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慢性膵炎の合併症

 

慢性膵炎はそれ自体、進行すると膵臓やその他の臓器への悪影響を及ぼす恐ろしい病気ですが、そこにさらに様々な合併症を引き起すリスクが存在します。

慢性膵炎の合併症の中には、あの怖い
糖尿病もあるのです。

■慢性膵炎の合併症

 

1.膵石
膵管内に結石が形成され、膵液の流れが阻害され
腹痛発作を繰り返し、膵炎を悪化させてしまう合併症です。
慢性膵炎の4割近くが発症する合併症で、重度になると外科的に膵石を除去する手術が必要となります。

 

2.膵嚢胞
膵臓の中や周囲に
液体のたまった嚢胞ができる合併症です。
膵嚢胞は自然に吸収され治癒する場合もありますが、
感染症や出血を引き起こし慢性膵炎を悪化させる場合もあり得ます。

 

3.総胆管狭窄
膵頭部の炎症や繊維化によって、
総胆管が狭窄を起こし、胆汁の流出障害となってしまう合併症です。
時には胆管症を発症させてしまう場合があります。
胆汁を流すためには胆管内にチューブを挿入することになります。

 

4.消化吸収障害
慢性膵炎により
膵臓の機能が低下することで、消化吸収障害を誘発します。
その結果脂肪が消化吸収されずに黄色みを帯びた脂肪便を排泄するようになり、さらに消化吸収能力が低下するとタンパク質の消化もできなくなります。
糖質の消化吸収能力はほとんど低下しませんが、それにより
糖尿病のリスクも高まってしまいます。

 

5.膵性糖尿病
慢性膵炎が進行すると
ランゲルハンス島が破壊されてしまい、血糖値を調整するインスリンを分泌する機能が失われてしまい、糖尿病になってしまいます。

■慢性膵炎になる場合は、多くの場合は生活習慣が乱れており、
生活習慣病である糖尿病のリスクがかなり高くなっていることがあります。そして、合併症でさらにそのリスクが跳ね上がってしまいます。

 

 

 

(Photo by: //www.photo-ac.com/main/detail/1281)

著者: ヒフミさん

本記事は、2016-07-28掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


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