カラダノートみんなの役立つ予防法や対処法

気になる病気・症状

血小板減少性紫斑病と妊娠・出産

 

出血を止めるのに、重要な役割を果たす血液中の成分、血小板

これが、いきなり減少してしまう病気が、血小板減少性紫斑病(以下ITP)です。

 

発症者の男女比は1:3と女性に多く見られる病気です。

 

◆ ITPの症状

紫斑病、とある通り、あざが増えます

また、出血が止まらない、点状の出血が見られる、口腔出血や鼻血、重症化すると胃腸や脳出血を起こす病気です。

 

◆ 妊娠・出産に与える影響

若い女性の患者も多いことから、妊娠・出産にどのような影響があるのか、心配になる方も多くいらっしゃいます。

 

ITPそのものが、妊娠を妨げることはありません

しかし、ITPの重症度(血小板の量が少ない程)により、大量出血の危険が増加します。

 

また、妊娠中に合併して発症することや、症状が重くなることも

出産に向けて血小板を増やすような治療を行うことになります。

 

妊婦健診や出産は、産科医だけでなく血液専門の医師がいる病院を選択するようにしましょう。

また、治療に用いられるステロイド剤なども、胎盤で分解されやすいもの、されにくいものもあります。

免疫抑制剤に関しては、胎児に影響を及ぼす可能性もあるため、できれば薬を服用せずに体調をコントロールできる時期の妊娠が望ましいともされています。

 

医師・薬剤師と相談し、妊娠時期を考えたり、妊娠中を過ごしましょう

 

◆ 子どもに与える影響

ITPそのものは遺伝しませんが、血小板の減少を引き起こす血液中の抗体は、胎盤を通り抜けて胎児に移行します。

そのため、新生児が血小板減少を起こすことがありますが、母親から移行した抗体は、ひと月ほどで消えるため、一過性の血小板減少となります。

 

しかし、母親の血小板の量が一定以下の場合は、出産時に新生児が頭蓋内出血を起こす可能性もあるとか。

そのため、検査次第では、帝王切開や、経膣分娩でも吸引・鉗子分娩は避けるなどの処置がとられることもあります。

 

 

妊娠・出産というのは、どんなに健康体の女性であっても、何が起こるか分からないものです。

出来得る限りの対策と、情報をもって、そして最後には気持ちを楽にして、子どもを迎えたいものですね。

 

[Photo by //www.ac-illust.com/main/detail.php?id=14823&word=%E8%B5%A4%E3%81%A1%E3%82%83%E3%82%93]

著者: rippleさん

本記事は、2016-08-03掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


通報する

特発性血小板減少性紫斑病に関する記事

脾臓や肝臓で血小板が破壊?!突発性血小板減少性紫斑病とは

  健康診断に行くと行われる血液検査ですが、この検査を通じて様々なことがわ...

血小板減少性紫斑病の種類

  少し、耳慣れない病気かもしれません、「血小板減少性紫斑症」。 血液中...


子どもと[血小板減少性紫斑病]

元気いっぱいの子ども、転んだりぶつけたり、あざを作ったりなんてしょっちゅうです...

突発性血小板減少性紫斑病の症状

  ■血液から血小板が減少する突発性血小板減少性紫斑病ですが、この最後の紫斑病...

カラダノートひろば

特発性血小板減少性紫斑病の関連カテゴリ

ブックマークは20件まで登録可能です
トップへ戻る