カラダノートみんなの役立つ予防法や対処法
  1. カラダノートTOP >
  2. 気になる病気・症状 >
  3. 血液・血管 >
  4. グロブリン血症 >
  5. 高ガンマ(γ)グロブリン血症とは

気になる病気・症状

高ガンマ(γ)グロブリン血症とは

高ガンマグロブリン血症(高γグロブリン血症)というものをご存知でしょうか。「症」とありますが、正確には病気ではなく病態です。

 

多発性骨髄腫や肝炎、結核、膠原病などの病気に伴い、血液中に存在するγグロブリンの量が増えてしまう状態をいいます。

 

○ そもそも、ガンマグロブリンって?

血漿に含まれるタンパク質を大別すると、2種類に分かれます。それが、アルブミンとグロブリン。このグロブリンをさらに電気泳動で分けて、アルファ1、アルファ2、ベータ、ガンマの4つにカテゴライズされています。

 

このガンマグロブリンの一部が免疫グロブリンとも呼ばれており、病気に対抗する免疫システムの中で、極めて重要な役割を果たす「抗体」でもあります。

 

抗体はB細胞というリンパ球の一種によって産生され、体の中に侵入してきた細菌やウイルス、微生物を異物として認識し、くっつきます。これは、白血球やマクロファージといった細胞に、「食べてもいいよ」というラベル。白血球などはラベルの貼られた異物をとりこんで破壊(貪食)したり、T細胞などのリンパ球がなどが攻撃し、破壊するのです。

 

○ ガンマグロブリンが増える理由

このガンマグロブリンが増えてしまう理由は、数多くあります。

 

免疫が働くと増えるタンパク質ですので、感染症にかかっているときはもちろん、自分の身体を攻撃してしまう自己免疫疾患(膠原病、リウマチなど)、悪性腫瘍、肝疾患でも起こりえます。

 

また、多発性骨髄腫、マクログロブリン血症といった病期でも、高ガンマグロブリン血症となりえます。

 

○ どうすれば分かるか?

高ガンマグロブリン血症かどうかは、血液検査で概ね分かります。

検査項目にある、A/G比、という項目をご覧になったことがあるかたもいらっしゃるのでは。「エージー比」と読み、アルブミンとグロブリンの比率を示しています。(基準値は1.1~2.0)

 

高ガンマグロブリン血症の際には、この数値は低くなります。もちろん、アルブミンが低くなっていても低く出る値ですし、数値が低いからとすぐに病名が出るものでもありません。

 

合わせて他の検査を行い、なぜガンマグロブリンの値が高くなっているのか、調べる必要があります。 

 

様々な病気の結果として起こる、ガンマグロブリン値の上昇。簡単な血液検査で分かる値ですから、気に留めておいてくださいね。

[Photo by://www.ac-illust.com/]

著者: rippleさん

本記事は、2016-07-31掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


通報する

グロブリン血症に関する記事

意義不明の単クローン性ガンマグロブリン血症(MGUS)

  25歳で1%、70歳では5%超とも言われる「意義不明の単クローン性ガン...

ガンと同じ病気!?原発性マクログロブリン血症…その治療法とは?

  人間の血液の中には様々な物質が存在し、それらの物質の量を測ることで病気を予...


マクログロブリン血症の治療ってどんなもの?また診断は?

             はじめに、マクログロブリン血症とはマクログロブリン...

マクログロブリン血症とは?

血液中に存在するリンパ球のうち、免疫グロブリン(ガンマグロブリン)のIgMを産...

カラダノートひろば

グロブリン血症の関連カテゴリ

ブックマークは20件まで登録可能です
トップへ戻る