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胸膜炎は原因により3つタイプがある~胸膜炎の治療は原因特定が第一~

ドラゴンフルーツ

胸膜炎とは、肺をつつんでいる膜が炎症をおこして水分を吸収できず、肺と胸膜の間に水がたまってしまい、胸痛や呼吸困難、咳などの症状を引き起こす病気をいいます。

 

胸膜炎をひきおこす原因はいろいろですが、だいたい三つのタイプに分けることができます。

 

結核性胸膜炎

結核によってひきおこされる胸膜炎です。

 

症状は深呼吸の際の胸の痛み、咳、呼吸困難、全身の倦怠感と顔面蒼白、呼吸困難によるチアノーゼなどです。

 

化膿性胸膜炎

細菌感染などによって起こる胸膜炎です。

 

高熱、頭痛などが主な症状です。また前進の倦怠感があります。特徴として水だけでなく膿がたまります。

 

がん性胸膜炎

悪性腫瘍によって起こる胸膜炎です。

 

肺のいたるところに腫瘍ができることにより炎症が胸膜にも起こります。悪性腫瘍が胸膜にも転移します。高度の呼吸困難が特徴で、ひどい胸痛もあります。

 

診断はレントゲン所見や聴診器などの打診で、位置を把握し胸膜にたまった水を抜き取って成分を検査します。成分によってどれに起因する胸膜炎かを診断します。診断結果によって治療方法が変わってきます。

 

胸膜炎は、胸膜のみの疾患でおこることはほとんどありませんので、その影にはべつの疾患があります。

 

疾患によっては早急に治療が必要なものもありますので、胸痛、呼吸困難などの症状が数日続くようであれば早急に病院へ受診して、適切な治療を受けるようにしてください。

 

ウイルスや細菌が原因で胸膜炎になったら

胸膜炎とは?

 胸膜炎は多くの場合、肺の炎症や肺門リンパ節の炎症が隣接する胸膜に影響を及ぼし、そこに炎症が起こる病気です。

 

様々なウイルスや細菌が原因

 最も多いのは結核性の胸膜炎で、肺や肺門リンパ節の結核から結核菌が胸膜内に進入して起こります。

 その他には、肺炎球菌、れんさ球菌、マイコプラズマ、カビ菌、肺吸虫

などがあります。

 

胸膜炎の症状

結核によるもの

 はじめのうちは殆ど症状に気がつかなかったり、そのまま自然に治ってしまう場合もありますが、症状が悪化してくると、

発熱・咳・痰→胸や背中の痛みが表れます。

胸水が溜まり、圧迫されてくるとチアノーゼを引き起こします。

 

結核以外の細菌性ウイルスやマイコプラズマ性肺炎によるもの

 肺炎の症状(高熱・咳・痰)→胸水が溜まり胸痛が起こる

結核による胸膜炎よりも胸水は少なく、X線撮影でやっとわかる程度

 

細菌性肺炎によるもの

 肺化膿症などから膿胸になった場合は、経過がかなり長引きます。

膿が溜まると高熱となり、血液中の白血球が増加し、全身状態が悪化します。

肺に穴が開いて気管支ろうが出来ているときは、咳が多くなり膿が痰として吐き出され、時には血痰となることもあります。

 

治療とその後の対応

 ウイルス感染症が原因のときは、特に治療は必要ありません。

自己免疫疾患が原因のときは、コルチコステロイド薬による治療ですぐによくなります。

 

非ステロイド性抗炎症薬は、すべての胸膜炎の胸の痛みを抑えてくれます。

コデインなどのオピオイドはさらに強力に痛みを緩和させますが、咳も同時に抑えてしまいます。

 

咳や深呼吸は、肺が潰れるのを防ぎ、結果的に肺炎を予防しています。

ですから、胸膜炎の患者は胸の痛みが治まったら、深呼吸や咳をするよう勧められています。

 

胸部の胸の痛みには、枕など柔らかいものを当ててやると痛みが軽減します。

胸部を固定すると痛みは軽減されますが、肺の拡張を妨げてしまうので、肺がつぶれる無気肺や肺炎を引き起こすリスクが高くなるので、控えるようにしましょう。 

 

 

胸膜炎の治療は原因特定が第一

胸膜炎も、一口に胸膜の炎症というだけで、その原因はとても多様で、とても一口で言えるものではありません。

原因が違えば、胸膜炎の治療の方法もまた違ってきます。

単に胸膜の炎症を抑えるだけでは、その原因を取り除くことには繋がらないからです。

根治的な胸膜炎の治療のためには、その原因を特定することが最初の第一歩となります。

 

胸膜炎となる原因

1.癌による胸膜炎

癌が胸膜に転移することによって引き起される胸膜炎です。

 

2.結核菌による胸膜炎

肺に入った結核菌が原因によって胸膜炎が引き起されます。

厳密には結核とは別の病気であり、原因が結核菌だからといって同時に結核を発症しているとは限りません。

 

3.細菌感染による胸膜炎

厳密には結核菌も細菌ですが、結核菌以外の細菌によっても胸膜炎が引き起されることがあります。

 

4.慢性関節リウマチなど

慢性関節リウマチなど慢性の炎症を引き起す疾患によって胸膜の炎症が誘発されることもあり得るのです。

 

癌に結核菌などの細菌、そして関節リウマチなど、胸膜炎以外の炎症などによって誘発されることもあり得るのが胸膜炎です。

これらの可能性の中から、実際に胸膜炎の原因となった要因を探し出し、適切な対処をすることが、胸膜炎の再発を抑え、根本的な治療することに繋げることができます。

 

考えられる原因の中で最悪な物と言えば、やはり癌が原因の物でしょう。

癌でなくても結核菌や細菌感染、リウマチなどの可能性もあると言うことなのですから、できるだけ早く診断を受け、原因を特定することが推奨されます。

 

 

がん性胸膜炎は肺がんだけが原因ではありません

胸膜炎とは肺をつつむ膜に炎症が起こり、水分を吸収できなくなることで、肺と胸膜との間に水がたまって、胸痛、咳などの症状が出る病気のことをいいます。

 

胸膜炎が起こる原因はいろいろです

 

胸膜炎をひきおこす原因は、結核や細菌などさまざまですが、がんによって引き起こされる胸膜炎もあります。

 

肺がんだけが原因ではない

胸膜炎をひきおこすがんの種類は肺がんが一番多いのですが、そのほか胃がん、乳がん、卵巣がん、膵がん、胸膜中皮腫などもその原因となります。

 

がん性胸膜炎の診断方法

胸部レントゲンで胸水のたまった部分を特定し、針を刺して胸水を採取します。

採取した水の成分を分析し、がん細胞が発見されれればがん性胸膜炎の診断が確定します。

腫瘍マーカーで高値が出たり、血が混じっていたりするのも補助診断として役立ちます。

または胸膜から細胞を採取するなどしてがん細胞の存在を確認することもあります。

 

がん性胸膜炎の治療法

胸水が大量にたまっている場合、水を抜き出す処置をしてから、抗がん剤などでがんの治療を行います。

しかし、多くの場合再発し、予後は不良であることが多いです。

 

がん性胸膜炎は肺がん以外のがんでも発生しますが、やはり原因で一番多いのは肺がんです。

喫煙者は肺がんのリスクが高いので発症の確率は上がります。胸痛などの症状がある場合は早急に病院を受診してください。

注意すべきは中年以降の女性で、喫煙暦がない場合でも肺がんになるリスクは高い傾向があります。

 

いずれの場合も胸膜炎の症状である、胸痛や咳、呼吸困難などの症状が出た場合は病院を受診して、正確な診断をしてもらい治療を開始してください。

 

 

その症状がただの風邪じゃない!胸痛や咳のその症状は、胸膜炎かも…原因には何がある?

深呼吸をすると胸が痛んだり、咳が続くといった症状はないでしょうか?その症状はただの風邪ではなく、胸膜炎という病気かもしれません。胸膜炎の原因には結核などの病気が隠れている可能性もあります。この胸膜炎について、症状や胸膜炎を起こしている原因についてご紹介します。

 

胸膜炎はどんな病気?

胸膜炎というからには、炎症が起こっているのが想像できます。胸膜という場所はあまり聞いたことがないかもしれません。この胸膜炎とはどんな病気なのでしょうか?

 

胸膜って?

胸膜は肺を包んでいる薄い膜です。肺の表面を覆う膜と、その外側を覆う膜があり2重になっています。この2重の膜に囲まれる空間を胸膜腔と言い、少量の水(胸水)がたまっています。

この胸膜腔によって肺にかかる衝撃を和らげたり、呼吸に合わせて収縮する肺の動きを滑らかにしています。

 

胸膜炎とは?

胸膜炎とはこの胸膜に炎症が起こっている状態を言います。炎症によって胸水が過剰に増えることもあります。

 

胸膜炎の症状

胸膜炎の症状には、主に次のようなものがあります。

 

・息切れ、呼吸困難

 

・胸部の痛み

 

・乾いた咳

 

・痰

 

・発熱、悪寒

 

・背中の痛み

 

・だるい

 

胸水が増えることで肺が圧迫されて息切れなどの症状が出ます。

痛みは炎症を起こした場所に起こり、深呼吸したり咳のたびに痛みが出たり、痛みが強くなったりすることがあります。

発熱は原因により、感染を伴えば起こります。

初期症状は風邪と間違えることが多いですが、次第に症状が悪化していきます。

原因によって症状の出方違いますが、徐々に進行する場合は症状に気付きにくいところがあります。さらに、胸膜炎を起こしている原因の病気の症状も混ざって出ると、自覚症状だけでは胸膜炎と判断しにくくなります。

 

原因別にみる胸膜炎&治療法

この胸膜炎には元々の原因となる病気があります。それによって治療法なども異なってくるので、まずはそれを特定することが大切です。

 

肺炎

ウイスルや細菌感染で起こる肺炎は耳にしたことがあると思います。その炎症が胸膜まで及んでしまった場合、胸膜炎を発症します。

細菌によって起こっているなら抗生物質を用いた治療と、安静にすることが基本です。最近は胸膜炎まで至らずに肺炎の段階で発見されることも多く、肺炎に有効な抗生物質もあるので、胸膜炎まで及ぶことが少なくなっています。

ウイルスによって起こっている場合には、自然に治っていくので安静にしています。その中で発熱や胸の痛みなどに対して、鎮痛剤などの対処的な治療を行います。

 

結核

こちらも肺炎と同じく細菌感染による病気です。細菌の中でも結核菌によって起こされ、その細菌で起こされる胸膜炎を結核性胸膜炎と言います。

この場合抗結核薬による治療が行われます。胸水が多くなってしまっている場合には、胸にチューブをさし排液をすることもあります。

 

がん

肺がんなどの悪性腫瘍によって胸膜炎が引き起こされることもあります。がん細胞が胸膜に達したり、血液を介して広がったりして起こります。腫瘍によって引き起こされる胸膜炎の中では肺がんが多いですが、胃がんや乳がんによって引き起こされることもあります。胸膜そのものに腫瘍ができて起こる胸膜炎もあります。

治療はがんの治療が基本です。その上で胸水が溜まってしまうことに対して、結核のケースと同じように排液をすることもあります。また、胸水が溜まらないように人為的に2重になっている胸膜をくっつけてしまう処置がされることもあります。

 

膠原病

膠原(こうげん)病は、自分を守るはずの免疫機能が自分の体を攻撃してしまう病気です。その代表的な疾患がリウマチで、これでも肺に炎症を起こすことが多いです。その結果併せて胸膜炎を起こすことがあります。

慢性的に繰り返す病気なので、継続的な治療が必要です。ステロイド剤や免疫抑制剤による治療があります。

 

早期受診、早期治療が大切

初期の症状では風邪と勘違いしそうですが、だんだんに悪くなってくる症状や、胸の痛み、咳などを感じたら胸膜炎を疑いましょう。早めに受診することで、治療を早く開始できるので、治療の選択肢も多くなります。特に悪性腫瘍のケースを考えれば、勘違いかと思っても念のため受診することをおススメします。

 

photo by:http://www.ashinari.com/

著者: カラダノート編集部

本記事は、2017-04-04掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


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