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気になる病気・症状

薬剤性腎障害とは

健康のために、と飲む薬。体に影響を与えるのですから、何らかの副作用が起こるのは、実は当たり前のことなのです。

 

しかし、その症状が腎臓障害を及ぼすほど、重篤になることもあるのです。

 

○ 薬剤性腎障害

多くの薬は服用後吸収・分解され、血液に入ります。血液は、腎臓で不要物を濾過されるため、薬剤も必ず腎臓を通ります。

 

そのため、量が多すぎたり、体に合わなかったりすると、腎臓に障害を及ぼすこともあるのです。

 

◆ 量依存性腎障害(中毒性腎障害)

薬の種類には関係なく、大量に摂ると急性尿細管壊死となってしまい、急性腎不全となることもあります。

 

特に障害を及ぼしやすい薬剤を腎毒性を有する薬剤と呼びますが、そのような薬剤の場合には使用量を少なくしても、長期連用すると中毒性腎障害となることがあります。

 

アミノグリコシド系抗生物質が著明で、腎機能障害が元々ある場合には使用されなくなってきています。

 

◆ 薬剤アレルギー性腎障害(DIHN)

薬剤に対するアレルギーが腎臓のネフロンや間質と呼ばれる部位に起こり、炎症が起こることがあります。これを、急性間質性腎炎と呼びます。

 

◆ 免疫機構を介する薬剤性腎不全

薬剤が尿細管の細胞に集まり障害をおこした結果できた副産物に対し、抗原抗体反応が起き、炎症がおこってしまう(腎炎)ことがあります。関節リウマチに用いられる金製剤などが著明です。

 

腎臓に障害が起こると、尿の量が極端に減ったり色が極端に変わったりしない限りは、体がだるい程度のことと思ってしまい、薬を飲み続けた結果悪化、急性腎不全の原因ともなりかねないのが現実です。

 

薬剤は、用法・用量を守ることはもちろん、過去のアレルギー歴も医師・薬剤師に伝え、適切に管理するようにしましょう。 

[Photo by //www.irasutoya.com/]

著者: rippleさん

本記事は、2016-07-29掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


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