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粘液性の膵嚢胞は癌になりやすい!?膵嚢胞の種類と癌化リスク。無症状な場合もある胆嚢良性腫瘍

 

■膵臓にできる嚢胞は中に体液がたまるようになっていますが、その体液の性質がさらさらか、ねばねばしているかが非常に重要になります。

 

膵嚢胞に粘液性の体液がたまる場合、その腫瘍は癌化しやすくなってしまうためです。

 

膵臓にできるがんと聞くと膵臓癌を思い浮かべるかもしれません。

膵臓癌は見つけにくく、治すことも困難な癌として有名ですが、この癌化した膵嚢胞は違います。

 

その治療はよほど悪化しない限り簡単に治すことができ、予後も非常に良好なのです。

 

■粘液性膵嚢胞と膵臓癌

●粘液性膵嚢胞

1.膵管内乳糖粘液性腫瘍

粘液性の嚢胞が膵管で部状の房状にできるのが特徴の膵嚢胞。

2.粘液性嚢胞性腫瘍

より大型の嚢胞で、中に隔壁のような構造を持っている膵嚢胞。

※粘液性の膵嚢胞は癌化しやすいが、治療は簡単であり、成功率も高く、予後も良好です。

 

●膵臓癌

膵臓にできる悪性の癌細胞。

※初期症状が表に現れず、早期発見が難しく、治療も難しい通常の膵臓癌。

 

■単に膵臓の癌と言っても、膵嚢胞の癌化した癌の場合は治療を大幅に簡略化することが可能となります。

膵臓癌としてひとくくりにしてしまうことはなく、膵嚢胞性腫瘍からの癌となると、よほどのことが無い限り安心して良いでしょう。

 

しかしそれでもあまりに油断しすぎてはいけません。

粘液性膵嚢胞は癌化しても危険は少ないとは言っても、やはり早期治療するにこしたことはないのです。

他の臓器への転移も考えられますし、時間が経てば立つほど悪性化のリスクはやはり高まります。

 

 

膵嚢胞の種類と癌化リスク

■膵嚢胞とは、膵臓の中もしくは周囲にできた嚢胞に液体がたまることを言います。

この膵嚢胞は種類はほとんどが良性のできものであり、癌化することがありませんが、中には癌化するリスクがある膵嚢胞もあるのです。

 

単に膵嚢胞と診断されてイコール癌と思うほどではありませんし、膵嚢胞の種類をきちんと理解し、どの膵嚢胞なら癌化のリスクがあるかきちんと憶えておけば、余計な心配をする必要もなくなるでしょう。

 

また膵嚢胞から癌化したとしても、よほど進行していない限り、確実に治療可能であることも憶えておきましょう。

 

■膵嚢胞の種類と癌化

1.腫瘍性膵嚢胞

 

●漿液性膵嚢胞

膵嚢胞にさらさらの漿液がたまった腫瘍で、癌化する心配はほとんど無いでしょう。

 

●粘液性膵嚢胞

膵嚢胞の中身が粘液で、この腫瘍は癌化しやすいが、治療は容易な癌でよほどのことが無い限り心配はありません。

 

2.仮性嚢胞 

急性膵炎や膵外傷によってできる膵嚢胞で、癌化の心配は全く必要がありません。

 

■膵嚢胞には急性膵炎などの炎症や外傷によってできるものがありますが、これはほとんどが良性で癌化の心配がありません。

それ以外の腫瘍性の膵嚢胞の内で癌化するのは、嚢胞の中の体液がねばねばと粘度が高いものである場合のみです。

 

この粘液性膵嚢胞は癌化しやすいのですが、すぐに治療すればよほどのことが無い限りほとんど危険無く完治させることができるので、怖がることなくすぐに治療を始めましょう。

 

 

判別が難しい…無症状な場合もある胆嚢良性腫瘍

 

胆嚢良性腫瘍とは?

胆嚢内の腫瘍性病変のうち、悪性のものを除く腫瘍性病変のことです。ポリープも含め、胆嚢良性腫瘍と呼ばれます。

 

30~40歳代に多くみられ、腫瘍性のものと非腫瘍性のものに分けられます。

 

非腫瘍性

非腫瘍性のほとんどがコレステロールポリープと言われています。

 

コレステロールポリープとはコレステロールを食べた組織が集まったものです。単に血液中のコレステロールが、この腫瘍を作っているわけではありません。そして、胆嚢良性腫瘍は癌になる可能性はありません。

 

腫瘍性

腫瘍性のものは、良性と悪性に分けられます。良性腫瘍の発生原因はいまだ分かっていません。また、炎症性の腫瘍の場合、胆石症などの合併症を発症したり、胆嚢炎症状がある事があります。

 

腫瘍性の内、最も厄介なのが、良性か悪性かの判別が難しいことです。胃等の臓器の様に、一部の組織を取り検査し、良性か悪性かの判別をする事が出来ないからです。

 

胆嚢に腫瘍が発見された場合、腹部の超音波検査、CT、超音波内視鏡、MRI等を複合的に使って判別をしなければなりません。

 

症状

良性の腫瘍は無症状な場合が多いので、健康診断や別の病気の検査で見つかる事が多いようです。しかし、胆石や胆嚢炎などがを合併している場合、腹痛や不快感などの症状が現れます。

 

治療方法

5mm以下の腫瘍は1年毎、6~10mmの腫瘍は半年毎に超音波検査等で腫瘍の経過を観察します。

 

腫瘍が急激に大きくなったり、大きさが10mm以上の場合は摘出手術が行われる事が多い様です。10mmを超えると癌になる頻度が高くなるからです。

 

規則正しい生活と、正しい食生活が予防につながります。ストレスを溜めない生活、油分を摂り過ぎない食生活・十分な休養や睡眠を摂る生活を心掛けましょう。

 

(Photo by: http://www.photo-ac.com/main/detail/7571)

著者: カラダノート編集部

本記事は、2017-05-02掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


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