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気になる病気・症状

鉄欠乏性貧血って?

 

 

■貧血とは?

 
貧血は別名で「薄い血」と呼ばれることがあります。
血液はさまざまな成分でできていますが、その中でもっとも多いのが血液の赤い色のもとになっている赤血球です。
赤血球はヘモグロビンを含み、その主成分は鉄です。
鉄は成人でも体内に約4グラムしかない微量元素で、タンパク質と結合して肝臓や脾臓、骨髄に貯蔵鉄として存在するほか、赤血球中にあって酸素を体の隅々まで運ぶ役割を果たしています。
貧血とは、なんらかの原因で赤血球の減少する病気のことをいいます。
 

■赤血球が少なくなる原因は?

 
赤血球が少なくなる原因にはさまざまなものがありますが、もっとも多いのが鉄欠乏性貧血といわれるもので、出血や妊娠・分娩・授乳・成長、あるいは食事中の鉄分不足によって起きます。
鉄は体内では造り出せないので、不足分は食事や薬剤により鉄分を補充することになります。
 

■女性に多い鉄欠乏性貧血

 
○思春期
初潮期以降のこの時期の女性では、貯蔵鉄が失われて貧血の前段階とされる鉄欠乏状態になりやすいといわれています。
生理的に鉄が必要とされる一方で、美容上の理由などから極端な節食・偏食に走りがちなのも一因です。
思春期の貧血は、妊娠貧血の誘因となるので注意が大切です。
また、成長期なので鉄需要がもともと高まっています。
 
○妊娠期
この時期の貧血は、未熟児出生や乳児貧血の発現など、多くの悪影響が現れるもとをつくりだします。
鉄分の多い献立に留意し鉄剤の服用も考慮するなど、鉄分の補給を心がけましょう。
 
こんな症状の中にも貧血は隠れています
・頭痛
・便秘・下痢
・動悸・息切れ
・食欲不振
・めまい・失神
・無月経
 

■こんなことに気をつけよう

 
○出血をともなう慢性疾患の治療
貧血の原因となる慢性の出血で、もっとも多いのは胃や大腸などの消化器からの出血です。
女性では、産婦人科関係の病気による出血があります。
他に尿路系の出血もありますが、男女ともに注意したいのものは痔からの出血です。
出血をともなう慢性の病気は、必ず治療を受けることをおすすめします。
 
○栄養・運動・睡眠
バランスのとれた食事にくわえて、生活が不規則にならないように心がけ、十分な睡眠に留意しましょう。
また運動量の範囲は、貧血の程度に応じて自然に加減されますが、主治医の指示に従ってください。
 
○便秘
鉄分を多くとると腸の働きが弱まりがちなので、便秘の予防を心がけましょう。
 
 
たかが貧血と侮らず、根本から直せるように生活を見直していきましょう。
 
 

著者: yasuさん

本記事は、2016-08-02掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


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