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多汗症抑制薬のメリット・デメリット~塩化アルミニウム

 

多汗症抑制薬のメリット・デメリット

(塩化アルミニウムに関して)

 

多汗症で悩まれている方には、ご存知の方もいらっしゃると思いますが、「塩化アルミニウム」を用いた制汗剤というのがあります。

 

・塩化アルミニウムのメリット

これは、塩化アルミニウムによる、たんぱく質の収斂作用を利用したもので、これを皮膚に塗りこむことで、物理的に汗を抑えようというものです。皮膚収斂を起こし一時的に汗を止めているだけですので、必要な方は毎日塗らなければなりませんが、それでも一般的な外科手術の費用と副作用への不安感と比較すると、安心で安価なものであるという考えから多くの人に使用されています。

 

・塩化アルミニウムのデメリット

過去、1980年代から90年代にかけて、米国やイギリスでアルミニウムを一定量摂取した人に、アルツハイマー病と似た症状が出るという事件がありました。日本においても大学連携のプロジェクトチームによって、脳内アルミニウム蓄積による、神経細胞障害の可能性が発表された経緯があります。

 

では、食事から摂取されるアルミニウムに関してはどうでしょうか?

 

量は1kgあたり7mg/週と言われていますので、体重50kgの人の一日摂取可能量は、FAOやWHOなどの機関が定めているものだと、50mgということになります。


また、同機関が発表している一日の食品含有アルミニウム量は、おおよそ3mg~14mg程度とのことです。また、食品から摂取されたアルミニウムは通常99%が吸収されずに排出されてしまうということも分かっています。

このことから、食品に関しては過剰に心配する必要はなさそうです。

 

では、問題の制汗剤に関してはどうでしょうか?


これに関しては現在まだ確証のあるデータがないようですので、どちらとも言えません。
塩化アルミニウムを配合した制汗剤を製造・販売しているアメリカのメーカーには、ホームページ上でアルミニウムが吸収される可能性はないと公表しているところもあるようです。

 

最後に・・・

 

いずれにしても、確実なことはいえませんが、大事なことは副作用の可能性について知っておくということだと思います。
もしかしたら…という意識があるだけで、毎日使用していたのを週4日に減らしてみたり、専門家に相談をして代替の薬を聞いてみようという気になったりもします。製品情報のみを鵜呑みにせず、全般的な情報を得たうえで、是非納得のいく商品選びをして頂きたいと思います。

 

(Photo by://pixabay.com/static/uploads/photo/2012/12/19/18/15/aluminium-71174_640.jpg?i)

著者: カラダノート編集部

本記事は、2016-08-01掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


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