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ガン・悪性腫瘍

多発性骨髄腫の8つの種類

 

免疫にかかわる形質細胞が異常増殖する、多発性骨髄腫

血中のガンマグロブリン量(M蛋白)が増えたり、酷い腰痛に悩まされたりして受診の結果、診断されることが多い病気です。

 

血液のがんであるため、骨髄腫細胞が増殖する骨髄のみならず、全身様々な臓器や場所に、症状を起こします。

主な症状は、骨の痛み、神経障害、貧血や感染症、腎臓の障害などです。

 

○ 骨髄腫の種類

骨髄腫には8つの種類があり、どの種類の骨髄腫であるか、国際基準に則って診断します。

 

1)MGUS(monoclonal gammopathy of undetermined significance)

直訳で、「意義不明の単クローン性ガンマグロブリン血症」ですが、1年間に約1%の割合で骨髄腫に移行すると考えられています。厳密には骨髄腫に含まれず、基本的には経過観察となります。

 

2)無症候性骨髄腫

臓器障害のない骨髄腫のことですが、MGUSと比べると、血清M蛋白が増える、骨髄腫細胞が増加しています。

MGUSと同様に、直ちに化学治療が必要ではありませんが、年単位で次の症候性骨髄腫に移行する可能性があるため、経過観察となります。

 

3)症候性骨髄腫

臓器障害のある骨髄腫であり、化学治療(抗がん剤治療)が行われます。

 

4)非分泌型骨髄腫

骨髄腫の中で、血液や尿中にM蛋白が見つからない骨髄腫です。全骨髄腫の3%ほどがこちらに属します。

治療は3)症候性骨髄腫と同様に化学治療を行います。

 

5)孤発性骨形質細胞腫

通常、多発性骨髄腫では複数の骨に病変が見つかるのに対し、画像検査で一か所の骨に腫瘤性病変が見つかるタイプです。M蛋白や臓器障害を認めず、治療は切除や放射線療法で消失させるため、予後は症候性骨髄腫より良好ですが、2~4年で4分の3ほどが一部が症候性骨髄腫へ移行するとされます。

 

6)髄外性形質細胞腫

骨および骨髄以外の組織に発生する形質細胞腫です。口腔や鼻、喉、消化管に発生することが多いとされます。大きいものは、症候性骨髄腫への進展が多いと考えられています。

 

7)多発性形質細胞腫

形質細胞腫が多発するもので、臓器障害は認めず骨髄は正常です。

腫瘤が少ない場合は放射線療法などの局所療法で対応、多い場合は化学療法が選択されます。

 

8)形質細胞白血病(PCL)

血液中の形質細胞数が一定数より多いものを、PCLと呼びます。化学療法が選択されます。

 

 

多発性骨髄腫の予後はあまり望ましくなかったのですが、近年新規薬剤の開発が非常に目覚ましく、サリドマイドやサリドマイド誘導体などが認可され、使用されています。

 

血液検査で高γグロブリン血症とされたり、腰痛が続いたりして受診される方が多いそうです。

新薬も認可されてきている現在、一刻も早い発見が望まれます。

 

[Photo by //pulsedesign.jp/download/clipart/home_health/index.html]

著者: rippleさん

本記事は、2016-08-02掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


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