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気になる病気・症状

慢性白血病による脾腫

 

◆ 慢性白血病とは

白血病のうち、未熟な造血細胞が増殖する急性白血病とは異なり、分化・成熟能を持ったまま、無制限に増殖する白血病を慢性白血病といいます。

 

症状としては、からだがだるい、疲れやすい、体重が減る、不快感などがありますが、発症してから実際の症状となって現れるまで、 6年から8年ほどかかると言われています。

実際は、健康診断などの血液検査で、数値に異常が見られ、診断されることが多くあります。

 

また、脾臓が大きくなる:脾腫が明らかに起こることも、急性白血病との大きな違いです。

 

◆ 脾腫

脾臓は、胃の裏側辺りにある100g程度の臓器です。

役割は、大きく分けて4つあります。

・免疫機能(B細胞やT細胞を成熟させる)

・造血機能(胎児期に、赤血球を作る)

・血液の貯蔵

・老化した血球の破壊

 

慢性白血病により、異常な血球が血液中に溢れだすと、脾臓が血球を破壊するなどして、機能が亢進します。

結果、脾臓が大きく膨れる、脾腫が起こります。

元は100gぐらいですが、倍以上、果てはおへそぐらいまでや、肝臓と同じぐらいまで大きくなることも。

 

そうなると、その大きさだけで周囲の臓器を圧迫し、影響を及ぼします。

腹部膨満感や、腹部痛、その結果、脾機能亢進症が起こり、血球がより破壊されることになります。

 

◆ 治療

基本的に、まずは慢性白血病の治療が優先されます。

化学治療(抗がん剤)、寛解すれば骨髄移植などで、白血病そのものを寛解に持っていきます。

 

重症の脾機能亢進症で、血球破壊が進むことで止血ができない、重篤な貧血となる場合は、脾臓摘出の手術を受けることになります。

 

脾腫は、慢性白血病に限らず、他の血液系の疾患、感染症、肝臓系の疾患など、様々な病気の二次疾患としてなることが多い病気です。

その数はとても多く、医学書に挙げられているものでも数えきれないほど。

 

もし診断されることがあれば、他の病気との同時治療となることが多くありますが、信頼できる医師のもと、治療に向かいたいものですね。

 

[Photo by //www.ac-illust.com/main/detail.php?id=9640&word=%E8%96%AC%E5%89%A4%E5%B8%AB%EF%BC%8F%E6%A1%88%E5%86%85]

著者: rippleさん

本記事は、2016-08-01掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


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