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気になる病気・症状

体内の鉄が過剰に……ヘモクロマトーシスとは

 

体中に酸素を運ぶのに必要な、鉄分

足りないと貧血になりますし、サプリメントなどで補っている方も多いのではないでしょうか。

 

しかし、この鉄が体内で増えすぎてしまう病気があるのです。

 

○ ヘモクロマトーシス(Hemochromatosis

肝臓や心臓、膵臓などの臓器に、鉄が過剰に沈着し、臓器の機能障害を生じる病気を、ヘモクロマトーシスといいます。

通常は3g前後の鉄が体内にあるとされますが、ヘモクロマトーシスの患者は最大50g程度にもなるとか。

 

沈着した臓器によって、肝硬変や心筋症、糖尿病などが起こります。

 

○ ヘモクロマトーシスの原因

遺伝性のものと、後天性のもので大別されます。

 

◆ 遺伝性のもの:原発性ヘモクロマトーシス

HFE遺伝子の変異によって起こります。

北ヨーロッパ人に多い変異で、アジア人で少なく、発症率は3分の1以下とされています。

 

◆ 後天性のもの:続発性ヘモクロマトーシス

さまざまな病気や生活習慣により、鉄剤の過剰投与、過剰摂取などが原因で引き起こされます。

 

○ 鉄が多すぎるとなぜ体に悪いのか

細胞内の鉄が多くなりすぎると、遊離した状態の鉄がラジカル等の活性酸素分子種の形成を促進します。

これが、様々な臓器の細胞を攻撃することで、最終的には機能障害に陥ると考えられています。

 

○ 治療法

臓器に沈着した鉄を除去することと、臓器障害に対する対症療法がおこなわれます。

鉄の除去のために、瀉血が行われることが多くあります。

瀉血により失った血を新たに作るため、臓器に沈着した鉄が使われることを目的としています。

 

 

ヘモクロマトーシスは、短期間になる病気ではありません。

臓器障害を起こすまでには、20年~40年と長い年月がかかるのだとか。

 

日本で多いのは、生活習慣が影響する続発性ヘモクロマトーシスと言われています。

 

何事も、過ぎたるは及ばざるがごとし

大切な鉄分ですが、過剰量もやはり問題。

適切に、摂っていきたいものですね。

 

[Photo by //www.ac-illust.com/main/detail.php?id=14487&word=%E3%81%8A%E3%81%98%E3%81%84%E3%81%A1%E3%82%83%E3%82%93%EF%BC%8F%E5%9B%B0%E3%81%A3%E3%81%9F]

著者: rippleさん

本記事は、2016-07-31掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


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