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気になる病気・症状

ヘモクロマトーシスの症状

 

鉄分の過剰量摂取や、アルコール多飲、大量輸血など様々な原因で体内の鉄分が過剰になると、ヘモクロマトーシスという病気になることがあります。

 

◆ ヘモクロマトーシスとは

肝臓や心臓、膵臓などの臓器に、鉄が過剰に沈着し、臓器の機能障害を生じる病気を、ヘモクロマトーシスといいます。

通常は3g前後の鉄が体内にあるとされますが、ヘモクロマトーシスの患者は最大50g程度にもなるとか。

 

沈着した臓器によって、肝硬変や心筋症、糖尿病などが起こります。

遺伝による原発性ヘモクロマトーシスもありますが、アジアではまれで、日本での正確なキャリアの率は分かっていません。

 

◆ ヘモクロマトーシスの症状

組織への鉄の沈着が見られるには時間を要するため、主に40~50代で症状が出る人が多いと言われています。

また、10:1を超える割合で男性の方が多く発症します。

この理由としては、女性は月経や出産、授乳などで鉄分を喪失する機会が多いことがあげられています。

 

・自覚症状

三大症状といわれるのが、肝硬変、糖尿病、皮膚の青銅色の着色です。

ここにはどのような症状が現れるかといいますと、疲れやすい、全身倦怠感、腹痛、手や指・膝や腰の関節痛、性欲減退、無月経、うっ血性心不全、不整脈などです。

肝臓や、糖尿病に伴う、全身症状が主に現れます。

 

・他覚症状

肝臓の肥大、脾腫、関節炎、心筋症、体毛減少、甲状腺機能低下など。

鉄が沈着すると、肝臓、膵臓、心臓、内分泌腺などがダメージを受け、それに伴って肝硬変などの疾病が現れます。

また、皮膚では皮膚の最下層、基底膜にメラニンが沈着します。これが、青銅色の皮膚着色の原因となります。

 

全身に影響するため、本当に様々な症状が現れます

症状が進むと、肝硬変の2割程度に肝がんの合併が見られたり、肝不全や糖尿病性昏睡、心不全などで死に至ることもある、怖い病気です。

 

◆ 予防法

アジア人には少ないとはいえ、遺伝性のものもあります。

家族、親族に患者がいる場合は、医師に相談するなどして、予防や発症に注意を払いましょう。

そうでない場合は、鉄の摂りすぎや過剰飲酒に注意します。

 

鉄分は、酸素を運ぶという大変重要な役割を担うミネラルです。

基本的に、足りないと言われることの多い栄養素でもあり、サプリメントも数多く出ています。

 

かといって、飲めば飲むほど良い、なんてことはありません

 

何事も、適切・適量を守り、生活しましょうね。

 

[Photo by //pulsedesign.jp/download/clipart/home_health/index.html]

著者: rippleさん

本記事は、2016-07-31掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


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