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ヘルペスウイルスで起こるブドウ膜炎と気を付けるべき合併症、症状や治療法は?

ひかり

ブドウ膜炎はヘルペスウイルスでも起こります!

ブドウ膜炎は目玉を包む膜の炎症で、さまざまな原因があります。検査をしても三割ほどは原因不明です。

その中に比較的多い原因としてヘルペスウイルスによるものがあります。

 

ヘルペスウイルスとは?

ヘルペスウイルスとは水疱瘡を引き起こすウイルスで、多くの人が幼少期に一度は罹患しているため、ウイルスはほとんどの人の体内に存在します。普段は免疫などで押さえ込まれ発症しませんが、なんらかの理由で免疫が低下すると発症します。その発症した場所が目の近辺であればブドウ膜炎になります。その他の場所に起こった場合帯状疱疹という病名になります。

 

どんな症状が起こるのか

症状としては目が急に痛んだり、黒目のまわりに充血が起こったり虹彩の癒着を起こす場合もあります。

細菌によるブドウ膜炎は数日のうちに症状が重症化することがあり、注意が必要です。

重症化した場合、網膜はく離などの症状に発展して失明の可能性が出てきます。

 

主な治療法について

抗真菌薬の点眼、およびステロイド薬の点眼で治療します。炎症がひどい場合はステロイドの内服も行います。

治療を開始すれば比較的早期に治癒することが多いものの、症状が軽くなったからと処方された薬を自己判断で中断すると再発することが多いです。

再発を繰り返すたびに炎症がひどくなるので、治療は医師の指示にしたがって継続する必要があります。

 

重症化して、放置した場合、網膜はく離などで失明の可能性が大きくなります。

目に異常を感じたら、眼科を早めに受診して治療を受けてください。

 

明するかもしれない!?ブドウ膜炎の症状とは

ブドウ膜炎という単語からどのような病気を思い浮かべますか。

 

ブドウ膜とは

まずブドウ膜という組織は目にあります。虹彩、毛様体、脈絡膜という眼球をぐるりと取り囲む膜状の組織を「ブドウ膜」と総称します。ブドウのような見た目なのでブドウ膜といいます。

 

この膜が炎症を起こす病気をブドウ膜炎といいます。

 

この炎症が慢性化したり重症化したりすると、失明の危険がある怖い病気です。ブドウ膜炎になったらすぐに眼科を受診して治療を受ける必要があります。

 

ではこのブドウ膜炎はどのような症状が出るのでしょうか。

 

ブドウ膜炎の症状

黒目のまわりが充血する 

黒目の周りの毛細血管が赤く充血します。

 

目が痛い 

疼くように痛みます。疲れたときなどに頭痛とともに併発する場合があります。

 

視界の一部がおかしい

視界の一部が見えなくなったり、かすんで見えたり、またはいつもよりまぶしく感じるなどの症状があります。

 

飛蚊症

実際に虫が飛んでいるわけではないのに、虫が視界を飛び回っているように感じます。

 

視力が落ちる

視力が急に落ちたり、片方だけ落ちたりするなどの症状があります。

 

症状は両目にあらわれることもあれば、片方のみの場合もあります。交互にあらわれることもあります。

 

症状の程度は良くなったり悪くなったりを繰り返して、慢性化し、視力が徐々に低下してしまうことがあります。慢性化する前に眼科を受診し、適切な治療を受けるのがいいでしょう。

 

完治するまでには、症状にもよりますが一週間から数ヶ月かかります。慢性化すると一生付き合っていく病気となります。

 

ブドウ膜炎の影には違う病気があるかもしれない?

ブドウ膜炎は目玉をぐるりと取り囲む膜に炎症が起きる病気です。ひどくなると失明のおそれがある恐ろしい病気です。

しかし、炎症が起こっている場所が目玉だからといって、原因がすべて目玉にあるわけではないのがこの病気の特徴です。

この病気の原因は、半数が不明ですが、三大原因と呼ばれる病気があります。

 

ベーチェット病

全身の粘膜に炎症が繰り返し起こる慢性疾患です。この病気が原因の場合、突然視力が低下する症状があらわれます。

一回の炎症は比較的短期間で治癒するのですが、炎症を繰り返すことにより組織が傷つき、失明にいたる可能性があります。

近年は良い治療薬が出てきたことで失明の可能性は低くなりつつあります。

治療をきちんと継続して、なるべく視力を落とさないように心がける必要があります。

 

サイコイドーシス

全身に肉芽腫ができる慢性疾患です。免疫疾患に分類されます。この疾患自体も原因不明の疾患です。

この病気が原因によるブドウ膜症の症状は虹彩に炎症を起こし、肉芽腫を形成します。飛蚊症や白内障などが起こる可能性があります。

視力障害を起こすこともありますが、治療を継続している限り失明の可能性は低いです。

 

原田病

全身のメラノサイトという色素細胞を、自分の免疫が攻撃してしまう自己免疫疾患です。

難聴や耳鳴り、皮膚の炎症などがその症状で、皮膚の一部が白くなったり白髪になったりします。

ブドウ膜には網膜はく離が起こります。早期に治療を行い慢性化を防げば失明にいたる可能性は低いです。

 

ブドウ膜症は目の治療のみならず、その影に隠れている病気がないかどうかも慎重に診断してもらうことが大事です。

 

気をつけたい!ブドウ膜炎の合併症

ブドウ膜炎になると、その他の合併症が起こりやすくなり、その合併症によって著しい視力の低下などが起こることがままあります。

よってブドウ膜炎の治療は、合併症とあわせて行うことが重要です。

 

緑内障

眼圧が高くなることで視力に異常が起こる病気です。

ブドウ膜炎では炎症によってはがれた組織や白血球などが、目の水分を排出する管につまって眼圧が上がってしまうことがあり、それが緑内障に発展してしまいます。

定期的に眼圧をチェックして、眼圧が高い場合は治療をする必要があります。

 

白内障

白内障は水晶体がにごってしまうことで起こります。

水晶体がにごることで視力が低下してきます。ブドウ膜炎が1、2年続くと水晶体がにごってきます。

水晶体がにごることで、視力が低下するのみならず眼底がみえづらくなり、医師が眼底部分の異常を見逃す可能性が高くなります。

人口レンズを挿入する治療がありますが、炎症が起こっている場合、再発しやすいのでまずは炎症を治療してからレンズを挿入するほうがいいでしょう。

 

虹彩後癒着

炎症により、虹彩が後ろの水晶体に癒着してしまう病状をいいます。水晶体に虹彩が癒着することで眼圧が高くなり、緑内障に進行してしまいます。

また医師が眼球内を観察しずらくなるため、異常の発見が遅れる可能性があります。

癒着を瞳孔拡散薬などを使用してはがす治療が行われます。

 

黄斑の障害

炎症が続くと、黄斑に浮腫などができ、視力が低下します。また網膜に水がたまり網膜はく離を引き起こします。

症状が軽い場合は元に戻ることができますが、重症化してしまった場合網膜はく離が元に戻ることはありません。

 

いずれの場合も、ブドウ膜炎の治療では合併症に注意しながら、医師の指示を受け治療を継続して受けていくことが重要です。

 

photo by:http://www.ashinari.com/2009/11/21-030578.php?category=186

著者: カラダノート編集部

本記事は、2017-04-16掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


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