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関節痛・腰痛

抗炎症作用に特化した鎮痛薬「CoxII阻害薬」!~関節症の薬物治療~

 

■関節症の治療に用いる非ステロイド系消炎鎮痛薬は、痛み止めのためだけに投与するのではありません。


関節症に伴う炎症は、そのまま放置すれば関節を破壊し、骨をむき出しにしてさらなる痛みを生み出します。
関節症の進行を止めるためには原因となる炎症を押さえ込まなければならないのです。


非ステロイド系消炎鎮痛薬には痛み止め以外にも炎症を抑える役割があり、その中でもCoxII阻害薬抗炎症作用に特化した鎮痛薬として用いられます。

体内で炎症や痛みがおこるのはプロスタグランジンが生成されるからです。

このプロスタグランジンの生成に関わるのがCoxという酵素で、この酵素の働きを阻害することが炎症を抑えることに繋がります。


しかしCoxにも二種類ありCoxIは胃の粘膜を保護する役割もあり、こちらを阻害すると胃腸に障害が出るリスクがあるのです。
そのためCoxIはそのままに、CoxIIのみ働きを阻害するCoxII阻害薬が開発されました。


■炎症を引き起す酵素Cox


1.CoxI
炎症を引き起すプロスタグランジンを生成する。
●胃の粘膜を保護する働きもあり、阻害されれば胃腸障害に


2.CoxII
●同じくプロスタグランジンを生成する。
●こちらだけを阻害すれば副作用無く炎症を抑制することが可能。


NSAIDsなど通常の非ステロイド系消炎鎮痛薬は、ほとんどが二種類のCoxを両方阻害して炎症を食い止めます。
消炎効果は強くても、胃腸障害が副作用として現れやすいのはこのためです。


副作用があっては、いかに効果が強くても気軽に使うことは難しく、副作用無く炎症を鎮めるためにCoxII阻害薬が使用されます。

 

 

(Photo by //pixabay.com/static/uploads/photo/2012/12/21/10/06/addiction-71573_640.jpg?i)

著者: うにさん

本記事は、2016-07-27掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


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