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気になる病気・症状

ご存知ですか?「脾機能亢進症」

 

「脾機能亢進症(ひきのうこうしんしょう)」という病気をご存知でしょうか。

『脾臓』の機能が『亢進』する、すなわち正常な状態を超えて機能が高まってしまう病気です。

 

実は様々な病気の合併症として、取りざたされる病気です。

ですが、心臓や肝臓に比べて、あまり表立ってこない「脾臓」とはどのような臓器なのでしょうか。

 

◆ 脾臓の役割

脾臓は、お腹の左上あたり、胃の裏側に当たる部分に存在する、縦12.5cm、横7.5cm、幅5cm程度、重さは120g前後の臓器です。

役割は大きく4つあります。

 

・免疫機能

 免疫応答を行うB細胞やT細胞を成熟させる。

・造血機能

 胎児期に、赤血球を作る。生後は骨髄で行われる機能だが、大量出血したり、骨髄での造血が働かない場合には、脾臓で行われることも。

・血液の貯蔵

 人間の脾臓は100-200g程度とそれほど大きくないため、そこまで大きな機能ではないが、筋肉が急激に酸素を必要とする状況で、血液を送り出す。ちなみに、マラソンをして横腹が痛くなるのは、この働きが原因です。

・血球の破壊

 古くなった赤血球を破壊し、中の鉄を回収する

 

◆ 脾臓が肥大する病気「脾腫」

脾臓が何らかの原因で大きくなってしまうこと、これを「脾腫」といいますが、原因は様々です。

例をあげると、肝硬変や白血病、リンパ腫、マラリアなどの感染症、赤血球形態異常など、数限りがありません。

この脾腫が起こると、脾臓の機能が亢進した状態となり、「脾機能亢進症」となります。

 

◆ 脾機能亢進症

脾臓の機能が亢進する(機能が高まる)と、臓の機能の一つである血球破壊が過剰になり、貧血や出血した際に止血機能が働かなくなる、出血傾向などが起きるようになります。

 

◆ 治療法

治療は、脾腫の原因となっている元の病気に対して行うことが基本です。(肝硬変であれば、肝硬変に対する治療を行う) 

ただし、血球破壊の状態まで進むと、脾臓の摘出手術や、放射線による脾臓切除を行うことになります。

 

以前は、脾臓を摘出しても大きな影響はないと言われていましたが、脾臓は免疫応答の役割を担う臓器のひとつであるため、肺炎双球菌などの感染症にかかり易くなります。ですから、様々な感染症の予防接種を受けるなどして、予防しなければなりません。

 

いくら影響が少ないとはいっても、臓器切除は体にも負担。

肝硬変など、アルコールの摂取などを控えることで、予防できる病気もあります。

 

防げるものは防ぎ、健康な体でいたいものですね。

 

[Photo by //pulsedesign.jp/download/clipart/social_medical/index.html]

著者: rippleさん

本記事は、2016-08-02掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


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