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腎臓病は何科で見てもらうの?日本人がかかりやすい4種類の腎臓病とは一体何?検査の前の注意点

病院にはそれぞれ担当する科があります。例えば怪我なら形成外科や整形外科、お腹が痛いなら内科といったようにです。

 

●腎臓病は何科?

腎臓病は対象の病気や治療によって担当する科が異なっています。腎臓結石の90%以上は尿路結石ですが、尿関連の問題は泌尿器科の担当となっています。

 

一方で、透析を受ける場合は循環器科を受診します。循環器科は体の循環について担当している科なので血液=循環は循環器科の担当となるのです。

 

●腎臓病かも!何科に行ったらいいの? 

腎臓病かもしれない、と思うパターンにはいくつかあると考えられます。

 

例えば血尿の場合は尿に異常が出ているので泌尿器科関連の病気もしくは腎臓病と考えられます。この場合は泌尿器科を受診した方がよいです。

 

一方で、だるさやむくみなどは腎臓病の他に神経関連の病気、内臓の病気という可能性も高いです。尿の異常ではない場合はとりあえず内科を受診しておくというのがお勧めです。

 

腎臓病とわかれば担当科に移動することもあり得ます。腎臓内科を持っている病院もあるので、一度近所の病院をチェックしてみるもよいでしょう。

 

●総合病院を選ぶとよい

最初は総合病院を選ぶとよいようです。というのも、さまざまな科が同じ病院内にあるので、検査を受けるときなどに移動が必要ないというメリットがあるからです。

 

その後、治療方針などを聞いて納得すれば、そのままそこで治療を受けるとよいでしょう。

 

 

わかりやすく紹介!「腎臓」ってどんな臓器?なにをするの?

体内で血液を作る骨髄の働きを促したり、血液のろ過を行って老廃物とそうでないものを分けたりしているのが腎臓です。

そもそも腎臓とはどんなものなのか見ていきます。

 

●腎臓の場所

腎臓は腰の少し上くらいにあります。

腎臓は普通は2つあり、お腹の裏側と横隔膜の下です。

完璧に2つが平行に並んでいるというよりは、ほかの臓器の関係で右の腎臓が少し上になっている感じです。

 

●腎臓の大きさ、重さ

腎臓はそら豆のような形と言われています。

ただし、大きさはもちろんそら豆よりもはるかに大きく、握りこぶしくらいはあります。

大体体重の0.3%の重みしかなく、150gくらいであることが多いようです。

腎臓はとても小さいですが、1L以上の血液を受け取ってろ過したりしています。

 

●糸球体とは?

腎臓について調べてみるとよく『糸球体』というものが出てきます。

これは糸玉と思ってください。

糸玉の中に果実の粒入りのジュースを入れると水分だけが下に出て、果実の粒は糸玉の中に残ります。

いわゆる『ろ過』を行うことができるということです。

腎臓の場合は例で挙げた果実の粒が必要なもの、下に出た水分が不要なものです。

糸球体では腎臓の主な働きであるろ過を行っています。

 

●まとめ

腎臓は腰の上に2つあり、そら豆のような形で重みは150gです。

糸球体ではろ過をし、ほかにも腎小体などが腎臓の内部では活躍しています。

小さい組織ですが、体の老廃物除去、血液ろ過には欠かせない組織でもあります。

 

 

知っていますか?日本人がかかりやすい4種類の腎臓病とは一体何?

日本人がかかりやすいと言われている4種類の腎臓病を説明します。

 

●腎炎

腎臓にあるろ過装置である糸球体に炎症が起きる病気が腎炎です。

腎炎には急性腎炎と慢性腎炎があり、慢性腎炎の90%以上は原因不明と言われています。

また、大人よりも子供がかかりやすい病気というのも腎炎の特徴です。

腎炎の患者は体内のろ過装置が上手く働いていないということになりますので、ある程度水分・食事などを制限しなければなりません。

 

●腎不全

腎炎と似ていますが、炎症よりも腎臓そのものの機能が働かないという症状があるのが大きな問題です。

腎臓機能が何らかの理由で低下しているのが腎不全の特徴で、慢性腎不全と急性腎不全に分かれています。

急性腎不全の場合は自然に回復することも多いですが、慢性腎不全の場合は透析などで人工的に腎臓の機能を補わなければなりません。

 

●ネフローゼ症候群

ネフローゼ症候群も腎炎や腎不全と同じように腎臓の機能が低下するものです。

ですが腎炎とは違い、炎症を起こすわけではありません。

ネフローゼ症候群の場合は体に必要なものを糸球体が取り込めなくなります。

体に出る症状はだるさ、むくみなどが中心となります。

 

●腎臓がん

日本人の2人に1人がかかる病気と言われているのががんです。

悪性腫瘍が臓器に出来てしまうのががんという病気で、腎臓にがんができることもあります。

 

 

血尿が!そんな時は出方に注目

血尿は腎臓や膀胱の異常を知らせる緊急信号です。血尿が出ることがそれらの臓器が疾患を引き起していることがわかりますが、それだけではまだ不十分です。

 

血尿が出る際のその出方によって、さらに原因となる疾患を絞り込むことができます。

 

血尿が出るのが排尿の最初だけ、最初から最後まで血尿しか出ない、そして排尿の最後だけ血尿が出る、という三通りの違いだけで、候補の疾患はだいぶ絞り込めるものです。

 

■血尿の出方と疾患

1.最初だけ血尿が出る

●膀胱内の尿がきれい

排尿の最初だけ血尿が出るのは、膀胱にたまった尿がきれいな証拠です。

 

●膀胱から先に原因がある

膀胱から先の尿道と前立腺から出血している可能性がでてきます。考えられるのは、尿道炎や尿道カルンクル、前立腺の手術後などです。

 

2.最初から最後まで血尿

●膀胱内がすでに血尿

最初から最後まで血尿となっているのは、膀胱内がすでに血尿がたまっている状態なのです。

 

●原因は膀胱より前

血尿となる出血の原因は膀胱自体か、それより前の腎臓や尿管にあることになります。膀胱炎や、腎炎、腎盂炎、尿路結石などが考えられるでしょう。

 

3.最後だけ血尿が出る

●膀胱内の尿はきれい

最後だけ血尿が出るのは膀胱内にたまった尿はきれいな状態で、排尿によって膀胱が収縮した際に膀胱から出血していることを意味します

 

●原因は膀胱内のできもの

膀胱炎による粘膜の出血斑が排尿の収縮で出血、それによって最後だけ血尿が混ざることになるのです。

 

●膀胱癌の可能性

膀胱に小さな癌ができている場合も、最後だけ血尿が出る場合が考えられます。

 

このように、ほんのわずかな血尿の出方の違いで、これだけ候補を絞り込むことができます。とくに血尿が最後だけ出る場合は膀胱癌の可能性もあるため、特に注意が必要でしょう。

 

 

尿検査の前の注意点

腎臓病かどうかを確かめるための検査のひとつが尿検査です。

尿検査だけではなく血液検査、腎生検など多くの検査を経て最終的な判断が下されますが、尿検査は重要なファクターと言えます。

 

●尿検査前には注意を

尿検査は尿を採取するのですが、当然ながら尿には自分が食べたものや飲んだものが影響します。

そのため、尿検査前にはいくつかの注意点を守る必要があります。

もしも注意点を守らずに尿検査を受けた場合、偽陽性、偽陰性など本来の結果と違う結果が出て病気を見逃すことになるかもしれません。

もしくは病気ではないのに偽陽性が出て、再検査を受けることになるかもしれません。

 

●生理中の検査は控えて

女性の場合、月に一回尿中に大量の血液が混ざるときがあります。

それが生理中です。

血尿と尿中に混じった血液の判断が難しいことから、生理中は検査しないようにしてください。

やむを得ず検査することになった場合は『生理中』ということを伝えてください。

 

●ビタミン剤、清涼飲料水は摂取しないで

ビタミン剤や清涼飲料水は尿糖値に影響を与えることがわかっています。

ビタミン剤、清涼飲料水は尿検査の前日くらいから控えるようにしてください。

 

●尿量を適切に保つために

利尿作用の強いものを摂取すると尿が増えやすくなります。

逆に全く水分を摂取しなければ尿量が減ります。

尿量の多い・少ないも病気を判断するためのヒントになるので、過激な運動をしたり飲酒したりしないでください。

 

 

腎臓病の2つの検査

腎臓病の検査には尿検査、血液検査があります。

基本はこの2つの検査ですが、そのほかに腎生検などが行われる場合もあります。

 

●血液検査

血液検査の方法は、腎臓病の血液検査でも一般的な血液検査でも変わりありません。

腕から血液を採って、その血液をプロが分析するというものです。

腎臓病の血液検査では、血液一般検査、血液生化学検査、免疫学的検査などが行われます。

 

このうち、特に重要なのが血液生化学検査の中の血清クレアチニン値です。

この血清クレアチニン値が8.0㎎/dl以上になると透析が必要となります。

糸球体腎炎などの検査なら、免疫グロブリン量、血清補体価などをチェックします。

 

●尿検査

尿検査は誰しも一度は体験したことがあるはずです。

尿を採取して、それをプロが分析します。

腎臓は尿管とつながっている臓器ですので、腎臓に異常があれば尿に出るということが多いです。

このことから腎臓病の検査に尿検査は必須と言えます。

具体的にどんなところを見ているかというと、血尿、糖尿、たんぱく尿など尿に本来不必要なもの、体に必要なものが混じりこんでいないかどうかです。

もちろんそれだけではなく、尿のその他の成分、様子なども見て判断していくこととなります。

 

●総合的な判断が必要

腎臓病の検査は主に血液検査と尿検査によって行われますが、そのほかに腎生検、MRI検査などもあります。

 

総合的に見て腎臓に問題があるかどうかが、最終的な診断判定のカギとなります。

 

(Photo by: http://www.ashinari.com/)

著者: カラダノート編集部

本記事は、2017-04-17掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


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