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多発性骨髄腫の治療法

 

多発性骨髄腫とは、部の異物(ウイルスや微生物)などから体を守る、形質細胞が、異常に増殖してしまう、血液のがんの一種です。

 

何らかの原因で異常な形質細胞(骨髄腫細胞)が増え、さらにはこの骨髄腫細胞がが産生する異常なガンマグロブリン(M蛋白)が血液中に増え、全身症状が起こるのです。

 

具体的な症状としては、骨の痛み、感染症、腎障害、貧血、神経症状などと多岐にわたります

ここでは、多発性骨髄腫の治療法についてご紹介します。

 

○ 標準量化学療法

化学療法は抗がん剤を用いる治療法です。

骨髄腫細胞を破壊し、量を減少させ、病気の進行を抑える目的で使用されます。

この、骨髄腫細胞が減り、M蛋白も減り悪化しない状態(プラトー)となることを目指すのです。

 

抗がん剤は腫瘍細胞のみならず、正常な細胞も破壊してしまいます。

そのため、吐き気、食欲不振、倦怠感など、副作用を起こすことも多いもの。

この副作用を止める薬や対策なども多くあるため、個人個人の症状や状況に応じて、使用する薬剤などが決定されていきます。

 

○ 自家末梢血幹細胞移植を伴う大量化学療法

自家末梢血幹細胞移植とは、事前に自分の血液を採取し、そこから造血幹細胞を取り出します

その後、大量の抗がん剤による化学療法を行い、骨髄腫細胞を破壊、再度造血幹細胞を体に戻して、造血機能を回復させる治療法です。

 

これは、多量の抗がん剤により、正常な細胞も破壊されるため、免疫力が著しく低下します。

実施には、高齢者でない、重篤な肝障害や腎障害がないなどの条件があります。

 

○ 新規薬剤

近年、骨髄腫細胞を減少させる薬剤が、次々と開発・認可されています。

新規薬剤も、単独であったり、他の抗がん剤等と併用して用いられます

 

ただ、催奇形性で有名になったサリドマイドやその類似薬剤もあり、使用時は男女ともに妊娠は禁忌となります。

また、これまでの抗がん剤で効果が得られなかった場合に用いられることが多いです。

 

○ 対症療法

これまであげてきた治療法は、基本的に骨髄腫細胞の増殖を抑える、破壊することが目的です。

しかし、骨や全身の臓器に影響がある骨髄腫ですから、その各所の症状を抑えることも治療の一つです。

 

○ 外科療法

形質細胞腫などのうち、腫瘍が小さい場合などでほとんどが切除できる場合に行われます。

 

 

骨の痛みは、一番つらい痛みと言われるほどです。鎮痛、緩和医療もQOL向上には非常に重要です。

体の変化は医師や看護師、薬剤師や理学・作業療法士など、様々なスタッフと共有し、治療に参加していきましょう。

 

[Photo by //pulsedesign.jp/download/clipart/home_health/index.html]

著者: rippleさん

本記事は、2016-08-02掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


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