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健康診断・健康管理

生活習慣病予防健診は何歳から?値段はいくらで受けられるの?健康診断や検査の基礎知識

日本人の多くがかかる病と言われているのが生活習慣病で、糖尿病や高血圧などが生活習慣病の代表です。

名前からもわかるように生活習慣が主な要因となっていますが、検診と料金はどのくらいなのでしょうか。

 

●生活習慣病予防の重要性

生活習慣病は早期発見しないと合併症を引き起こすリスクが高まります。

例えば糖尿病なら糖尿病性足変で足を切断しなくてはならないかもしれません。

高血圧なら脳梗塞や脳卒中のリスクが高まります。

生活習慣病に早めにアタックすることで健康に長生きできる可能性も高くなるのです。

 

●生活習慣病予防検診

生活習慣病予防健診は35歳以上、75歳未満で健康保険協会けんぽに加入している方なら受けられる健診です。

一般健診という全員が受ける健診の他、付加検診というものもあります。

付加健診は対象者の中でも40歳と50歳の方が受けるものでさらに詳しく病気を早期発見できるシステムとなっています。

女性の場合は乳がん検診や子宮がん検診等もあります。

 

●料金は?

生活習慣病予防健診は検診の内容によってやや料金が変わります。

一般健診、最もスタンダードな検診のみであれば自己負担額は6843円です。

その他に付加検診を入れれば一般健診と併せて11000円程度の料金となります。

乳がん検診は40-48歳なら1610円、50歳以上なら1036円です。

 

『自宅で手軽に遺伝子検査キット』には知っておくべき問題がある

『遺伝子検査ビジネス』には、科学的根拠が無かった例も

現在、『遺伝子検査キット』という自宅で手軽に口腔内の細胞を採取し、郵送で検査会社に送ると、将来発症する可能性のある病気がわかるというものが話題となっています。遺伝子検査を実際に行った方の例として、ハリウッド女優のアンジェリーナ・ジョリーさんが挙げられますが、検査を行うきっかけは、自分の母親が56歳という若さで乳がんで亡くなられたことであるようです。乳がん患者の5~10%程度の割合である『家族性乳がん』の可能性を考えられてのことでした。結果は、陽性で87%の確率で発症するということが分かったそうです。

 

家族性乳がんは、進行が早く再発しやすい特徴があり、早期発見が重要であることから、この検査の功績は大きいと思います。その他にも、糖尿病や肥満などの生活習慣病の可能性が分かれば、早期に対策を打て病気の発症が防ぐことが出来ます。しかし、一方で、検査結果に科学的根拠が見られなかったり、料金を高額に請求する業者や、また子供の潜在能力について遺伝子検査から調べるという業者も現れていると言われています。以下では、遺伝子検査の基本的知識から、検査結果の有用性についてまでご説明したいと思います。

 

遺伝子検査の詳細について

<遺伝子検査でどのようなことが分かるのか?>

遺伝子検査で扱う遺伝子の数については、業者によって異なるようですが、世界で最も多くの検査項目があると言われているのが米国のグーグル関連会社である『23andMe社』です。検査項目の代表としては、上記のような『がんや脳卒中』等の約120種の病気発症の確率に加え、薬への感受性や、肥満傾向など約60項目の体質に関する項目があるようです。また一風変わったものとしては、下記のような性格・運動能力・記憶力など要素も調べられるとの事です。

 

◇検査項目の一例◇

◆5-HTT:気質、個性、感情活動等と関係する遺伝子。⇒【性格のタイプの分類】

◆ACTN3:筋肉繊維の形成、瞬発力や持久力、速筋派、遅筋派に関係する遺伝子。⇒【足が速いかどうか】

◆ADRA2A:甘いものが好きかどうかに関係する遺伝子。⇒【肥満へのなりやすさ】

◆ADRB2:筋肉のつきやすさ、脂肪分解と関係がある遺伝子。⇒【肥満へのなりやすさ】

◆CDKN2B-AS:心筋梗塞に関係する遺伝子。⇒【心筋梗塞発症の確率】

◆GPX1:活性酸素を分解して無毒化する遺伝子。⇒【老化速度】

◆HLA-DQA2:円形脱毛症の発症確率に関係する遺伝子。⇒【円形脱毛症発症確率】

◆KIBRA(WWC1):記憶能力に関係する遺伝子。⇒【記憶能力】

◆MAOA:感情行為、動機、適応性と調節性、反社会的行動、暴力的行為、我慢強さに関係する遺伝子 ⇒【気質と行動】

◆PAD14:リウマチに関係する遺伝子。⇒【リウマチ発症確率】

◆SPINK5:角層の保湿(天然保湿成分NMF)に関する遺伝子⇒【肌の乾燥度合い】

 

<遺伝子検査を受けるためには?>

遺伝子検査を受けるためには、

 

1)自宅へ検査キットの取り寄せ(頬の内側の粘膜から細胞採取)⇒検査会社へ郵送

2)遺伝子検査を実施している病院やクリニックで採血⇒検査会社へ郵送

 

の2種類の方法があります。

 

<どのように分析されるのか?>

2)の例では、2ml程度の採血をクリニックで行った後、検査会社へ郵送され、1~2週間でクリニックに返送されます。費用は3万1500円程度/回。

 

肥満・糖尿病・脳卒中に繋がりやすい血栓など62種類の遺伝子が解析され、6,000人以上の症例から導いた平均値と比べて『なり易さ、危険度』を判定するというものです。

 

有用性について

遺伝子検査ビジネスに関する有用性については、疑問視されている場合も多いようですが、その理由としては・・・

 

1)癌などの多因子疾患(遺伝子異常に生活習慣病などが重なって発症する)の場合、単独の遺伝子を調べただけではリスクの把握が正確に出来ない。

 

2)アルツハイマー病などの場合、判明しても有効な治療法が存在しない上に、ある遺伝子においては保持していても発症しない確率が9割であるなど。

 

⇒仮に乳がんなどでは、発症前に乳房除去を行うとすれば、検査も含めて健康保険は適用されない。再建手術まで行えば数百万円がかかると言われている。

⇒治療法が存在しない場合、不安や苦痛を与えてしまうだけの結果ともなりうる。

 

トラブルの例も存在する

米国など多くの国においては、遺伝子ビジネスは『科学的根拠や有効性が確認されていない』として、規制されていますが、日本においては特別な措置は行われていません。国民生活センターに寄せられた遺伝子検査に関する相談の例では・・・

 

◆癌の遺伝子検査(費用:40万円)を受けて、陰性の結果となったが、その2ヵ月後癌が発症。

◆子供の潜在能力を予測する検査の有用性に疑問。

 

⇒韓国では、『十分な科学的妥当性がない』として法律で禁止されている。

 

最後に

上記のように、病気のリスクが分かった後でも、『費用の保険適用』問題、『治療法の有無』の問題、『子供の生涯への影響』の問題など様々なことが出てきます。体質が分かれば、生活習慣病が治りやすくなったり、早期に病気が判明すれば、手が打て早期治療に繋がるという期待は持てますが、その便利さから拍車がかかって様々な分野に検査項目を広げていくことには、慎重になった方が良さそうです。

 

良く使われる医学用語を正しく知ろう

医師と話していると、その言葉の意味はなんだろうか、とわからなくなることがあると思います。医師はその言葉を普段使って使い慣れているでしょうが、患者は聞きなれない言葉に戸惑ってしまうということも十分にあるでしょう。

 

浸潤(しんじゅん)

…がんが周りに広がっていくこと

浸潤という言葉はがんの治療においてよく聞かれますので、がんを例に説明していきます。浸潤はまさに水が少しずつ地面にしみ込んでいくように、次第にがん細胞が周囲の組織を壊しながら入り込んでいき、拡大していくことを意味します。がんにおいてはしばしば転移と対比する概念として用いられる言葉で、がん細胞がその場で時間をかけてじっくりとしみていくイメージを持つとよいでしょう。

 

潰瘍(かいよう)

…ただれ・病気によって体の一部が深いところまで傷ついた状態

潰瘍とは体の一部が崩れてできた傷という意味です。病気によって粘膜や皮膚の表面が炎症を起こして崩れ、できた傷が深くえぐれたようになっている状態を指します。胃潰瘍といった言葉が知られている分、潰瘍自体を病名だと思っている場合がありますが、潰瘍自体は状態をあらわす言葉です。このため潰瘍という言葉の認知率は高いですが、理解率は低いようです。また、同じようにしてできた傷でも浅い場所にまでしか傷ができていない場合は糜爛(びらん)と言います。

 

腫瘍(しゅよう)

…細胞が異常に増えてもりあがるように塊になったもの

これも潰瘍と同様、言葉自体の認知率は高いですが、理解率が少し低くなる言葉です。腫瘍とは細胞が異常に増えて塊になっているもので、悪性のものは周囲を壊しながら広がったり(浸潤)、他の場所に移ったり(転移)する可能性合があります。悪性と良性があり、良性の場合はその場合には障害が生じていない場合には放っておいてしまいます。特に腫瘍がイコールがんであると言う勘違いをしている場合や、良性の腫瘍はがんにならないという勘違いをしている場合などがあります。

 

これらは比較的よく使われる言葉ですから正確に知っておくとよいですね。

 

健康診断の結果が気になる!4,5,8段階評価のそれぞれの見方について

健康診断を受けると必ず結果が返ってきます。結果を見て一喜一憂なんてこともあるかもしれません。そんな健康診断の評価の方法を見ていきます。

 

4,5,8段階の評価

健康診断の評価は一般的に4段階評価、5段階評価、8段階評価の3種類が使われています。

4段階評価と8段階評価はAからDまでもしくはAからHまでのアルファベットで表されます。

一方で5段階評価の場合は1から5までの数字で表されます。

 

評価の見方

4段階評価、5段階評価、8段階評価のいずれにおいても評価の見方を間違わないように注意しなければなりません。

アルファベットで示される4段階評価と8段階評価ではAが最もよく、次にB、Cと評価が下がっていきます。

数字で示される5段階評価の場合は1が最もよく、2,3,4と評価が下がっていきます。

 

治療を必要とする評価

健康診断を受けた結果、治療が必要な場合もあります。治療が必要な評価はどのようにあらわされているのか見ていきます。

8段階評価の場合はD以降が治療もしくは再検査・精密検査を必要とする評価です。

5段階評価の場合は3が要観察、4以降が治療もしくは精密検査を必要とします。

4段階評価の場合はCが要精密検査でDが要治療です。

A、1の場合が最も問題のない、正常な状態を表しています。

 

健康診断は受けるだけではなく、結果についてもしっかり理解していく必要があるでしょう。

 

肺気量分画検査の流れとかかる時間とは?検査のときは姿勢よく座りましょう

肺気量分画検査では勢いよく吸った時の肺活量、勢いよく吐いたときの肺活量、1回の呼吸量など呼吸に関する基本的なことがわかります。

肺の大きさは男女、年齢、身長によって違うので予測値との差から肺気量分画検査の結果を判断しています。

 

●肺気量分画検査の流れ

肺気量分画検査の流れを簡単に見ていきましょう。まずは、ノーズクリップをしてマウスピースをくわえます。

ノーズクリップをしておかないと、呼吸するときに鼻からの空気が混じってしまうので口呼吸だけで正しい検査結果を出します。

次に普段通りの呼吸をしばらく続けた後、空気を全部吐き出します。これ以上吐きだせないというところまで吐き出してください。

次に空気を胸いっぱいになるまで吸い込みます。今度はこれ以上吸い込めないと思うところまで吸い込んでください。

そして、胸の空気を吐きだす、吸うのを何回か繰り返したら検査終了です。

技師が呼吸について指示するので、指示に従って息を吸ったり吐いたりしてください。

 

●姿勢よく座る、トイレは先に行っておく

検査時間は5分程度で非常に短いのですが、トイレを我慢していると思い切り呼吸が出来ない可能性があります。トイレは先に済ませておきましょう。

そして、姿勢によっても肺気量分画検査の結果は変わってきます。背中をスッと伸ばして、出来るだけたくさん息を吸い込める・吐けるような姿勢を維持しましょう。

 

肺気量分画検査では吸った時の肺気量、残っている肺気量など呼吸に関する空気の量を調べられます。

検査40分前までに食事は済ませておかないと肺気量分画検査やその他の呼吸機能検査の結果に影響してしまうので注意しましょう。

また、人によっては内服薬に関する指示があるかもしれませんので守ってください。

(Photo by http://www.ashinari.com/2013/03/03-376844.php?category=11 )

著者: カラダノート編集部

本記事は、2017-03-30掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


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