2016-08-04掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


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