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気になる病気・症状

薬で歯茎が腫れる?~薬物性歯肉肥大

 

健康を取り戻すために服用する薬。

しかし、体に影響を与えるものですから、悪い影響を与える副作用は切っても切り離せない関係です。

 

そんな副作用が、口内に現れる場合もあるのです。

 

○ 薬物性歯肉肥大

ある種の薬剤を服用することにより、その副作用として歯肉が腫れ、厚くなることがあります。

これを薬剤性歯肉肥大といい、歯肉増殖症という疾患の一つとして挙げられています。

 

抗けいれん薬であるダイランチン(フェニトイン、アレビアチンなど)や、狭心症や高血圧に使われるカルシウム拮抗薬(ニフェジピン、アムロジピ、ペパラミルなど)、免疫抑制剤(シクロスポリン)などでおこることがあります。

 

薬によっては、50%前後の方に、歯ぐきの腫れが見られるというデータも。

 

重症化すると、歯茎が歯を覆うまで増殖し、歯並びにまで影響を及ぼします。

 

○ 症状

歯磨きなどをきちんとしていなかった際に起こる歯肉増殖症(炎症性歯肉肥大)は柔らかく、赤く腫れて出血しやすいのが特徴ですが、薬物性歯肉肥大は固い歯ぐき、無痛で薄いピンク色となり、出血を伴うことはありません。

よく腫れるのは、前歯の唇側(外側)で、口の中全体が腫れることもあります。

 

歯肉の結合組織では、線維芽細胞の分裂が活発になって増え、コラーゲン量も増加しています。

 

 

○ 治療法

薬剤中止・休薬が最もよいのですが、特にダイランチンはてんかんの主な治療薬であるため、中止できないことがあります

また、過剰な歯ぐきを外科的に除去することもありますが、根本的な治療ではないため、再度増殖することもあります。

 

ただし、歯のない部位には、歯肉増殖が見られないそう。つまり、口内環境がよいと歯肉炎が改善されるため、口腔清掃指導が行われます。

実際に、ブラッシングの指導や歯石の除去などのプラークコントロールを行うことで、カルシウム拮抗剤を服用しながらも歯肉増殖を軽減できたという報告もあるそうです。

 

口の中を清潔に保つことは、歯肉のみならず虫歯、歯並びや、高齢になっても歯を保つことにとっても重要です。

綺麗に保ちましょうね。

 

[Photo by //www.irasutoya.com/2013/04/blog-post_3538.html]

著者: rippleさん

本記事は、2016-08-02掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


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