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気になる病気・症状

筋肉麻痺を引き起こす?恐怖のボツリヌス食中毒とは

 

 

ボツリヌス菌と言うと脳卒中や小児麻痺での痙縮の治療に使われることもあるので、それでご存知の方も多いかも知れないですね。

神経毒を産生する毒素型の食中毒を起こす菌なので、逆にそれを利用するわけです。

 

ボツリヌス菌ってどんな菌?

ボツリヌス菌は非常に強い神経毒を産生する嫌気性菌です。

その神経毒は1μg以下で人間の致死量に達するほどの自然界でも最も強力な部類に属します。

また菌自体が熱に強い性質を持ち、120℃4分間または100℃6時間も加熱をしないと不活化されません。

 

感染経路は?

日本では北日本名産のいずし真空包装食品、また海外土産での不十分な処理をされた缶詰などがあります。嫌気性の菌なので真空下で増殖します。

 

症状は?

18時間前後の潜伏期間を経て、小腸から神経毒が吸収されると弛緩性麻痺を起こします。

視力低下や複視・眼瞼下垂などの眼症状、発語障害・嚥下困難・呼吸困難などの球麻痺障害、涙・汗などの分泌障害を起こします。

 

治療と予後

毒素中和の為に抗毒素血清を投与し、ICUで呼吸管理を行います。

早期に抗毒素を投与しないと約3分の一が死亡します。

細菌性食中毒の中では最も死亡率が高いので注意が必要です。

 

予防するために!

出来るだけ新鮮な材料を使い、十分な洗浄と低温下での調理をこころがける!

 

食べる直前に加熱する!

菌自体は加熱してもなかなか不活化されませんが、産生される毒素は80℃30分または100℃1分の加熱で不活化されます。

 

異臭(バターのような酪酸発酵臭)のするものは食べない!

 

頻度はそれほど多くない食中毒ですが、ボツリヌス菌は非常に強力な毒性を持っているので十分な注意が必要です。

 

 

 photo by://www.ashinari.com/2013/02/22-376635.php?category=427

著者: クレメンタインさん

本記事は、2016-08-02掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


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