不眠・睡眠障害
アロマテラピーでいびき対策
いびきに悩んだ時に「アロマテラピー」と聞いてもといまいちピンときませんよね。アロマテラピーにどんな効果が期待できるのかみていきたいと思います。
アロマテラピーによるいびきへの効果とは?
アロマテラピーで直接いびきを治療することはできませんが、その原因となる肥満や呼吸器系の病気への対策を行うことで、ある程度いびきを緩和することができます。いびきの原因別に、おすすめの精油を見ていきましょう。
<呼吸器や鼻・喉の炎症によるいびき>
鼻炎や扁桃炎、風邪など、呼吸器や鼻・喉の炎症が原因の場合には呼吸器(鼻炎・花粉症等)に効果のある精油を利用することで改善が見込まれます。おすすめな精油はこちらです。
・ユーカリ
・マートル
・ペパーミント
・ティートリー
・サンダルウッド
<肥満によるいびき>
肥満が原因の場合にはダイエットに効果のある精油を利用することで改善が見込まれます。おすすめな精油はこちらです。
・グレープフルーツ
・シダーウッド
・パチュリー
食事療法に付き物のストレスを和らげる効果も
アロマテラピーによる治療は補助的なものにすぎませんが、ダイエットなどによるストレスを和らげたり、高ぶった神経を落ち着かせたりと言った効果があり、肥満外来など医療の現場でもアロマテラピーが用いられることがあるようです。
健康のためだけでなく、楽しんで始められるアロマテラピー、試してみてはいかがでしょうか。
いびきは自力で治せる場合もあります。例えば顎周辺の筋肉の低下や骨格の歪みが原因の場合は、それを解消することでいびきを改善することができる場合があります。ここではそのポイントをご紹介しましょう。
いびき改善トレーニング
・ご飯は左右の歯で均等によく噛んで食べるようにする
・大きく「ア・イ・ウ・エ・オ」の形に口を広げる(毎日1分ほど)
※声は出さなくてもよい
・大きく舌を前に突き出す(毎日1分ほど)
普段から口呼吸の人、気が緩んでいるとつい口が開いてしまう人は要注意。顎周辺の筋肉が弱ってしまっている可能性があります。これらのトレーニングをすると自然と鼻呼吸が身に付くと言われています。肥満型のいびき解消にとっても効果的です。
また、顎周辺の筋肉を鍛えることによってフェイスラインもすっきりさせることができます。鼻呼吸では粘膜が外気のフィルターの役割を果たしてくれるので、口呼吸に比べて病気になりにくくなるという側面もあります。
寝る前や入浴中など、毎日のちょっとした時間にぜひこのトレーニングを取り入れてみてください。
枕が高いといびきをかく!?まくらの高さのチエックポイントとは?良いまくらとは?
高すぎる枕がいびきを引き起こすと言われます。人間は眠る時、筋肉の力が抜け、下顎が後退するため、気道が起床時より圧迫されます。
この時、枕が高すぎると、気道や喉がさらに圧迫されるため、いびきをかきやすくなるためです。
ひどい時は、睡眠中に呼吸が止まる、「睡眠時無呼吸症候群」を招く場合もあります。
なら低い枕の方がいいの?
人間の首の骨は、ゆるやかにカーブしている状態が自然です。
枕が低すぎると、このカーブがなくなり、顔のむくみや肩こりなどを招くのです。
枕の高さが合っているかどうか、どう確認すればいいの?
チェックポイントとしては、以下のようなものがあります。
・横向きやうつ伏せでないと眠れない。
・目が覚めると枕を外していることがある。
・枕を二つ折にしたり、立てて使ったりしている。
・自分の手を頭の下に入れていることがある。
思い当たることが一つでもあれば、枕が合っていない可能性があります。
買い換えなくても、肩の下にタオルを引いたり、頭を乗せる位置を調整するだけで改善する場合はあるようです。
一番良いまくらとは?
大まかな目安ですが、床に対して平行に横たわった時、首のカーブが立っている時と同じ状態になる枕が良い枕だと言われています。
最適な枕の高さには、人によって最大6センチほどの誤差があるそうですので、きちんと自分に合ったものを選ぶようにしましょう。
パートナーに指摘されてびっくり。知っておきたい「いびき」の原因と対策方法
あなたは眠っているときにいびきをかいているでしょうか?自分のいびきを自分で自覚するのはなかなか難しく、パートナーや知人に指摘されてはじめて気づくこともあります。いびきをかくのは、単にうるさいだけでは済まないこともあります。そもそもいびきはどんな原因で起こるのか。今回はいびきの原因について解説します。
睡眠中どうして「いびき」をかくの?
寝ているときにかくいびきは、どうして起こるのでしょうか?いびきは、睡眠中の呼吸に伴って起こる雑音です。この雑音の主な原因は、空気の通り道である気道が何かの原因で狭くなることです。狭い場所を空気が通ろうとするので、抵抗が大きくなって振動が起き、いびきとなって聞こえます。
こんなにたくさんある!いびきの原因と対策
いびきの原因はいろいろとありますので、一つずつ対策方法とともに紹介していきます。
原因1. 首のまわりの脂肪が気道に影響
いびきの原因の中でも多いのがこの首周りの脂肪です。首に脂肪がついていると気道が狭くなってしまい、いびきをかきやすくなります。さらに寝ているときに舌が喉の奥に落ちてしまうと、気道がさらに狭くなっていびきの原因になります。
<対策方法>
根本解決はダイエットと、首のまわりの筋肉を鍛えることですが、すぐにできるのは横向きで寝ることです。これで少なくとも舌が喉の奥に落ち込むことはなくなります。
原因2. 鼻がつまっている
鼻がつまっていると、口呼吸になってしまいます。口呼吸は鼻呼吸よりも気道が狭くなるのでいびきをかきやすいです。
<対策方法>
対策としては市販で鼻の通りをよくする鼻腔拡張テープなどを使ってみましょう。風邪や花粉症でなく、単に口呼吸が癖の場合には口にテープを張って口呼吸を防ぐテープもあります。
原因3. 扁桃腺
扁桃腺は喉の両側から突き出してくる形で肥大するので、気道が狭くなります。
細菌感染などで腫れていれば、もとの感染症を治すことで解決します。
<対策方法>
もし病気でなく大人になっても扁桃腺が大きいなら、手術で切除する必要があります。
原因4. 疲労
寝ているとき筋肉は緩みますが、疲れているとなおさらで、気道が狭くなりやすいです。さらに疲れていると普段より空気をたくさん吸うので、空気の抵抗が大きくなっていびきが起こりやすくなります。
<対策方法>
疲労は仕方のないことで、できるだけいびきをかかないよう、横向きに寝るなどしましょう。
原因5. 身体の特徴
気道が狭まりやすい身体の特徴もあります。
・あごが小さい
・首が短く太い
・舌が大きい
・口蓋垂(のどちんこ)が長い
これらの構造が空気の通りを妨げています。
<対策方法>
あごの小ささに対してはマウスピースなどで行う治療法がありますので、病院で相談してみましょう。
原因6. 女性ホルモンが減っている
女性ホルモンの減る高齢女性の方は、いびきをかきやすくなります。これは女性ホルモンに舌を支える筋肉を緊張させ、気道を広くする働きがあるためです。
<対策方法>
女性ホルモンの減少に対しては、舌を動かして、舌を支える筋肉を鍛える方法が効果的です。
原因7. アルコール
アルコールは筋肉を弛緩させるので、舌が落ちやすくなり気道が狭くなります。
ただアルコールによるいびきは一過性なのであまり心配する必要はないでしょう。
<対策方法>
どうしても気になる場合は、一度お酒を控えていびきをかかないかパートナーなどに確認してもらいましょう。
原因8. 病気の可能性も
以下の病気が原因でいびきが出ている可能性があります。
・鼻中隔湾曲症(鼻の真ん中にある仕切りが曲がっている)
・肥厚性鼻炎(アレルギー性の鼻炎などで鼻の粘膜が厚くなっている)
・鼻茸症(炎症で鼻粘膜がポリープ状になっている)
・アデノイド肥大(喉の奥のアデノイドが大きくなっている)
<対策方法>
よく知られたいびきの原因は睡眠時無呼吸症候群ですが、これは元は肥満などから引き起こされます。これらの病気は治療ができ、病気を治せばいびきは改善します。
病気が原因の可能性アリ。気になる場合は病院へ
たかがいびきと考えてしまうかもしれませんが、病気が原因の可能性もあります。もし周りの人のいびきが気になったら、「うるさい」と邪険にせず、その原因を考えてみてください。毎日いびきが出るという場合は、一度病院に行くこともおすすめします。
仰向け?うつ伏せ?寝る姿勢でいびきを予防!
いびきで悩まされている方も多いのではないでしょうか?睡眠が浅くなることや健康への不安、家族への負担など、出来ることなら少しでも症状を抑えたいですね。今回はいびきを和らげる就寝時の姿勢についてお伝えします。
いびきのメカニズム
いびきは鼻の奥?喉付近にかけての空気の通り道がなんらかの原因で狭まってしまうことが原因です。狭くとも呼吸はしなくてはいけませんから、その分無意識 に強く呼吸がなされ、内部が振動して音が鳴ってしまうんですね。寝ている間のことですから、なかなか気づきにくい&治しにくいのがやっかいです。
しかし!いびきのメカニズムから考えられた、寝る時のちょっとした工夫でいびきが改善できる場合があるのです。
それはズバリ「横向きで寝ること」!
え、 それだけ? と思われるかもしれませんが、これは仰向けに寝るよりも横向きに寝た方が寝ている間の空気の通り道が広く保たれるという、きちんと理由があっ てのことです。とはいえ始めは横向きに寝ていても気づいたら仰向けになっていた…というのでは意味がありませんね。
横向きで寝るクセをつけるいくつかのポイントをご紹介します。
横向き寝のポイント
・右を下にして寝る
・背中側が高くなるように工夫する(敷き布団の下に何か引いたり、丸めた毛布を置いておく)
・ 抱き枕や横向き寝専用の枕を使う
・左足を軽く前に出す(右足に乗らないようにする)
いかがでしょうか?なんてことはないことですが、体に無理のかからないような横向き寝の姿勢を心がければそうして寝るクセがつき、いびきの改善につながることでしょう。
それでも無理は禁物!いびきをかかなくなっても、眠れなくなってしまっては本末転倒ですね。いきなり全てのポイントを試すのではなく、少しずつ体を慣らしながら行うと良いでしょう。
スマホでできる「いびき」のセルフチェック
眠っている間、どんないびきをかいているのか、なかなか自分では気付くことが出来ないものです。では、いびきをチェックするにはどうすればいいのでしょうか?自宅で簡単にできる「いびき」のセルフチェック法をお伝えします。
いびきを自分で「録音する」
もっとも簡単な方法は、いびきを自分で「録音する」方法です。アンドロイド、iPhoneともにいびき対策アプリは数多く発売されています。大きく分けて二種類のアプリが存在します。
・いびきを録音し、分析するもの。
・いびきに反応して音を出し、寝返りを促すもの。
後者については、いびき以外の音に反応してしまう場合が多く、不眠を悪化させる危険があるため、アプリの内容をよく確認した上での購入が必要です。
どんな「いびき」が一番危ないのか。
いびきが一時的に止まり、また復活するという「エンスト」型のいびきの場合、「睡眠時無呼吸症候群」の疑いがあります。「睡眠時無呼吸症候群」は高血圧や肥満、糖尿病など、生活習慣病を併発している場合が多く、大変危険な状態です。
ただし、それ以外の場合でもいびきをかいている場合、空気の流れが詰まっていることを示しているので、良質な睡眠が取れているとは言えません。
病院に行くのは恥ずかしい、という方は、一度こうしたアプリを活用してみるのもよいかもしれません。
横向きで寝るといびきは治る?いびきの原因と解消法について
仰向けに寝るといびきをかきやすいことをご存知ですか?人は眠る時、全身の筋肉が弛緩して、体の力が抜けます。この時、顎の力も抜けますので、下顎も後退することになります。仰向けに眠っている場合、下顎が後退することによって気道近辺を圧迫することになるため、いびきが発生しやすくなるのです。
横向きに眠るといびきが軽減される
いびきがひどく、寝苦しいような場合、横向きに眠るとある程度改善されるようです。仰向けに眠っていた時、重力によって落ちてきた下顎によって気道が圧迫されますが、横向きに眠ることによって、その圧迫が大きく軽減されることになるのです。
特に「睡眠時無呼吸症候群」であったり、その兆候がある場合は、この方法を取ることで睡眠の質が向上することもあります。
自分がいびきをかいているかわからない時…
いびきの自覚症状がない場合には、スマートフォンなどを利用して録音してみるのも一つの方法です。いびきをかきやすい共通の特徴がありますのでチェックしてみましょう。
・肥満
・下顎が小さい
・扁桃腺やのどちんこ、舌が大きい
・いびきについてよく周囲から指摘される
・夜間、頻繁に尿意を催す
・朝起きた時、口の中がひどく渇く
こう言った方の場合、睡眠中、うまく呼吸出来ていない可能性がありますので、一度横向きで眠ることを試してみてもいいかもしれません。
(Photo by 足成 http://www.ashinari.com/)
著者: カラダノート編集部