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再発率の極めて高い肝内結石症の治療法と予防法 症状が現れにくい!?

結石

再発率の高い肝内結石症(かんないけっせきしょう)。

その治療法と予防方法とは?

 

肝内結石症とは?

肝内結石症は他の結石症に比べ、再発率が高く治療も難しいため、難病に指定されている病気のひとつです。

 

肝臓内の胆管に結石ができ、治療はおろか完治も難しいとされています。

 

他の結石症より発症率は稀。

食事の内容や衛生環境などの後天的なものが原因で引き起こされると考えられています。

 

肝内結石症から引き起こされる特有の症状はなく、腹痛や発熱などの症状がほとんど。ただし、胆汁が結石により妨げられているため黄疸がでていることがあります。

 

肝内結石症の治療

<外科手術>

手術で結石を取り除く外科的処置を行なう方法です。

胆管を切開して結石を取り除く「切石術」や結石のある部分だけを取り除く「肝切除術」などがあります。

 

<内視鏡>

腹部を切開せずに、小さな穴を開けて内視鏡を差し込み結石を摘出する治療法。

 

肝内結石症の予防

肝内結石症は多くの場合、発症の原因は不明といわれています。

そのため、肝内結石症を予防するためには一番大きな要因といわれている食生活の改善を心がけるしかないでしょう。

 

バランスのいい食事をとり、動物性タンパク質の摂取を控える。

 

肝内結石症の予防、再発防止を考えるのであれば、健康的な生活を送るより他ないのです。

 

一度の治療で治る人は半分以下

肝内結石症はその再発率の高さと、完治しにくさから難病指定されている病気でもあります。

また、再発を繰り返すことで胆管部分に炎症を起こしたり、その炎症が重症化したりする恐れもあります。炎症が重症化することで肝臓自体が機能低下し、命にかかわる危険性も出てくるのです。

 

肝内結石症は再発や合併症を防ぐためにも、定期的に診断・観察が必要な病気です。

 

コレステロールによる胆管結石を予防する6つのポイント!

胆管結石は、コレステロール胆石と色素胆石の2種類があります。色素胆石では、心臓の弁の手術や胃の切除手術、肝硬変などが原因で起きることが多いとされており、予防が難しいですが、現代の日本人に多いとされているコレステロール胆石は、予防することができるのです。

 

コレステロールの過剰摂取を抑える

コレステロール胆石という名前からわかるように、原因はコレステロールの過剰摂取です。コレステロールは卵に多く含まれているため、卵や卵製品を過剰に摂取している人は要注意です。食生活の中で卵を多く取り入れていると感じる人は、控えるように心がけるようにしましょう。

 

肥満を解消する

胆管結石の原因のひとつが肥満です。肥満であるとコレステロール値も高いことが多いので、コレステロール摂取を抑えると同時に、カロリーも抑えて減量するようにしましょう。肥満を解消することで自然とコレステロール値も低くなります。

 

ビタミン・食物繊維を摂取する

肥満やコレステロールの過剰摂取が胆管結石の原因となるならば、カロリーを抑えた食生活に加え、ビタミンやミネラル、そして食物繊維の多い食事をすることが大切です。ビタミンや食物繊維の多い食事はカロリーも抑えられますし、結果肥満解消とコレステロールを抑えることにもつながります。

 

水溶性食物繊維をとる

水溶性食物繊維は胆汁酸と合わさり体外へ排出する働きを助けるといわれています。豆類・ブロッコリー・人参・りんご・バナナ・プルーン・グレープフルーツなどの水溶性食物繊維を意識して摂取するようにしましょう。

 

水分を沢山摂取する

水分を沢山摂取することも胆管結石の予防になります。一日2リットルを目標に摂取できるようにしましょう。

 

日本人の胆石患者の半数以上がコレステロール胆石です。コレステロール胆石は日本人の食生活の変化と共に増えてきた病気といえます。食生活を見直し規則正しい生活を心がけ、胆管結石にならないよう予防しましょう。

 

症状が現れるのは1~3%!あなたも実は胆石持ちかも?!

胆管結石では、吐き気や嘔吐、激しいみぞおちの痛みなどの症状が現れます。しかし、胆石を持っているのに、その症状が現れない人もいるのです。

 

無症状胆石

体の中に石ができる胆管結石では、吐き気や嘔吐、激しいみぞおちの痛みなどが現れることで結石が発見され、治療する、というようになります。しかし、この症状が現れるのは、胆石持ちの実に1~3%ほどであり、自分が胆石を持っていることに気がついていないか、胆石があっても症状が現れないため経過観察のみで治療をしていない人の方が多いです。胆石は胆のう内に留まっている限り、長期間何の症状も現れません。このような状態を、「無症状胆石」といいます。

 

胆石を発見するための検査方法

胆石は症状が現れるまでは、気がつかないという場合も結構あります。実際、定期健診のエコーなどで胆石が発見される方が多いようです。それでは胆石を発見するにはどのような検査方法があるのでしょうか?

 

血液検査

無症状胆石では数値は表れないですが、胆管結石であれば肝・胆道系酵素値やビリルビン値が上昇します。

 

腹部超音波検査

最も簡単で確実に胆石を発見することのできる検査方法です。超音波をお腹の外側から当てることで、胆石があるかどうかを調べることが出来ます。痛みも無く、外来で簡単に検査を行うことができます。小さい胆石も見つけることができますし、その胆石が炎症を起こしているか、癌に発展する恐れがあるかどうかも知る事が出来ます。

 

CT

腹部超音波検査よりもさらに詳しく結石の状態を把握することができます。胆石が複数ある場合は特にそれにがん細胞が隠れている場合がありますが、それも発見することが可能です。

 

NRCP

磁器共鳴胆管膵管(すいかん)造影法で、造影剤を使わずに胆道の撮影ができます。腹部超音波検査同様、痛みも無く検査が出来、胆管内の画像を作ることが出来ます。

 

胆石を持っているかどうかを知っておくことで、急な痛みが襲ってきた時にも対応できますし、経過観察することで胆石の状況を把握し、癌などに繋がる恐れがあるかどうかを知ることも出来ます。定期的に検査を行うなどしてみると良いでしょう。

(Photo by: [http://pixabay.com/ja/%E6%89%8B%E8%A1%93%E5%99%A8%E5%85%B7-%E6%89%8B-%E6%8A%80%E8%A1%93%E8%80%85-%E6%BA%96%E5%82%99-%E6%89%8B%E8%A1%93-%E3%83%9E%E3%82%AF%E3%83%AD-%E3%82%AF%E3%83%AD%E3%83%BC%E3%82%BA%E3%82%A2%E3%83%83%E3%83%97-%E6%BB%85%E8%8F%8C-81489/])

著者: カラダノート編集部

本記事は、2017-04-17掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


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