アレルギー
ステロイド注射や舌下減感作療法!花粉症の治療法について
飲み薬などの治療法の他に、注射を使う方法があります。
①ステロイド注射による治療
一般的に注射での治療というとステロイド注射を言います。
ステロイドはアレルギー性皮膚炎の塗り薬にも使われるように、抗アレルギー作用を持つ物質です。
持続性があり、1本のステロイド注射で1シーズン分の症状を抑えることができると宣伝している病院もあります。
ただし、ステロイドの副作用については賛否両論があります。持病との関連もあるので、ステロイド注射を希望する場合には医師とよく相談・確認するようにしましょう。
強力な効果があるとはいえ、それはあくまで花粉症が治ったのではなく症状を持続的に抑え込んでいるだけであるという認識も必要です。
②減感作療法の一種
これはごく微量の抗原を間隔をあけつつ少しずつ濃度を上げながら体へ入れ、過敏な免疫反応が起こらないようにしていく治療法です。
抗原を注射で入れる場合が多いですが、最近では注射を使わない「舌下減感作療法」と呼ばれる方法も行われています。
ステロイド注射とは異なり、何回も通院する必要があります。
こちらは症状を抑えるのではなく、症状が起こらないような体質に少しずつ変えていくというような治療法です。
(Photo by: http://www.ashinari.com/2012/12/07-373878.php)
著者: カラダノート編集部